公開日:2018年10月16日

ネットのIQテストについて元MENSA会員が考える


はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。

今日も頑張っていこう。

世の中にはIQテストというものがある。

多くの人が自分のIQを知りたいようだ。

それを狙ってか、ネット上にはさまざまなIQテストがあふれかえっている。

しかし、はたしてそれらは実際にIQを測るのに適しているのだろうか?

今回は、ネットにはびこるIQテストについて考えていこう。

メンサ会員がIQを上げる方法を具体的に考えてみる

1.IQテストではIQを測れない

1.1.IQで測られるものは多種多様

まずそもそも、IQとは何だろうか。

なんとなく、頭の良さだと考えている人も多いだろうけれど、より細かく見て見ると、少し違うところがある。

いくつかあるけれど、今回は田中ビネー式というものをみてみよう。

ウィキペディアによれば、田中ビネー式知能検査では、結晶性知能・流動性知能・記憶力・論理推理の4つを測ることができるそうだ。

記憶力と論理推理はいいとして、前者二つをみていこう。

まず結晶性知能こちらのサイトにはこのように書いてある

過去の経験が土台になる専門的または個人的な能力をさし、ことわざで表すと「三つ子の魂百までも」というような概念にあたる。 免許や学位などの専門的な知識や、料理などの日常の習慣、長年にわたる趣味の手順や方法なども結晶性知能にあたる。

過去の経験・知識の豊富さの度合いとということだ。

記憶力などの能力と比較すると、高齢になっても低下しにくいという特徴がある。認知症患者でもこの能力を失わない人もいるそうだ。

亀の甲より年の劫とか、おばあちゃんの知恵袋とか言うのは、高齢者のかたが高い結晶性知能を備えていることを指していることを言っているようだね。

それに対して流動性知能。こちらは一般に「頭の良さ」と呼ばれるものに近いだろう。

流動性知能とは、正式には流動性一般能力と呼び、動作性の知能と捉えることができる。

新しい場面への適応に必要な能力をさし、具体的には、推論する力、思考力、暗記力、計算力などが挙げられる。 集中力も流動性知能の一部である。

これらの能力を応用しながら、初めて経験するような新しい場面に遭遇した際に「どのように行動すればよいか」「どう対処すればよいか」と考え振る舞うことができる。

田中ビネー式と「推論」「記憶」の点が共通しているけれど、思考力・記憶力・計算力・集中力など。

勉強ができる人はこの能力が高いだろうし、それ以外でも、新しいことにチャレンジしてすぐに『コツ』をつかむ人、独創的で鋭い発想ができる人も流動性が高いということになる

この流動性知能(推論・記憶含む)と、結晶性知能の二つが、本当のIQテストでは計測されるんだね。

1.2.ネットのIQテストはIQの一部しか測らない

さて、ではネットのIQテストは、この水準を満たしているだろうか。

僕がしらべた中で、結晶性知能と流動性知能の両方を計測しているものは見つからなかったよ

例えば、IQテストと検索してトップに出たコチラのテストを見てみよう。

なかなか面白く作られていた。

というのも、わずか15問の問題数の中、法則性の発見・文章理解能力・計算など、流動性知能のいくつもの能力を試す問題がある。

例えば次のような問題。

1,2,4,6,9,18,16,?

?に当てはまる数字は何? (問題は私作成のオリジナル問題です)

これはいわゆる数列問題で、数列の法則性を発見する能力が必要となる。

ほかにも、ABCDEのアルファベットを、条件のもとに並べ替えるなど、読解力と思考力が試される問題もあった。

しかし、それはあくまでIQ、その中でも流動性知能の一部しか検査していない

15問しかないから当たり前といえば当たり前だろうけれど、流動性知能の一部である記憶力の検査がなかった。

結晶性知能については全く触れられず、かといって流動性知能に限ったとしても完璧ではない。

やはり、あくまでゲーム感覚でやることを想定しているね。

2.MENSAだってダメダメだ

2.1.MENSAの試験はネットのテスト未満

IQといえば、MENSAを思い浮かべる人もいるだろう。

MENSAはIQ上位2%の人がはいれる組織とされている。

僕のツイッターアカウントに「MENSAとamentiaが似ているのは偶然でしょうか」と書いていた人がいたけれど、語源も内容も全く関係ないから誤解しないでほしいよ。

それで、IQが全人口上位2%とはいったけれど、ネットでは、その合格率は60%ほどだという噂もある。

MENSAがやけに珍しく見られるのは他の要素もあると考えているよ。詳しくはこちらの記事を読んでね。↓

元メンサ会員だけど、高IQ団体に入るメリットはないと思っている

IQが高くても、メンサ会員になっても、メリットは少ない

で、実際受けた身からすると、この合格率60%というのはあながち間違いではないと思う

というのも、入会テストで検査される能力があまりに限定的で局所的過ぎるからだ。

MENSA入会試験は公表できないんだけれど、ネットのIQテストの中でMENSAテストに近いなと思ったのがこのサイト

本番は30分で45問試験だったけれど、出題形式はこのテストと同じだ。

図形が3行3列、右下を除く8つ描かれていて、さあ右下にはどんな図形が当てはまるでしょうというのを延々と解かされる。

つまり、この45問で問われる能力はまったく同じ。法則性に気付く能力ただ一つだ

かといって、その能力がずば抜けて高くなければ合格できないかといわれると、そうでもない。

レベルとしては、上記したネットテストと大差ないように感じる。

すなわち、ネットIQテストと難易度は変わらず、試験範囲を狭めたのがMENSAの入会試験ということになる

畢竟、高IQ集団を自慢しているMENSAのテストで測られる能力は、IQのほんの一部でしかない

あくまで入会試験だけで見れば、MENSAの試験はネットのIQテストに劣ると言わざるを得ない。

また、そういう偏ったテストの合格者だから、はたして本当にIQが高いかどうかというのは、疑問だよ。

メンサ会員の人には、実際に医者の監督のもとでIQテストを受けてほしいな(僕も受けたいよ)

今回の記事をまとめると

IQには『経験知』と表現できる結晶性知能と、いわゆる『頭の良さ』として挙げられる流動性知能とがある。

ネットのIQテストでは流動性知能がはかられるが、記憶力が検査されないなど、完璧ではない。

MENSAの入会試験は流動性知能の中でも、パターン性・法則性発見能力のみを調べるものであり、試験される能力の範囲はネットのテストにも劣る

今回はここまでだよ。

みんなはMENSAで消耗しないようにしようね。

IQを高めるよりも、数学や英語を勉強しよう(^●ω●^)

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Published by english-otter

早稲田大学先進理工学部生。英語とクイズ番組が好き。 社会問題も興味あり。計算も好き。要はたいがい好き。 好きな人は小倉唯。男性は伊沢拓司。 twitter @english_otter Naverなどまとめサイト・キュレーションサイトへの無断転載は禁止しておりますのでご了承ください

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