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メンサの特徴・テスト内容・メリット・攻略法を現役MENSA会員が考える

更新日:

はいどうも、カワウソだよ。

時々話題になる組織がある。それがMENSA(メンサ)だ。

 

メンサとは、IQが人口の上位2%以内の人のみが入れる組織だ

IQの値で言うと、131以上のIQが入会に必要ということになる。

 

(補足)

(IQの表示方法にはいくつかあって、主に標準偏差1524の2つのタイプがある。日本の医学界などでは標準偏差15が一般的なのだけれど、標準偏差24を基準にしている検査もある。

上位2%のIQというのは、標準偏差15で言うとおよそ130だが、標準偏差24だと148となる。

テレビ番組や書籍などでメンサが紹介される際は、より数値が高く見える標準偏差24のパターンを採用していることが多い。

例えば、高IQ者が考えた 解くだけで頭がよくなるパズル (集英社ノンフィクション)で著者でメンサ会員の関口智弘氏は 後者、『メンサはIQ148以上』と書いているけれど、

MENSA、ISI、HELLIQに所属する 天才のパターン思考 2時間で知能が高まる「思考の技術」の著者で、メンサだけでなくより入るのが難しいHELLIQなどの会員である青木聡 氏は、前者、『MENSAはIQ130以上』を採用している。

どの程度まで意図しているかは分からないけれど、IQ130かIQ148か、どちらの表記を選ぶかによって、関口さんは自分の所属するメンサの凄さを、青木氏はHELLIQがメンサよりすごい組織なのだということを際立たせているね。

この記事ならびに当ブログでは読者の皆様にバイアスをかけてほしくないために、日本の医学界でよく使われている標準偏差15の方式を使用しています)

 

さて、そんなメンサだけれども、有名人の入会で話題となることがある。

2019年、声優の小岩井ことりさんが4月に入会、さらに9月には同じく声優である小松昌平さんが入会したことでも話題となった。

声優・小岩井ことりが天才だけが入れる「MENSA」会員に!自身の声も波形解析し研究する異才

アイマス声優の小松昌平、高IQ団体「MENSA」に合格 先輩会員の小岩井ことりもすぐに反応

 

今回は、そんなメンサの現役会員である僕が、メンサについて、そして入会するメリットなどを語っていくよ。

さらには、メディアなどではあまり語られないようなメンサのデメリットについても書いていくよ。

 

IQが高くても、MENSAに入っても、メリットは少ない

元 MENSA会員だけど、IQが高い人の特徴を考えてみる
MENSAのことを、内側から考えてみた-マツコ会議から。

 

MENSA(メンサ)とは

メンサは高IQの人のみ入れる組織

 

まず、メンサとは何なのか、改めて説明しておこう。

メンサMensa)は、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体である。高IQ団体としては、最も長い歴史を持つ。会員数は全世界で約12万人。支部は世界40か国。イギリスリンカンシャーにあるケイソープ英語版に、本部(メンサ・インターナショナル)を持つ。

ウィキペディア メンサ

 

世界にはいくつか高IQ団体があるのだけれど、その中で最も長い歴史を持つのがメンサだ。

だから、おそらく最も知名度が高いんだろうね。

イギリス人弁護士とオーストラリア人弁護士によってつくられたのだけれど、もともとは、イギリス人弁護士の妹があまりにIQが高すぎて男性が寄ってこず、彼女に見合った知能の持ち主を探すためにつくられたとされているよ。

高IQ集団として知られているメンサだけど、そのもとをたどれば『メンサとは合コンのための組織』といえるかもしれないね。

 

とはいえ、現在のメンサはそのような集団ではなくなっている。

現在において、メンサとは何のために存在する組織なのだろうか。

ひとことで言うと、メンサとは、IQの高い人がいろいろする集まりの一つだ。現在は、特定の目的で存在しているものではない。

ただ、『IQの高い人が集まる』ということに意味があるから存続しているんだ。

 

どういうことか。

メンサは単にIQの高い人のあつまりというだけであって、学歴も職歴も全然違う。

そして、別に会員だからといって特別な義務があるわけでもなく(入会費などは必要だけど)、他の会員と一度も交流したことがないメンサ会員だっている。僕自身、それほど積極的に参加しているわけではない。

 

イベントは、連絡さえすれば会員がほぼ自由に開催することができる。だからその内容もまちまちだ。

メンサ会員はパズル好きなひとが多いから脱出ゲームやオリジナルのパズルのイベントが多いけれど、それだけでなく、団体旅行をしたり、カラオケ大会なんかもある。

本当に千差万別なんだ。

 

だから、『メンサとは』と一言で表すのはなかなか難しいんだ。

逆に、その『色々やっている』というのがメンサの特徴の最たるものだと思うよ。

メンサ入会テストの内容は

 

では、そんなメンサに入るためにはIQテストを受けて合格しなければいけない。

では、そのメンサのテストではどのような問題が出題されるかを解説していくよ。

 

実をいうと、メンサの問題を公表することは禁止されている。一応高IQの人が入る組織なのだから、メンサの入会試験を丸暗記した低IQの人に入ってこられたら困るのだろう。

とはいえ、全く同じではないものの、JAPAN MENSA入会試験と酷似しているテストはネットに転がっている。

いくつか調べた中で、最も試験に近いと感じたテストの一つがこれだ。

IQテスト(Microsoft edgeからのみアクセス可能)

注意

上に掲載していますテストをスマホからアクセスした結果おかしな画面が現れたという報告がありました。

私自身自分のアイフォンからアクセスしましたが、異常は確認できませんでした。

サイト自体には問題はないはずですが、皆様には念のため、edge以外からのアクセスは控えるようお願い申し上げます

 

上のリンクのテストと同じように、図形が3行3列、右下以外に書かれてあって、この規則性に基づけば、右下に当てはまる図形はなんでしょうというもの。それを選択肢の中からえらぶ。

実際の試験は、30分で45問、実際に試験場で紙の上に書くタイプだった(白黒)。

 

僕が受験した時に言われたのだけれど、正しいと思う番号に×をつけ、訂正する際に〇をつけるという方式だったよ。

どうも、イギリスの本部からそう言われているそうなんだ。ちょっと変わっているね。

 

メンサ会員の特徴

さて、そんな入会試験に合格しているメンサ会員にはどういう特徴があるのか。

正直なところ、学歴も職歴もいろいろで、そういう履歴書に書けるような共通点は存在しない。

 

しかし、メンサ会員の多くにはある共通点があった。

それは、パターン認識能力と論理的思考力に長けているという点だ。

 

まずパターン認識能力。これは、何かの規則性・法則性に気付く能力のことだ。

メンサに合格する、IQの高い人は、このパターン認識能力に優れている。

 

数列パズルでいえば、例えば以下のような問題

1,4,2,2,4,1,8,?

の?にあてはまる数字は何か瞬時にわかる。

(この問題は僕オリジナルの問題だ。正解したらメンサに入会することも考えてみるといいと思うよ)

 

あるいは日常生活においても、「この地域はラーメン屋は繁栄するけれどカレー屋はあまり長続きしない」といったことに、なんとなく気づくのが得意な人が多いよ。

 

論理的思考能力は言わずもがなだ。AならばB、BならばCとどんどん話を展開していく。

メンサ会員は、この論理展開のスピードが速い。

だから、A→B→C→Dとするところを、いきなりA→Dといったりするよ。

たまに、早口でいろいろ言ったりする人がいるけれど、そういう人はもしかするとIQが高いのかもしれないよ。

 

世の中は論理的に考えて対処できる問題と、論理的に考えても太刀打ちできない問題とがある。そして、メンサ会員は、その得意とする論理的思考能力とパターン認識能力で、その両方の問題に十分対応できると考えているよ。

 

メンサ入会のメリット

高IQ同士で話があう

 

では、そんなメンサ。入会したところでメリットはあるのだろうか。

一番のメリットは、話があうこと。これに限る。

「話があうなんて他でもできるじゃん」と思ってはいけない。

自慢でもなんでもなく、高IQの人が抱える結構辛辣な悩みと関係してくるんだ。

 

上で書いたように、IQの高い人は話の展開が速い

一見よいことだけれど、これが日常生活で支障をきたすことがあるんだ。

 

例えば、笑うタイミングが人よりも若干はやい。

話のオチに気付いてしまう。

小さなことだけれど、こういうのが積もり積もると、なんとなくストレスになってしまうよ。

 

メンサ会員同士ではそういった話のぎこちなさが少なくなる。

会員の方と話していると『楽』に感じる。

丁寧に説明しなくてもある程度わかるから、めっちゃ楽なんだ。

 

そして、お互いが速く理解できるから時間を大幅に節約できる。

これが結構快適にかんじるんだ。

メンサ会員になる一番のメリットは、この『話が合う』ということに限るよ。

 

メンサのデメリット

メンサは受験料がバカ高い

 

逆に、メンサに入会するデメリットもあるだろう。

以下、それを一つ一つ書いていくよ。

 

まずは入会費だ。

なんと、10,000円もする。

たった30問の問題のために、10000円を払わなければいけないんだ。

 

比較のために他の資格試験・入学試験の受験料を提示すると

英検1級 9500円

漢検1級 5000円

早稲田大学先進理工学部 35,000円

センター試験(3科目以上)18,000円

 

ちなみに言うと、このメンサ受験料、不合格になっても返金はされない。

大学受験で不合格になっても返金されないのと同じだね。

 

 

ちなみに、別途入会金3,000円・入会された年の年会費(3,000円を月割り)・入会された翌年の年会費3,000円・会員証発行料2,000円が必要だよ。

 

よほど自信がない限りは、やはり受験はリスキーだと思うよ。

 

高学歴な人は受験するメリットがあまりない

また、難関大学の学生であれば、メンサに入ったところであんまり大きな体験にはならないと思っているよ。

というのも、メンサでやるようなことは難関大学の中でもできるからね

 

傾向として、IQの高い人は勉強ができる

特に数学的思考力に関してはその関係が強い。

逆に、理工系の学部に入ると数学に強い人は大勢いるから、事実上メンサみたいなものだ。

 

また、理工系でなくとも、例えば美術系に進んだ人であっても、その業界で自分と似たセンスの持ち主に出会い馬があうことは多いだろう。

 

メンサに入れるほどIQの高い人は偏差値の高い大学や学部・あるいは美的感覚の優れた人のいる組織に入りやすくなり、そしてそういう場では知的活動が盛ん、すなわち結果論的に言えば、頭がよりよくなる。

 

実際、僕自身大学生の時に一度メンサを脱退しているよ。

大学卒業後、もう一度入ることにしたけれどね。

 だから、入るとすれば高校生の時とか、逆に大学・大学院を卒業した後でなければ、メンサに入っても意味がないのではないかと思うよ。

 

 

メンサはまだまだ誤解されている

メンサ会員だからクイズに強いわけではない

メンサ会員の芸能人が増え、この組織について知る人が増えたように思う。

しかし、まだまだメンサに関しての誤解は多い。

特に強く誤解されているのが、『メンサ会員は勉強ができる』『メンサ会員はクイズに強い』というものだ。

 

2019年12月2日放送のフジテレビ系のクイズ番組『ネプリーグ』で、メンサ会員の岩永徹也さんが出場した。

しかし、彼は時事問題に答えることができず、そのために放送後ちょっと炎上した。


岩永さん、というかメンサを擁護する意図で書くのだけれど、別にメンサ会員であることとクイズにつよいことは同義ではない。

また、知識問題に超えられない程度でメンサの株が落ちることは一切ない。

 

というのも、上で書いてあるように、メンサはIQの高い人が入れる組織であり、そしてIQはパターン認識能力の程度をさす指標だからだ。

確かに、IQの高い人が高学歴であり、メンサ会員の芸能人が知識系のクイズで活躍する場合は多い。

しかし、知識量はIQの高さとは全く関係がない。

 

さらに言うと、岩永さんのクイズにおける貢献度を分析すると、まさに彼が高IQの特徴をとらえていることがわかる。

岩永さんが活躍するクイズ番組(Qさまなど)では、単に知識があれば確実に勝てるものではない。早押し問題等、問題を推測する能力が問われるし、パズル的な能力も試される。

IQが高いと、情報を処理したり、空間的な把握能力が高かったりするから、岩永さんの高IQはがQさまで活かすことができる。

しかし、ネプリーグでは、純粋な知識量を問われる問題が多い。「日本国民の何%か」と割合を予想する問題もあることはあるのだけれど、延滞的に見ると知識量を問う問題が多い。

先ほども言ったように、知識量とIQは何の関係もない。だから、岩永さんが自分の高いIQを活かせなくても何らおかしいことは無いんだ。

 

岩永さんに対して怒っている人は、メンサ、というかIQについての基本的なことをよく知っておこうね。

 

IQが低いのにメンサに入るメリットはない

メンサはテレビが過剰報道しすぎている

 

世の中には、MENSAに入りたがる人が一定数いるようだ。

多分、それはテレビの過剰広告のせいだと思っているよ。

例えば、とある番組でメンサが「超人集団」という、現実と乖離した大げさな表現で放送されていたそうだね。ぼくはああいう表現にへきえきしているよ。

あるいは、Googleでメンサと検索すると、「メンサ 対策」とサジェストに出てくるよ。

 

テスト対策までしてメンサ会員になりたがる人がいるようだね。

 

 

でも、メンサの入会テストはIQを測定するためのモノだ。

それの対策をして入会したところで、身体測定の前日だけ朝食を抜いて少しでも体を軽くするようなものだ。

そういう対策をしたところでさほど大きな効果は出ないだろうし、それで入れたとして、そういった対策なしでメンサに加入している人と比べて見劣りするのではないかな。

ぼく自身対策せずに合格したしね。対策せずとも受かる人は受かるし、落ちる人は落ちるんじゃないかな。

 

(ただし、直前の対策ではなくて日ごろから頭を鍛えて頭をよくするという意味での対策はオススメできるよ。

体重でいえば、昨年70kgの人が運動と食事制限をして、1年かけて60kgになるというのは可能だろう。(大変だとは思うけれど)

それと同じだ。

 

IQも、今は100とか110であっても、トレーニング次第ではIQ130140にすることは可能だと思っているよ。

そうすることで、IQを高くしたうえでメンサに入会した方が、IQ120の状態でメンサ会員になるよりも得るものは大きいはずだよ。

 

では、どうすればIQを高くすることはできるのか。

メンサに合格するための対策法は以下の記事に書いているからぜひ読んでみてね↓

メンサテストに確実に合格する対策法をMENSA会員が考えてみる

 

メンサに合格する攻略法を考える

メンサの入会試験は正直簡単すぎる

正直、芸能人でもない限り、メンサに入るメリットはほとんどない。少なくとも、高IQであらずして入るのはほとんど意味がない。

しいて言うなら外で自慢するくらいだろうか。中で何か話そうにも、あまり楽しめないんじゃないだろうか。

 

はっきり言って、メンサの入会試験は簡単だ。たぶん東大京大に受かって人なら100人受けて100人とも合格するレベルだし、あまりメンサを過大評価しないほうがいい。

とは言え、「何としてもメンサに入りたい」という人はいる。その人のために朗報だ。

ノルウェーメンサが作った疑似テストがある。これをやってみよう。

メンサ模擬テストはこちらから

今までは別のメンサテストをオススメしてきたのだけれど、Microsoft edgeでしか開けないという鬼面倒な条件があったのと、このテストが改善され、もともとあった問題ミスがなくなった(と見受けられる)ことから、今ではこちらのテストを推奨している。

実際やってみるとわかるけれど、なかなかの難易度だ。正直、JAPAN MENSA試験より若干むずかしいと思われる。

 

ただ、何度かやってみた限り、満点じゃなくてもIQ150を出すことは可能のようだ。

このテストで145以上が出たら、入会を考えてみてもいいと思うよ。

(ここでは、答えは公表しません。自分で考えることに意味があります。まずは時間制限を気にせず、回答をゼロから考えてみましょう)

 

MENSAを自慢するは敗者だ。

Twitterを見ると、自分のIQがいくつだとかメンサ会員であるとかをやたら自慢する人がいるよね。

ユーザー名にMENSAと入っていたり、あるいは自己紹介欄の一番初めにMENSA会員と書いていたり、とにかくメンサであることを自己アイデンティティの上位に位置付けている人がいるよ。

 

検索すると、うち4割くらいがブロガーか仮想投資事業をしているかなんだけど何か関係があるのかな。

 

さて、そういう人達を、故・スティーブン・ホーキング博士はこういっている。

自分のIQの高さを誇示する人は敗者だ (NewsWeekより)

僕もホーキング氏には共感するよ。

 

IQの高いのは別にいいことだけど、IQの高さを自慢するということは、ほかに自慢することがないのことのあらわれだろう

あるメンサ会員で馬主の方がIQクイズの本を出版していたけれど、その人が馬主として活躍していればIQ本は出さないだろう。

 

たとえばツイッターのbio(プロフィール)において、英語力があるなら英語の資格を、学歴が誇りなら学歴をはじめの方に書くのが一般的だよね。そういう誇りがあるならば、いの一番にメンサとは書かない。

誇りに思っていながらあえて書かない人もいるけれど、そういうひとはMENSAであることもプロフィールには書かないだろう。

 

したがって、ユーザー名にメンサと入れたり、あるいは「IQ148以上の人物が入れるメンサの会員」というようにわざわざ書いている人(とある脳科学者の著書の著者プロフィールがそうだった)は、ちょっと残念な人だというのが僕の結論だよ。

 

 

今回はここまでだよ

まとめると、メンサのメリットは『高IQ同士で話があうこと』だ。

IQが平均とかけ離れていると、どうしても日常生活で不具合が生じる。

一見なんてことないじゃんと思うかもしれないけれど、実際はいってみると結構快適だった。

 

逆に言うと、「他の人と話が合わない」、あるいは、ネガティブな意味で「自分は人と違うんだ」とうっすら感じている人でないと、メンサに入るのは難しいし、類似するテストで対策した結果合格したとしても、たいして楽しめないんじゃないかと思うよ。

 

メンサの入会テストを受ける際は慎重にね(^●ω●^)

 

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追記1:メンサは高収入か

高IQが特別高収入というわけではない

 

コメントを頂いたので、それに関して追記をするよ。

どうも、高IQの人は頭がはやく、したがって高収入だ。したがってメリットはあると思う。

という旨の意見をいただいた。

 

僕は、実際にメンサ会員とかかわってきて、メンサに入れるほど高IQな人がずばぬけて高収入なことは少ないと思っているよ。

というのも理由は主に2つ。

一つは、少なくともメンサ会員はゴーイングマイウェイとうか、自分のやりたいところをやるという人が多い

つまり医者や弁護士など、一般に儲かるといわれている職業にそもそもはなから興味がない人が多いんだ。

(ただし、関心がある人がおおいのか、精神科医・知能検査にかかわっているお医者さんは何人かいる)

 

もう一つの理由は、そもそもお金に強い関心がない人が多いから。

もちろんお金はないよりはあった方がいい。

しかし、メンサ会員におけるお金の意識はその程度だ。

 

どこかのつり革広告ではないけれど、

プライベートを犠牲にして月に50万稼ぐよりも、

自分の趣味に力を入れて月30万かせぐひとのほうがおおい。

 

あるいは、問題を解いたり考えたりすることに脳のエネルギーが全部注がれてしまって、お金どころか生活のやりくりさえままならない人だって大勢いる。

世界で2番目にIQの高い人はホームレスだしね。社会でやっていく能力は、IQが高すぎるとかえって失われるのかもしれない。

 

そういうことを加味すると、どうもIQの高さと収入はさほど強い関係はないのではないかなと思うよ。

 

追記2:メンサの情報は嘘ばかり!?

『メンサ商法』に騙されるな!

 

どうも、メンサというのはお金になるようだ。

そして、金のためなら嘘をついてもいいと考えているメンサ会員がいるのも確かなようだ。

 

つまり、『メンサ会員が考えた頭の良くなるクイズ!』的なのを出版すれば売れると思っている。

それ自体は否定しない。僕自身メンサの記事を書いて小銭を稼いでいる身だから何も言えない。

 

しかし、その信憑性を増すために、科学的に根拠のないこと、ひどいときには、科学的に間違いだと証明されているような主張をもとにして独自の理論を書いて出版している人がいる。

僕は、そういう売り方を『メンサ商法』と名付けることにする。

メンサが一部の人しか入会できないことをいいことに、「IQの高い人はこういう特徴がある。こういうことをすればIQが高くなる」と嘘を書いている書籍を見かけた。

 

1人のメンサ会員として、僕はこういった行為を厳しく非難させていただく。

実際のメンサ会員から見て、世の中で「メンサ」とついている書籍はいろいろと怪しいものが存在しているということを、この場で派っきりと書いておくよ。

 

追記3:テレビ番組はメンサの扱いに注意してほしい

上でも少し書いたのだけれど、『メンサ=クイズが得意』というわけでは決してない。

何度も書いているように、メンサ会員・IQの高い人はパターン認識能力に優れている。

だから、クイズ番組でも、推測する力が試される、推測力が高ければ早押しできるものに関しては活躍できる。

たとえばQさまや東大王ではそういう問題があるので、メンサ会員の岩永徹也さんが注目を浴びるときもある。

 

しかし、純粋な知識量はIQと関係がない。

だから、ネプリーグのような、純粋な知識量を問う形式には強くない。

ネプリーグなどで、あたかもメンサを高学歴と同一視して扱っているようだ。

だけれど、メンサ会員と高学歴とは基本的なところが異なるということを意識してもらえると嬉しいよ。

 

 

本日は以上だよ。

これを読んでいるみんなが、メンサに関してあらぬ誤解をしないことを願っているよ(^●ω●^)

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