はいどうも、カワウソだよ。
以前から気になっていた組織がある。それが、『高IQ者認定支援機構』というものだ。
これまでIQやメンサについて記事を投稿してきた僕としては大変興味深い団体だと思い、調べてみたよ。
高IQ者認定支援機構(以降、HIQAと表記)は、ギフテッドのような、特殊な才能を持った人を見つけ、支援していく団体なのだそうだ。
その団体については後日書くとして、今回は、そんな高IQ者認定支援機構の簡易IQ検査をやってみたので、その感想・結果を書いていくよ。
簡易検査はコチラから。
HIQA-Web簡易検査について
簡易検査は簡単ではない
まず、簡易検査という名だけれど、ほかのネット上のテスト感覚で受けられるようなものではない。
なんせ、結果の通知が受験してから24時間後に通達されるんだ。その時点でまず、巷のIQテストとは違う。
そもそも、なぜ『簡易』かというと、CAMSという高域知能テスト(有料)も実施しているんだ。
そして、このCAMS、なんと受験に3時間かかる。
60分の知能検査が10分休憩をはさんで3回行われるらしい。それも、ネットではなく、実際会場に行って解くようだ。
対して、HIQA簡易検査は60分。これなら、メンサ入会試験に毛が生えた程度だ。しかも無料。これをやらないわけにはいかない。
というわけでやってみたよ。
ただし、高IQ者を発掘するためのテストだ。そう簡単に回答できるものではなかったよ。
HIQA簡易検査の難易度は
さて、ではそんなHIQAのレベルや内容を書ける範囲で書いていく。
まず問題形式だけれど、基本的にはいわゆるネットのIQテストと変わりなかった。いわゆる『図形の行列推理』というやつだ。規則性に基づいて、?にあてはまる図形が何かを答える。
IQは知識量ではなく、当然似たり寄ったりなものになるのだろう。むしろ、知識を使ってでしか解けない問題は作っちゃダメだから、あまりにも独特な問題を作ることは難しい。
しかし、その難易度はちょっとえげつない。
60分間で30問が出題されるのだけれど、初見で分からなかった問題が5問あった。
僕は、無料のIQテストで分からなかったことはこれまでほとんどない。少なくとも、1割以上の問題が分からなかったのは初めての経験だった。
詳しくは言うことは、今後の受験者の正答率に影響を与える恐れがあるからしないけれど、図形をどう回すか、もしかして三次元的に動かすんじゃないか、逆に、ついつい三次元的にとらえてしまうけれど実は二次元的にとらえるべきではないかとか、とにかく多面的に考えた。
メンサの入会試験では直感的にどういう法則なのかわかったのだけれど、HIQAはそれを上回っていた。簡易版であるにもかかわらず。
頭に自信があり、時間もある人にはもってこいの検査だと思ったよ。
HIQA簡易検査の結果
満点を取得(たぶん)
で、検査をうけた翌日、結果がメールで送られた。
HIQA(通称:ハイカ)という高IQ認定団体支援機構の簡易テストにて、IQ147以上を記録しました。
『以上』とついてるってことは満点かも。割とうれしい。 pic.twitter.com/6isx1ex3kn— カワウソ🦦語学と数学と脳科学と夫婦 (@english_otter) March 9, 2020
「IQ147以上」らしい。正直驚いているよ。
ほかの方のツイートでは、IQ138というように数字だけが送られてくるようだ。
『以上』とついているということは、ぼくは満点正解だったと予測される。
ただし、正直なところ、これを真に受けてはいない。
というのも、中間報告によると、IQ145以上を記録した人が全体の1割以上もいるというのだ。
高IQ用の試験を受験する人はそもそもギフテッドとかそういうのに興味ある人だから、当然たくさんいてもおかしくない。とはいえ、IQ147以上は全体の0.09%程しかいない(sd15)。ざっと見て1000人に1人の天才ということになる。たとえ図形推測という特定の分野に限ったとしても、僕自身そこまでこの分野に強いという実感はない。メンサの中でも優等生なわけではないし、せいぜい100人に1人、IQ135程度ではないかと思っている。
ハイレンジ系のテストを受けたことがないからわからないのだけれど、実感として予想しているIQ値より10ほど高く出る可能性があるのではないかな。
あくまでも簡易検査だしね。この結果を過信しないように努めるよ。
CAMS受験について
前向きに検討したい
で、HIQAの本試験ともいえる、CAMSについてだ。
現段階では、受験するか否か、迷っている。
というのも、機構が発足間もない(2019年4月設立)こともあってか、いくつかの批判を受けているようだ。
『ギフテッドを支援するという目的のためであれば、独自のテストをする必要はないのではないか』という意見があるのだけれど、確かに一理ある。
というか僕自身そう思っているところがある。
ただ、僕はとりあえず好意的にとらえ、受験する方向で考えているよ。
とりあえず、メンサ自体も特に深い理由があって入ったわけではなかったし、幹部の人などを調べてみた結果、少なくとも悪意ある組織ではなさそうだと判断しているよ。
今回はここまでだよ。
IQの高さに自信のある人、そして、その高IQを生かせないというフラストレーションのある人は、一度無料テストを受けてみることをオススメするよ(^●ω●^)
CAMSの受験結果はこちら→ハイレンジIQテスト・CAMSを受験した感想
高IQ者認定指定機構の就職あっせんに関して
あくまでも『趣味』として利用した方が安全
ブログ『努力する子の育て方』にて、高IQ者認定指定機構の高知能者支援に問題があることが指摘されています。
【注意喚起】事業許可無しに「高IQ人材を企業に紹介」とのたまう自称高IQ者支援団体にご用心
この記事では、HIQAは人材紹介、人材派遣の許認可を厚労省から得ていないと書かれています。
HIQAは、まだ歴史もなく、制度上不十分なところがあることは覚悟していましたが、許認可を得ていないとすれば、その機構設立の趣旨が大きく崩れます。
どの程度信頼できるかは、皆様の判断にお任せしますが、わたくし個人としては、高IQ者への支援を目的とした受験を考えている方は、しばらく様子を見た方がいいのではないかと考得ています。
調査をしていない一ブログが結論を申し上げることはできません。最終的には、皆様の判断で受験するかどうかを決定されるのがよいかと思います。
ただ、上記ブログでは、CAMSの試験内容自体を否定されていますが、私自身は、あくまで趣味として受験するのであれば、試験内容自体は申し分ない質だと考えています(それをIQととらえるかどうかは別の問題ですが)。
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