はいどうも、カワウソだよ。
2017年に話題となったのが、『頭のいい人・悪い人』だった。
頭の良い人と悪い人の物の見方の違い pic.twitter.com/veezNfo7HO
反論もあったしね。いろんな意味で話題だった。
このブログでも、それに関連させた記事を書いたこともあるよ。
今日はその関連第二弾、『頭の回転がはやい』と『頭がいい』の違いについて考えてみるよ
頭の回転が速いとは何か
まず、頭の回転が速いとは何だろうか。
明鏡国語辞典で『回転』とひくと
物事が働くこと。機能すること。
「頭の_が速い」
とあるよ。
この意味で考えれば、
頭の回転が速い=頭の機能がよい
だから、頭がよいとイコールになるよね。
でも、実際の使われ方は少し違うように思うよ。
以下、『頭の回転が速い』
の定義を
『論を素早く展開する・速く理解する』
として議論をすすめるよ
なぜあの人は頭の回転が速いのか
頭がいいように『見せる』人
まず、頭の回転が速い人は頭がいい傾向にあるのは、否定しないよ。
やはり、頭の回転が速い人の多くは頭がいいと思うよ。
でも、中には、頭の回転ははやそうだけれど、全然頭がいいわけではなかったひともいる。
数年前、学歴詐称が発覚したコメンテーターがいたけれど、彼の名を出さずとも、ペラペラ喋るけれど、よくよく考えてみると大したことを言っていない人はいるよね。
そういう『頭の回転が速い馬鹿な人』は、物事の浅いところだけ汲み取って、あまり深く考えずにパッパッと話を進めてしまう。
自分のもつ脳の力を、理解に割くことに費やしていないから、その分論の進むスピードを極限まで上げることができるね。
ちょうど、みんなが荷物が入ったリュックを背負って登山しているときに、空のリュックを背負って登山するようなものだよ。
力持ちでなくても、リュックの中身が空だとなかなか疲れないのと同じで、
頭が良くなくても、理解が浅ければ、その分速い論理展開ができるね。
しかし。そとから見ると、そういう人は頭の回転が速いように見える。頭がいいわけでもないにもかかわらず。
このあたりが、『頭がいい』と『頭の回転が速い』の違いになってくるのではないかな。
IQが高いとはどういうことか、元 MENSA会員が考えてみた
頭がいい人は深く考える
頭の回転が速くなくても頭の良さは示すことができる
上で話したように、頭の回転が速い人が必ずしも頭がいいとは限らない。
しかし同時に、頭がいい人が頭の回転が速いとも限らないんじゃないかな。
以下、『見せかけの』頭のよさを見破る方法をかんがえていくよ。
確かに、ペラペラ話す人はいかにも頭がいいように見え、話下手な『頭のいい人』よりも賢く見える。
でも、そういう『見せかけ』に対しては必勝法があるんだ。
それは、深く、ゆっくり考えることだ。
向こうのテンポに乗せられると、論理展開のスピード勝負になって、浅く考える人に負けちゃう可能性が高いね。
でも、理解の深さを問うカタチで勝負すればどうだろう?
そうすれば、もし相手が見せかけの『頭がいい人』であれば、必ず相手の論に穴が見つかる。
そこを追求すればいい。そうする方が、無理に焦るよりもずっと、本来の頭のよさを測ることができると思うよ。
多少急かされても、正しい結論を出したいのなら、深く考えたほうがいいんじゃないかな。
逆に、自分が何か意見を言うときも、無理に頭の回転が速いと思われるよりかは、深く考えた方がいいと思うよ。
ペラペラしゃべらないけど頭がいい人
上で述べたように、頭の回転が速い(ようにみえる)からといって、必ずしも頭がいいわけではない。
しかし同時に、頭の回転が速くないからと言って、頭が悪いとも限らないだろう。
では、『頭の回転は速くないが頭がいい人』とはどういう人かというと、他の人よりも深く考えることのできる人だ。
実際、多くを語らなくとも、頭の良さを示す人はいる。
例えば野村克也さん、あるいは北野武さん。この2人のいうことは、論理の回転が速いというよりは、
『そこを突くのか!』
と、多くの人が気づかなかったことを突いているよね。
口下手だけど頭をよく見せたいという人は、ショーンKタイプを目指すのではなく、北野武さんや野村克也さんのような、多くは語らないけどじっくり考え抜いて、本質的なことを口にするようにしたほうがあっているのではないかな。
本日はここまでだよ。
速くなくてもいいから、深く考えられるようになりたいね(^●ω●^)
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