はいどうも、カワウソだよ。
かつて、『頭のいい人、悪い人』というのが流行った。
頭の良い人と悪い人の物の見方の違い pic.twitter.com/veezNfo7HO
— micorun ryo🍲 (@micorun) May 27, 2017
これには反動があったけれど、批判も多く寄せられた。むしろ、批判のほうが多かったようにも思う。
そもそも、実際頭の良さを調べる方法はいくつもあり、その定義も曖昧なところがあるね。
『頭がいい』とは何か、その定義を考えずして発表したことが、大きな批判を呼んだ一因ではないだろうか。
今回は、頭のいいとは何かを考えるうえで、より具体的な頭の良さ、『IQの高い人』にフォーカスして考えていくよ。
元MENSA会員だけど、高IQ団体に入るメリットはないと思っている
元MENSA会員の僕が、『IQの高い人』について客観的に考える
メンサとは
メンサとは、高IQ者の『たまり場』である
まず、IQの高い人について考える前に、僕の所属しているMENSA(メンサ)という組織について説明しておこう。
メンサとは、IQが全人口の上位2%の人が入れる組織なんだ。IQ値で測ると130(標準偏差15)、または148(標準偏差24)だ。
標準偏差という基準によって、130と表記されたり148と表記されたりするよ。
日本の医学界では標準偏差15を採用することが多いけど、国際的なIQ検査は標準偏差24で表記されるそうだよ。
なお、メディアや本で使われているIQは後者のことがおおいよ。そっちの方が、本当は同じIQであっても高く見えるからね。
著名な有名人として、お笑い芸人のロザン宇治原さん、脳科学者の茂木健一郎さんや中野信子さん(中野さんは現在脱会)、ミス慶応準グランプリの上野瑚子さん、そして2019年に加入を表明して話題を呼んだ声優の小岩井ことりさんや小松昌平さんなどがいる。
小岩井ことりさんも入会!メンサ会員の特徴を現会員が考えてみた
で、メンサ会員は何をするかというか。ただ懇談したり、一緒に旅行やゲームをしたりするんだ。
脱出ゲームもやることもあって、頭を使うゲームはいろいろやってるよ。
「え、それだけ?」と思われるかもしれないのだけれど、「これを目的にしていこう」という明確なものはなくて、単に交流の場となっているのが実際のところだよ。
そんな、よくわからない組織メンサに僕は所属している。
こちらが証拠写真。
(テキトーにとったので、otterのoが隠れているとかいう指摘は勘弁していただきたい。)
メンサの入会試験について
また、メンサの入会試験についてなのだけれど、どういう問題が出題されるのだろうかみていこう。
実をいうと、メンサの入会テストは公開されていないんだ。
どうも、生涯に3回しか受験できないらしく、そのために過去問がいきわたってしまうとどうも都合が悪いようなんだ。
とはいえ、世界は広い。実は、メンサの入会試験にそっくりな問題はすでに作られているんだ。
これがコチラ→iqtest.dk
(注意
スマホから、当ブログの記事を通してアクセスされ、文字化けやおかしなスタンプのようなイラストが表示されたと報告してくださりました。
iqtest.dk自体は危険なサイトではないですが、念には念を入れ、スマホからのアクセスはされないようご注意ください。)
このサイト、ちょっと不便なことがある。
なんと、safariやGoogle Chromeからのアクセスができないんだ。
アクセス方法は、Microsoft edgeからのみ。Macやスマホからは無理だ。
しかも、無事edgeからアクセスしても一苦労。
adobe関連で一度ブロックされる。
PCの左上に「adobeを許可しますか?」という質問が出てくるから、「一度のみ許可する」を押そう。
これで、ようやくIQテストにたどり着ける。
僕がこのテストを最初に知ったときはまだ国内でインターネットエクスプローラーが主流だったこともあって、これほどの苦労はしなかったよ。
なお、このテストを作ったのはデンマークメンサの方だそうで、IQ値も25万人以上の人の回答から計算されたものだそうだ。
arealmeみたいな、1問正解で10ポイントみたいな単純なものではないよ。
みたところ、最高点は150。
とはいえ、メンサに入るためにはこれに全問正解する必要はなくて、135を超えれば十分勝ち分はあると思っているよ。
ぜひ、(edgeから)やってみてね。
もう一つ、ノルウェーメンサの簡易テストがあったので掲載しておくよ。
コチラはGoogle chromeからでもアクセス可能だし、かなりJAPAN MENSAと形式・内容ともに近い。
海外のメンサでは、知識も求められるものも出題される(二次元におけるメビウスの輪は、三次元における何であるか答えよ等)とネットで見たことがある。しかし、こういった3×3形式の幾何的な問題が出題されるのは世界共通なんだろうね。
メンサはバカ高い
ただこの組織、試験代が10000円、年会費が2000円くらいいるんだ。
もちろん、落ちた人もそれだけ払わなきゃいけない。
TOEICや英検1級の受験料より高いのに、社会に使えない、完全に自己満足のためだけにお金を払うのが馬鹿馬鹿しくなって、一度退会したよ。
しかし、大学を卒業して、もう一度何か頭をフルに使う場が欲しくなって、再入会したよ。
メンサ再入会の方法は下のリンクを参考にしてほしいよ。
高IQの人の特徴1:パターンに気づく能力
メンサの入会テストはパターン認識能力しか問わない
では、メンサ会員の特徴、IQの高い人の特徴を考えていこう。
少なくともジャパン・メンサの会員に共通していることは、パターンにいち早く気づく能力に卓越しているという点だ。
というのも、ジャパンメンサの入会試験は、このパターン認識能力しか問われないんだ。
どういうテストが出題されるのか具体的に公開するのは禁止されている。使いまわしされているという噂もある。
とはいえ、試験に類似した試験は探せば見つかる。
下リンクにあるような、3行3列に図形がでていて右下の?にあてはまる画像を当てるやつ。これが45問出題される。
上の問題とそっくりな問題がでたよ。
言語の違いによる得点差をなくすためか、言語系の問題はだされなくて、全問図形問題だったよ。
上の試験はノルウェーで作られた問題だけど、他にもイギリスで作られたメンサ類題もある。これもまた、同じような図形パターン問題だった。
ということは、ジャパンメンサに限らず、他の国においても、『パターンに気づく能力』をはかる問題がメンサ入会テストに出題されるようだね。
『点が右下に1つずつズレてる』とか『差が等差数列になっている』とか、そういう特徴を発見できるかどうか、それがIQの高低を調べるカギとなるようだね。
このような規則性を発見する能力を鍛え上げれば、少なくともJAPAN MENSAには入れるのではないかな。
高IQの特徴2:論理を飛ばして考える
メンサ会員は論理を『感覚的に』とらえる
では、メンサ会員はパターン認識能力以外で何か特徴はあるのだろうか。
実はある。それが、論理展開が非常に速いということだ。
例えば、『AならばB』『BならばC』『CならばD』ってとき、普通なら順番に説明するところを、MENSAの人たちは、『AならばDだよね。』で済ませちゃうんだ。
どちらかというと、『A→B→C→D』のB,Cを、わざわざ言わなくても分かるよねって感じで省略して話してしまう。
メンサ会員でない人に説明しようとすると、BとCの部分を説明しなければならないのだけれど、論理展開のスピードが早いメンサ会員にはその『感覚的論理』を分かりあえる。だから、AならばDだよねで通じてしまう。
高IQは『多く』ではなく『深く』展開していく
これを応用して考えてみよう。
すると、高IQの人がリンゴを見た場合、
『アップル社、アダムとイブ、リンゴ・スター…』と、リンゴから直接思いつく単語が多いんじゃなくて、
『リンゴ→アップル社→スマートフォン→アンドロイド→Google→検索エンジン→yahoo!→…』
のように、どんどん矢印が続いていく。そういうイメージだ。
つまり、『広く』より、『深く』進んでいくのが、IQの高い人の特徴じゃないかな。
高IQのまとめ
MENSAのテストではパターン判定能力が試され、その会員の多くは会話において論理展開を高速で行う。『頭のいい』の定義は様々あるが、IQの高さに限定して言えば、それはパターン判定能力・論理展開を行う能力だろう。
今回はここまでだよ。
もちろん、これは一考えにすぎないということを頭に入れておいてね(^●ω●^)
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