公開日:2018年5月6日

高IQ組織メンサのメリットを現役MENSA会員が語ってみる


はいどうも、カワウソだよ。

時々話題になる組織がある。それがMENSA(メンサ)だ。

 

メンサとは、IQが人口の上位2%の人のみが入れる組織だ。数値でいうと、IQ130(標準偏差15)以上の人が入会をゆるされている。

ちなみに、メディア的に言うとIQ148以上ということになるよ。詳しくは下のカッコ内をみてね。

 

(IQの表示方法にはいくつかあって、主に標準偏差15と24のタイプがある。日本の医学界などでは標準偏差15が一般的なのだけれど、標準偏差24としている方が見た目数値が高くなるため24を採用することが多い。

メンサのIQを148以上と表記している場合、標準偏差24のバージョンを使っているということになる。

僕はなるべく変なバイアスをかけてほしくないために、日本の医学界でよく使われている標準偏差15の方式を使用しています)

 

さて、そんなメンサだけれども、有名人の入会で話題となることがある。

2019年でいえば、声優の小岩井ことりさんが4月に入会、さらに9月には同じく声優である小松昌平さんが入会したことで話題となった。

アイマス声優の小松昌平、高IQ団体「MENSA」に合格 先輩会員の小岩井ことりもすぐに反応

 

あるいは、『IQ』ということに関しても多くの人が関心があると推測している。

不定期的にツイッターでは「あなたのIQは?」的なゲームがトレンドに上がるし、少なくともこの記事を読んでいるそこのあなたはIQやメンサといったことに興味関心があるのだろう。

 

そんな、多くの人が気になっているIQ。

そのIQが人口の上位2%以内でないと入会できない高IQ組織『メンサ

今回は、そんなメンサの現役会員である僕が、メンサについて、そして入会するメリットなどを語っていくよ。

 

 

IQの高さのデメリットなどについて知りたい人は、以下の記事をクリックしてね(^●ω●^)

 

IQが高くても、MENSAに入っても、メリットは少ない

元 MENSA会員だけど、IQが高い人の特徴を考えてみる
MENSAのことを、内側から考えてみた-マツコ会議から。

 

MENSAとは

メンサは高IQの人のみ入れる組織

 

まず、メンサとは何なのか、改めて説明しておこう。

メンサMensa)は、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体である。高IQ団体としては、最も長い歴史を持つ。会員数は全世界で約12万人。支部は世界40か国。イギリスリンカンシャーにあるケイソープ英語版に、本部(メンサ・インターナショナル)を持つ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B5

 

世界にはいくつか高IQ団体があるのだけれど、その中で最も長い歴史を持つのがメンサだ。

だから、おそらく最も知名度が高いんだろうね。

イギリス人弁護士とオーストラリア人弁護士によってつくられたのだけれど、もともとは、イギリス人弁護士の妹があまりにIQが高すぎて男性が寄ってこず、彼女に見合った知能の持ち主を探すためにつくられたとされているよ。

いわば、合コンパーティだね。

 

そんなメンサで会員は何をしているか。簡単に言うと、『いろいろしている』というのが本当のところだ。

単にIQの高い人のあつまりというだけであって、学歴も職歴も全然違う。

 

そして、別に会員だからといって特別な義務があるわけでもなく(入会費などは必要だけど)、他の会員と一度も交流したことがないメンサ会員だっている。僕自身、それほど積極的に参加しているわけではない。

 

イベントは、連絡さえすれば会員がほぼ自由に開催することができる。だからその内容もまちまちだ。

メンサ会員はパズル好きなひとが多いから脱出ゲームやオリジナルのパズルのイベントが多いけれど、それだけでなく、団体旅行をしたり、カラオケ大会なんかもある。

本当に千差万別なんだ。

 

 

 

メンサ入会試験の内容は

 

では、そんなメンサに入るためにはIQテストを受けて合格しなければいけない。

では、そのメンサのテストではどのような問題が出題されるかを解説していくよ。

 

実をいうと、メンサの問題は公表することが禁止されている。もし予行演習などされてIQの低い人にMENSAに入られるとブランド力的に問題があるととらえているのだろうか。

 

とはいえ、全く同じではないものの、JAPAN MENSA入会試験と酷似しているテストはネットに転がっている。

いくつか調べた中で、最も試験に近いと感じたテストの一つがこれだ。

https://mensa.dk/iqtest/

上のリンクのテストと同じように、図形が3行3列、右下以外に書かれてあって、この規則性に基づけば、右下に当てはまる図形はなんでしょうというもの。それを選択肢の中からえらぶ。

実際の試験は、30分で45問、実際に試験場で紙の上に書くタイプだった(白黒)。

 

僕が受験した時に言われたのだけれど、正しいと思う番号に×をつけ、訂正する際に〇をつけるという方式だったよ。

どうも、イギリスの本部からそう言われているそうなんだ。ちょっと変わっているね。

 

メンサ会員の特徴

さて、そんな入会試験に合格しているメンサ会員にはどういう特徴があるのか。

正直なところ、学歴も職歴もいろいろで、そういう履歴書に書けるような共通点は存在しない。

 

しかし、メンサ会員の多くにはある共通点があった。

それは、パターン認識能力と論理的思考力に長けているという点だ。

 

まずパターン認識能力。これは、何かの規則性・法則性に気付く能力のことだ。

数列パズルでいえば、例えば以下のような問題

1,4,2,2,4,1,8,?

の?にあてはまる数字に気付ける。

あるいは日常生活においても、「この地域はラーメン屋は繁栄するけれどカレー屋はあまり長続きしない」といったことに、なんとなく気づくのが得意な人が多いように見えるよ。

論理的思考能力は言わずもがなだ。AならばB、BならばCとどんどん話を展開していく。

メンサ会員は、この論理展開のスピードが速い。

だから、A→B→C→Dとするところを、いきなりA→Dといったりするよ。

 

メンサ入会のメリット

高IQ同士で話があう

 

では、そんなメンサ。入会したところでメリットはあるのだろうか。

一番のメリットは、話があうこと。これに限る。

「話があうなんて他でもできるじゃん」と思ってはいけない。自慢でもなんでもなく、高IQの人が抱える結構辛辣な悩みと関係してくるんだ。

 

上で書いたように、IQの高い人は話の展開が速い。一見よいことだけれど、これが日常生活で支障をきたすことがあるんだ。

しかし、それが当たり前になってしまうと、一般的な人と少しかみあわなくなってしまう。笑うタイミングが若干はやかったり、はたまた話すスピードがはやかったり。それらが積み重なると、妙にぎこちなく感じる。

 

メンサ会員同士ではそういったぎこちなさが少なくなる。

会員の方と話していると『』に感じる。

丁寧に説明しなくてもある程度わかるから、めっちゃ楽なんだ。

 

そして、お互いが速く理解できるから時間を大幅に節約できる。

これが結構快適にかんじるんだ。

 

メンサのデメリット

メンサは受験料がバカ高い

 

逆に、メンサに入会するデメリットもあるだろう。

以下、それを一つ一つ書いていくよ。

 

まずは入会費だ。

なんと、10,000円 もする。

たった30問の問題のために、10000円を払わなければいけないんだ。

 

比較のために他の資格試験・入学試験の受験料を提示すると

英検1級 9500円

漢検1級 5000円

早稲田大学先進理工学部 35,000円

センター試験(3科目以上)18,000円

 

ちなみに言うと、このメンサ受験料、不合格になっても返金はされない。

大学受験で不合格になっても返金されないのと同じだね。

 

 

ちなみに、別途入会金3,000円・入会された年の年会費(3,000円を月割り)・入会された翌年の年会費3,000円・会員証発行料2,000円が必要だよ。

パンフレット 舞台『刀剣乱舞』 悲伝 結いの目の不如帰

 

よほど自信がない限りは、やはり受験はリスキーだと思うよ。

 

高学歴な人は受験する意味なし

また、難関大学の学生であれば、メンサに入ったところであんまり大きな体験にはならないと思っているよ。

というのも、メンサでやるようなことは難関大学の中でもできるからね

 

傾向として、IQの高い人は勉強ができる

特に数学的思考力に関してはその関係が強い。

逆に、理工系の学部に入ると数学に強い人は大勢いるから、事実上メンサみたいなものだ。

 

メンサに入れるほどIQの高い人は偏差値の高い大学や学部・あるいは美的感覚の優れた人のいる組織に入りやすくなり、そしてそういう場では知的活動が盛ん、すなわち結果論的に言えば、頭がよりよくなる。

 

実際、僕自身大学生の時に一度メンサを脱退しているよ。

大学卒業後、もう一度入ることにしたけれどね。

 だから、入るとすれば高校生の時とか、逆に大学・大学院を卒業した後でなければ、メンサに入っても意味がないのではないかと思うよ。

 

 

IQが低いのにメンサに入るメリットはない

 

世の中には、MENSAに入りたがる人が一定数いるようだ。

多分、それはテレビの過剰広告のせいだと思っているよ。

例えば、とある番組でメンサが「超人集団」という、現実と乖離した大げさな表現で放送されていたそうだね。ぼくはああいう表現にへきえきしているよ。

あるいは、Googleでメンサと検索すると、「メンサ 対策」とサジェストに出てくるよ。

 

テスト対策までしてメンサ会員になりたがる人がいるようだね。

 

 

でも、メンサの入会テストはIQを測定するためのモノだ。

それの対策をして入会したところで、身体測定の前日だけ朝食を抜いて少しでも体を軽くするようなものだ。

そういう対策をしたところでさほど大きな効果は出ないだろうし、それで入れたとして、そういった対策なしでメンサに加入している人と比べて見劣りするのではないかな。

ぼく自身対策せずに合格したしね。対策せずとも受かる人は受かるし、落ちる人は落ちるんじゃないかな。

 

(ただし、直前の対策ではなくて日ごろから頭を鍛えて頭をよくするという意味での対策はオススメできるよ。

体重でいえば、昨年70kgの人が運動と食事制限をして、1年かけて60kgになるというのは可能だろう。(大変だとは思うけれど)

それと同じだ。

 

IQも、今は100とか110であっても、トレーニング次第ではIQ130や140にすることは可能だと思っているよ。

そうすることで、IQを高くしたうえでメンサに入会した方が、IQ120の状態でメンサ会員になるよりも得るものは大きいはずだよ。

 

では、どうすればIQを高くすることはできるのか。

メンサに合格するための対策法は以下の記事に書いているからぜひ読んでみてね↓

メンサテストに確実に合格する対策法をMENSA会員が考えてみる

MENSAを自慢するは敗者だ。

Twitterを見ると、自分のIQがいくつだとかメンサ会員であるとかをやたら自慢する人がいるよね。

ユーザー名にMENSAと入っていたり、あるいは自己紹介欄の一番初めにMENSA会員と書いていたり、とにかくメンサであることを自己アイデンティティの上位に位置付けている人がいるよ。

 

検索すると、うち4割くらいがブロガーか仮想投資事業をしているかなんだけど何か関係があるのかな。

 

さて、そういう人達を、先日亡くなった世界一の天才のひとり、スティーブン・ホーキング博士はこういっている。

自分のIQの高さを誇示する人は敗者だ (NewsWeekより)

僕もホーキング氏には共感するよ。

 

IQの高いのは別にいいことだけど、IQの高さを自慢するということは、ほかに自慢することがないのことのあらわれだろう

あるメンサ会員で馬主の方がIQクイズの本を出版していたけれど、その人が馬主として活躍していればIQ本は出さないだろう。

 

たとえばツイッターのbio(プロフィール)において、英語力があるなら英語の資格を、学歴が誇りなら学歴をはじめの方に書くのが一般的だよね。そういう誇りがあるならば、いの一番にメンサとは書かない。

誇りに思っていながらあえて書かない人もいるけれど、そういうひとはMENSAであることもプロフィールには書かないだろう。

 

したがって、ユーザー名にメンサと入れたり、あるいは「IQ148以上の人物が入れるメンサの会員」というようにわざわざ書いている人(とある脳科学者の著書の著者プロフィールがそうだった)は、ちょっと残念な人だというのが僕の結論だよ。

 

 

今回はここまでだよ

まとめると、メンサのメリットは『高IQ同士で話があうこと』だ。

逆に言うと、IQがそこまで高くないような人が、類似するテストで対策した結果合格したとしても、たいして楽しめないんじゃないかと思うよ。

 

メンサの入会テストを受ける際は慎重にね(^●ω●^)

 

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IQが高いことと天才であることは違う

 

なぜ天才は孤独を好むのか

追記1:メンサは高収入か

高IQが特別高収入というわけではない

 

コメントを頂いたので、それに関して追記をするよ。

どうも、高IQの人は頭がはやく、したがって高収入だ。したがってメリットはあると思う。

という旨の意見をいただいた。

 

僕は、実際にメンサ会員とかかわってきて、メンサに入れるほど高IQな人がずばぬけて高収入なことは少ないと思っているよ。

というのも理由は主に2つ。

一つは、少なくともメンサ会員はゴーイングマイウェイとうか、自分のやりたいところをやるという人が多い

つまり医者や弁護士など、一般に儲かるといわれている職業にそもそもはなから興味がない人が多いんだ。

(ただし、関心がある人がおおいのか、精神科医・知能検査にかかわっているお医者さんは何人かいる)

 

もう一つの理由は、そもそもお金に強い関心がない人が多いから。

もちろんお金はないよりはあった方がいい。

しかし、メンサ会員におけるお金の意識はその程度だ。

 

どこかのつり革広告ではないけれど、

プライベートを犠牲にして月に50万稼ぐよりも、

自分の趣味に力を入れて月30万かせぐひとのほうがおおい。

 

あるいは、問題を解いたり考えたりすることに脳のエネルギーが全部注がれてしまって、お金どころか生活のやりくりさえままならない人だって大勢いる。

世界で2番目にIQの高い人はホームレスだしね。社会でやっていく能力は、IQが高すぎるとかえって失われるのかもしれない。

 

そういうことを加味すると、どうもIQの高さと収入はさほど強い関係はないのではないかなと思うよ。

 

 

 

 

 

本日は以上だよ。

これを読んでいるみんなが、メンサ商法で消耗しないことを願っているよ(^●ω●^)

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Published by english-otter

早稲田大学先進理工学部卒。クイズ番組が好き。 社会問題も興味あり。計算も好き。要はたいがい好き。 好きな人は小倉唯。男性は伊沢拓司。 twitter @english_otter Naverなどまとめサイト・キュレーションサイトへの無断転載は禁止しておりますのでご了承ください

9 Comments to “高IQ組織メンサのメリットを現役MENSA会員が語ってみる”

  1. hiro より:

    マスコミの作り上げた世界に溺れる人もいるんだね。
    私はメンサとは関係のない人だけど、高IQの人は頭の回転が速い。
    だから人脈を作るにはもってこいだと思うよ。高収入同士の会話。
    だからメンサははっきり言って意味があると思う。
    あなたもメンサの会員を辞めようとは思わないでしょ。

    1. english-otter より:

      コメントありがとうございます。

      高IQ=高収入という図式は確かに「ある程度」は成り立ちますが、少なくともMENSA会員=高収入というわけではありません。
      むしろ、高すぎて他の人の心が読めなかったり、そもそも超高収入を得ることにみじんも興味ないような人の方が大多数なので、人脈を作るという観点でいえば全くの非効率だというのが私の感想です。
      学者っぽい、ちょっと変な人と絡むのであればメンサはうってつけですが、高収入とか人脈の点でいえば、おそらく他の集団、起業家の集まる団体等の方がよいのではないかとおもいます。

  2. hiro より:

    なるほど。天才は感情を嫌いますからね。高IQは話が通じれば、知識を教えてくれます。
    その膨大な知識の中に何かチャンスがあると思いますね。
    一般人と違った視点で物をみるからこそ、何か可能性があるのだと思います。
    その可能性を見出す能力があればメンサは有効的だと思いますね。
    チャンスは見落としがちなところにあります。
    学者肌の人は常識にとらわれない視点を持っています。
    私のような凡人からしてみれば、メンサはとても可能性のある集団だと思いますね。
    天才は一般的に冷たい人が多い。しかし仲良くなれば自分の価値観を表す。
    つまり、メンサの合格者はそれぞれに可能性があるのだと思いますね。
    それでは。

  3. ムーミン谷 より:

    自慢するのがダサいみたいな意見ですが、商業的に利用している人が多いと思います。
    メンサ会員と言っておけばある程度の宣伝効果はありますし、例えば言う事に信憑性が増し、この人のお勧めする商品は良いものだろうな、と言った具合です。

    個人的な意見ですが、せっかくお金と時間を費やし取得した資格(?)なのですから、使ってなんぼだと思います。

    1. english-otter より:

      コメントありがとうございます。
      他の資格もそうですが、特にメンサに関しては、実力以上に賢く見られます。
      本当に賢い人はメンサの肩書きが無くとも頭がいいと思われるし、賢くないのにメンサを自慢する人は勝手にフェードアウトしていきます。
      使ってなんぼというのはわかるし、事実私もこのブログで言いまくってますが、正直100言いまくって成果は1もないというのが実情だと感じてます。

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