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多動力は間違うと脳科学的にかなり危険です

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はいどうも、カワウソだよ。

 

ホリエモンこと堀江貴文氏が、ブチ切れたよ

ことの発端は、堀江さんがインスタグラムに、和牛の画像をアップしたところ、ある人が、肉を食べているか質問した。

その人は「素朴な質問」といっているから、純粋に気になったのだろうけれど、ホリエモンはその人に自殺を促すリプライをした。

堀江さんは、一応野菜も食べているようだし、過去に執拗に野菜を食べろとコメントされていたという背景があるというのもあるけれど、これだけ見るとなかなか過激だね。

さて、堀江貴文氏に限らず、著名人やインテリと呼ばれる人の中にも、一般人に対してブチ切れる人をよく見かける

昔もそういう人はいただろうけれど、SNSの発達によってよりそういった人をより目にすることが増えた。

 

そこに関して今回考えていきたいのは、多動力を間違えて実行すると、脳に大変深刻なダメージがあたえられるということだよ。

堀江貴文さんといえば『多動力』を出版したことでも知られているけれど、その多動力も少々問題点がある。

今回は、間違った多動力が与える脳の効果と、脳科学的に正しい多動力について考えていこう。

 

注意。今回私が警告しているのは「間違った」多動力に関してです。後述するように、堀江貴文さんが使っている本来の意味での多動力は全く問題なく、むしろ私自身行っていることです。

その点を誤解しないでいただければとおもいます。

関連記事→マルチタスクは脳を破壊する!? 脳科学で判明した脳の鍛え方とは

間違った多動力=マルチタスクの大罪

マルチタスクは無能への第一歩

 

多動力とは何か。

マルチタスク』のことだと認識しているひとも多いと思われる。

まずは、そんなマルチタスクがいかにヤバイかを見ていこう。

 

アメリカ心理協会によると、複数のことを同時にする、あるいは、短い時間で多くのことをすると、脳の中で『スイッチング』というものが行われるそうだ。

そして、このスイッチングが脳に負担を与えるという。

例えば、歩きスマホは、一見「徒歩」と「スマホいじり」の2つを同時にやっているけれど、脳の中では、「歩く」→「スマホ」→「歩く」→「スマホ」……というように、高速で切り替えが行われていることになる。

これが、たいへん大きな負荷となるんだね。

また、マルチタスクによってIQが下がるというデータも出ている。

To Multitask or Not to Multitask

脳機能の点でいうと、マルチタスクは百害あって一利なしなんだね。

 

マルチタスクで感情的に不安定になる

さらに、マルチタスクの悪影響の一つに、感情的になるというのがある。

あれこれ同時にやっていくと、感情的に不安定になるということだね。

 

どういうことか。

マルチタスクに慣れてしまうと、ひとつの作業に集中できなくなってしまう、周りの情報にすぐ影響されてしまうんだ。

となると、本来無視すればいいようなことに対しても、すぐキレてしまう。

あるいは、すぐ周りに振り回されてしまて自分で落ち着いて考えなくなるから、煽るようなフェイクニュースにすぐ騙されてしまう。

こういうような悪影響がマルチタスクにはあるんだ。

 

「ちがうだろ~」「このハゲ~」で話題を呼んだ豊田真由子議員が当時何十もの仕事を同時に請け負っていたそうだけれど、そのマルチタスクが彼女を暴行・恐喝に導いたのかもしれないね。

 

脳を壊さない多動力の方法は

シングルタスクを心がけよう

上でも何回か書いたように、多動力はマルチタスクとは違う。

今回警告しているのは、『マルチタスク』の方だ。

で、マルチタスクではなくシングルタスクであれば、多動力をしたところでなんの問題もない

それどころか、現在を生きるにあたって、多動力は非常に有益となるんだ。

 

堀江貴文さんは、近畿大学の卒業式で、次のようなことを言った。

未来、何がおこるかわからない。だから今を生きてください。

これは、堀江さんの生き方を見ていて強く感じることだね。

 

一見将来のことを考えていないようだけれど、そもそも将来何が役立つかわからない。

それだったら、自分の好きなことを学んだり楽しんだりした方がいいのではないかということだね。

そして、今やっていることが将来全く意味をなさなくなるかもしれない。

今の時代、就職先の会社が10年後倒産するかもしれない。10年前、日本人の何割が、SHARPが買収されると思っていただろうか。

 

そんな時代において、1つの会社でえたスキルのうち、他の会社や分野に生かせるものがどれだけあるか考える必要がある。

それに、今役立たないようなことだって、将来役立つかもしれない。

そういうことを考えると、例えば、自分のやりたいことをやりたいだけ、制限なくやるのは理にかなっていると思うよ。

ただし、上で書いたように、本を読みながらキーボードをたたく、というようなマルチタスクはよそう。

あくまでも、瞬間瞬間は、ひとつのことに集中し没頭する。シングルタスクを意識しよう。

 

タスクの間に休息を

また、多動力においてはタスクごとの合間に休息をすることをお勧めするよ。

 

というのも、タスク同士の間に休息を置かないと、脳の中でスイッチングが行われるからだ。

これでは、マルチタスクをしているのとさほど変わらない。

 

マルチタスクでなくすためには、脳の状態を一度リセットすることが必要だ。

学校でも、授業ごとに10分とか15分とかの休憩時間があるけれど、それと同じ。

タスク同士の間に、できれば10分ほど、休憩を入れよう。

脳科学でわかった休憩の必要性

 

今回はここまでだよ。

シングルタスクかつ多動力をすることによって、現代社会で成功していこう(^●ω●^)

 

 

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