はいどうも、カワウソだよ。
まがりなりにもブログをはじめて2年がたつ。
そんな中、いろんなブロガーのツイッターアカウントを拝見して思ったことがある。
そう、ツイートがウザいということだ。
僕はツイッターのアカウントを複数数持っているけれど、タイムラインからして雰囲気が違う。
ブロガーのツイートは、意識高い系だったり、煽ってきたり、そうでなくとも妙に攻撃的。なぜかそういう人が多い。
もちろん主観的といえばそうなんだけど、とにかくウザい。
僕自身ブロガーの端くれだからブーメランになっているところもあるだろうけれど、それでも1年前まではブロガーとは無縁だったし(イケダハヤトさえ知らなかった)、非ブログ用アカウントのTLと比べると、全体として息苦しい。
ここでは特定の個人を攻撃する意図はないから、具体的なツイートを引用することは控えるよ。
でも、ブログ運営者のTwitterアカウントをフォローしている人ならわかってくれると思うよ。
今回は、ブログで生計を立てる、いわゆるブロガーの発言がなぜうっとうしいのか、その理由に迫っていくよ。
(数人のブロガーの例を挙げていますが、別に彼らの人格や道徳性を非難しているわけではありません。あくまで一意見とし取り入れてくれたらと思います。)
ブロガーのツイートには、攻撃力がある。
ブログを書く人は『煽り』がうまい
まず、ブロガー、とくにプロブロガーと呼ばれる人のツイートを見てみよう。
(特定個人名は書かないけれど、有名どころだと仮想通貨で消耗したI・Hさんとか、セクハラ加害者でおなじみのHちゅうさんとかかな。)
まあ煽りのうまいことうまいこと。敵にはしたくないけれど友達にもしたくないタイプのツイートが多いね。
でも、よく考えればそれは当然のことなんだ。
『プロブロガー』と呼ばれるひとがプロと呼ばれる所以は、そのPV、視聴者数の多さにある。
ではPVが多くなるブログとはどんなものか。
それは、見た人を怒らせる記事だ。
事実、プロブロガーと呼ばれる人は、炎上を是とし、それを推奨する著書も出している。
炎上は面白い!: イケダハヤトのブログ術 (トークメーカー新書)
個人ブログの場合、慣れてくると1記事2,000~3,000字くらい書くことができる。これを1年間毎日1記事更新し続けた場合、文字数は73万~109.5万字。140字ツイートで7,800~11,700ツイートほどになる。
また、ブログ作成には結構時間がかかる。僕の場合2,000字で1時間はかかるから、それを毎日すると1年で365時間。
それだけの煽り記事を書いたとすれば、そりゃTwitterでの煽りスキルも上手くなる。
煽りスキルが上手になる、あるいは煽り態勢が自分の性格になってくる。そうなると彼らのツイートが扇情的になるのも無理ないよね。
攻撃的でない人まで攻撃的になる!?
しかし、そういう人はまだいい。私は煽りで稼いでいますとアピールしていて、それを実行している。言動一致の、現代社会では希少な存在だ。
問題なのは、そういった炎上商法やブログ商法に批判的な人まで、記事の内容やツイートが攻撃的になるというケースだ。
P(仮名)さんという方がいる。彼はブログの中で、炎上商法を批判している。
しかし、そのPさん本人も、どうも煽りの気味があるようだ。
Noteと呼ばれるブロガー御用達の商売手法(道徳的な売り方をしている人もいる)を「幻想を売る」のような言葉でツイートしている。
あるいは、いじめではなく「いじり」についても過度な拒否反応を示して、「人をいじる奴は弱者で、あわれにも他人をいじることでしか快感を得られない」という文章も書いている。
別にいじりという形でいじめがあることには反対しないし、記事を削除しろと言いたいわけではいけれど、その文章自体がPさん自身のいう「いじり」になって、むしろ攻撃的になっているんじゃないかという疑問が残る。
炎上商法に反対する人でさえ、知らず知らずの間に攻撃的になる。それが、ブロガーのツイートをウザくする一因なのではないかな。
ブロガーと脳
「メシウマ」は脳科学的に証明済み
ではなぜこのような攻撃性が生まれるのか。
そのヒントとなるのがシャーデンフロイデという概念だ。日本語だと「他人の不幸でメシウマ」という意味だ。
脳科学者、中野信子氏によれば、誰かを攻撃すると快感が得られる。これはだれしもに当てはまることで、もしそうでないと主張する人がいれば、その人は鈍感化忘れっぽいか見え貼りかサイコパスなんだそう。
ネットで誰かを吊し上げて叩くと快感が得られる–脳科学者・中野信子氏が解説する「シャーデンフロイデ」という感情
もしそうなのであれば、ブロガーのツイートが妙に鼻にかかるのは、うざったいツイートをすることで快感を得ているからだという仮説が立てられるね。
ブロガーのツイートがウザいのは、このシャーデンフロイデという概念がかかわっているのかもしれないね。
ブロガーは思考を単純化する?
もう一つ、ブログ発信と脳機能の関係でもう一つ、思っていることがあるよ。
ブログを書くことで複雑な思考ができなくなるのではないか、ということだよ。
ブログのオピニオン系記事では、何等かの批判対象を置き、Yes,Noを明確に区別する必要がある。この記事でいうと、ぼくの攻撃対象はブロガー、あるいは彼らのツイートだね。
しかし、現実はそう単純なものではない。もしそんなに単純で、たった2,000字で解決できるような問題ばかりならもっと人生はイージーモードのはずだ。
実際、貧困問題など深刻な社会問題のなかで、原因が一つだけというのはない。トートロジーというか、もし原因が少数に特定できれば、そもそも深刻化していない。
しかし、ブログで何等かのオピニオンを書く際、すべての原因を書くわけにはいかない。少なくともプロブロガーと呼ばれる人はそのような書き方はしない。
なぜなら、単純化させた方が売れるからだ。
しかし、ウケを狙って単純化したオピニオンばかり書いていると、自分の考え自体が単純化してしまうんじゃないかな。
人間は楽な方にながれていく生物だ。だから、単純な二元論を使った発信をやりすぎると、自分の考えまで単純なものになり、複雑にものを考えられなくなってしまう。
単純な合理化は一見正論だけど、論理的にただしく見ていくと、大きな誤謬があることが多い。ブロガーのオピニオンがウザいのは、そういったところになるんじゃないかな。
(146)自分のことだけ考える。: 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書)
これからのブログのあり方は
『ほめる』ブログを書く
ぼく自体はプロのブロガーじゃないし、将来そうなるつもりもないよ。一つのことしかしないのはコスパが悪いしね。
だから本来僕がブログに対して何かものを言える立場でないことは熟知の上で申し上げると、もしブログを始めたいという人がいたなら、「他人をほめる」記事を書くことをお勧めするよ。
ぼくのブログのスタンスは雑記ブログ、いろんなジャンルをとりとめもなく書く方式なんだけど、そのなかで一番読まれている記事が、クイズ王伊沢拓司さんについての記事だよ。
第2回東大王、伊沢拓司の凄さを考えてみた-水上颯とはどこが違うのか
人物紹介系ブログはたいてい「不倫」「離婚」「性格悪い」といったネガティブな内容を入れることが多いけれど、僕の記事ではそういったことはなるべくしないことにしている。
それでも、Google検索で「伊沢拓司」と検索すると、僕の記事が1ページ目に出ていた時期もあった。
書き方次第では、ネガティブな内容を入れなくても十分通用するということを知ってほしいな。
ただでさえ、ブログで生計を立てている人のなかには煽り好きになる人が多い。
そういうメディアなのだと自覚したうえで、たまには人物紹介記事、それもポジティブな記事を書くことをお勧めするよ。
今回はここまでだよ。
これを読んでいる貴方がブログで消耗しないことを願っているよ(^●ω●^)
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