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「頭のいい人」が正しいことを言うとは限らない 天才に依存するとまずい理由

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はいどうも、カワウソだよ。

頭のいい人がおかしなことをすることがたびたびとしてある。どんな仕事においても、頭がいいからといってその人がつねに正しい選択や主張をするとは限らない。

最もわかりやすい例の一つは官僚だろう。特に国家総合職という仕事に従属している人は、少なくとも学力という度合いで言えばめちゃくちゃ頭がいいことになる。記憶力・根性・あるいはずる賢さなんてのもずば抜けている。

しかし、そういう人達がたびたび事件を起こしたり、意味不明な発言をしたりする。

「元●●省事務次官」が、なぜこんなことを言うのか、そう思ってしまうことが多々としてある。数学を義務教育から除外しようとしていた、元文部科学省事務次官なんてのもいた。

あるいは、弁護士資格と医師免許を持っている元某県知事が、泥棒の被害にあった芸能人のツイートにたいして、まったく的を射ない引用リツイートをしていた。

こういう発言から、「勉強だけできても頭がいいわけではない」なんていう意見があるけれど、僕の意見は少し違う。

頭のいい人が正しいことを言うとは限らないし、真剣に、明らかに間違っているようなことを信じてしまうんだ。

今回は、なぜそう思うかを説明していこう。

 

頭のいい人は、嘘の使い分けがうまい

利益が不利益を上回ったら、頭のいい人は当然嘘をつく

まず、世の中は、嘘をついたら死刑になる世界ではない。これがポイントだ。批判されたり、時には自身の安全まで脅かされるのだけれど、それである程度突き通せる。むしろ、それで相手が中傷してきたら通報することができる。

日本では、相手は嘘をつかないと信用している人がおおいけれど、しかし嘘を言ってはいけないということはない。嘘をつくことで、社会的な信頼を失うというリスクよりも大きい利益を得る場合では、嘘をついた方が得になる。

「頭がいい」という中に、そういった計算高さが含まれるのであれば、当然嘘をつく回数も増えるだろう。となると、「この人は頭がいいからいうことは常に正しい」というのはなくなる。

 

もちろん、頭のいい人が必ずしも嘘をつき続けているわけではない。嘘のデメリットが大きければ当然正直に言うし、また、倫理観・道徳的な制御を強く持っていて、わざと嘘のデメリットを実際より大きく査定する人もいる。こういう人も、めったなことで嘘はつかない。

しかし、どうであれ倫理観の問題で、頭の良さとは関係しないと思うよ。

 

頭のいい人は嘘が得意だ

また、嘘をうまく言える人は頭がいいケースがある。

「頭の良さ」にもいろいろあるけれど、その一つに「整合性がある」というのがあげられる。つながりがハチャメチャなことを言う人がたまにいるけれど、それは、例えば過去自分が主張したことを覚えていなかったり、その場の雰囲気で場当たり的に言ったりしているからだというケースが多い。

一方で、頭のいい人というのは、記憶力もあり、論理的に考える能力がある。

そのため、仮に嘘を言ったとしても、それがすごく説得力のあるものだったり、あたかも本当のように聞こえたりする。

有名人で言えば、クイズ王の伊沢拓司さんがその一例だ。

上で触れた頭脳王とは異なり、伊沢さんが何か倫理的に問題あることを言ったわけでは決してないのだけれど、彼がCEOをつとめるクイズノックのYoutube動画では、たびたび彼が「それっぽいでまかせ」を言っていることがうかがえる。

 

この動画の10:32 あたりを確認してほしいのだけれど、「効果的な昇進の方法」として伊沢さんはイヌイットの伝統行事「耳相撲」と回答している。

その理由を、なんと2秒ほどで思いついている。そうとう頭の回転が速くなければできない芸当だ。

 

伊沢さんの場合はその能力を笑いに変えているのだけれど、中には伊沢さん並みの知能や知識を持ち、人をだます目的で説得力のある嘘をつく人がいる。

そういう人がいることは、意識しておかなければならないよ。

 

頭がいい人が自説を補強すると、より間違う

「策士策に溺れる」はたぶん正しい

上であげた理由は結構多くの人がなんとなくわかっていることだと思う。しかし、もう一つ。「自分は間違ったことを言っていない」と本気で思っていて、それで変なことを言ってしまうケースもある。「策士策に溺れる」という言葉があるけれど、まさにそんな感じだ。

個人的には、それこそ超エリートでとんでもなく頭のいい人の中にこのタイプがいる。

冒頭で述べたような、元文科省事務次官だったり、灘→東大医学部→弁護士資格・医師免許同時獲得の元知事だったりが、Twitterで正しいとは言えない投稿をしている。あるいは、東大医学部出身で、クイズ番組「頭脳王」で圧倒的な知識量と思考の明快さを見せた人が、パートナーを中絶させる際にした説得がいろいろ配慮の足りないモノであり、ネタにされたこともあった。医師免許をもち、2020年度に医学部を卒業したが、このコロナ禍において研修医になるという選択をせず、ユーチューバーとして収入を得ている。

他にも、極めて知能の高い人が、かなり極端な思想を持っているケースがある。中には差別的なモノ、十分な根拠に基づいていないものを投稿している人もいて、見ていて心配になるレベルだ。

肌感覚として、人口の上位0.2%とかそのレベルの人に、このタイプが散見される。なぜ、めちゃくちゃ頭のいい人が、強い思想に偏り、客観的に見て間違っていると判断されるような説を唱えるのか。

 

僕は、トンデモ説に思われるかもしれないが、「頭のいい人は、その頭の良さによって、自説を補強できるから」という説を唱えている。

詳しくは高IQ者の思考法には2段階あるにも書いたのだけれど、一般的に、政治的に極端な人は、IQが低い傾向にある。引用元の論文によれば、それはいろんな情報を合理的に判断できなくなるから極端になるという説明がされていた。

しかし、上位0.2%レベルで頭のいい人は、「異なる意見を合理的に処理する能力」と同時に、「多様な意見を利用して自分の意見を補強する」ことにもたけていると思われる。その結果、政治的に極端になる可能性がある。

あくまでも仮説にすぎないのだけれど、実際にスーパー賢い人と接していると、そう思ってしまうんだ。

 

・頭のいい人は、得だと判断すれば嘘をつく

・頭の良すぎる人は、自説を補強してより極端になる

 

この2つの理由で、頭のいい人が必ずしも「正しい」とは限らないのではないかと思うよ。

今回はここまでだよ。何が正しくて何が間違っているか、人に頼らず自分自身で決断することが大事だとおもうよ(^●ω●^)

 

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