はいどうも、カワウソだよ。
コロナ禍において、デマが問題となっている。中には、トイレットペーパー品切れ騒動のように、初めはデマだったのが本当になってしまったケースもあるね。
しかし、そういったデマは、一般的な人だけではなく、専門家とよばれるような人もデマを流してしまうことがある。
中には、保身だったり無知だったりによる無自覚のデマもあるだろうし、冗談を素で受け止めてしまうものもあったりする。
しかし、それであっても、専門家がフェイクニュースを流してしまうケースが後を絶たないようだ。
今回は、ある最近起こったフェイクニュースをもとに、専門家と呼ばれる、あるいは専門家を自認している人がデマをながすことの危険性について考えていこう。
玉木雄一郎・国民民主党代表へのデマ
自称専門家、支持者の冗談を真に受ける
国民民主党という国政政党がある。野党第二党なのだけれど、政治を知らない人からすればいまいち影が薄い気がする党だ。というか立憲が濃すぎる。
政党の存在感はおいといて、ここの党首・玉木雄一郎氏に関するデマが流されているようだ。
それが、以下のツイートだ。
YouTuber政治家の道を有言実行中のようですが、今そんなことやらなくていいだろう。何を考えているんでしょうか。 https://t.co/V55ppMtBm3
— 永田町ディープスロート (@deepnagatacho) May 2, 2020
このツイートから察するに、永田町のディープスロート氏は、玉木代表が今うどんツアーをやっていると勘違いしたのだろう。
ちなみにファクトチェックをしておくと、もとの『すでにしんどい』という画像は、党首が運営するYouTubeチャンネル『たまきチャンネル』で2019年6月にあげられた動画がもとになっている(02:22あたり)
僕は(Twitterの政治アカウントで)国民民主党支持者のフォロワーが多いからわかるのだけれど、支持者はたまきチャンネルの動画の一部をスクショし、LINEのスタンプのような感じでTwitterに投稿することが多い。ある意味でフリー素材と化している。うどんツアーも別に悪意があっての投稿ではなく、国民支持者がそのような土台を共有しているのを認識したうえでの投稿だ。
国民支持者にはそのことが分かっているしたまきチャンネルの動画も見ているからそのことがわかるのだけれど、実際玉木代表がうどんツアーをしたことがないというのは彼のTwitterを見ればわかる。
上のツイートを投稿した永田町のディープスロート氏はプロフィールにて、永田町・霞が関では知る人ぞ知る専門家と書いている。それがどの程度の信ぴょう性を持つかはわからないが、専門家とうたっている以上、信じてしまう人もいるのではないか。
しかし、このツイートには間違いをただすリプライも来ているのだけれど、今のところ(投稿から24時間以上経っているが)、訂正・撤回をしているわけではない。
専門家を自称しているのに一次情報をチェックせずこのようなデマを流してしまうのはいかがなものかと思うよ。
間違った情報を流す人が専門家を名乗っちゃダメ
専門家の投稿は信じてしまう
今や、元の情報を確かめずにすぐ信じてしまう人が増えているように思う。
このことは自分自身気をつけなけばいけないことなのだけど、もう反射的に拡散してしまうのが多くのひとの性だ。
多くのひとがそうなっているとするならば、いわゆる専門家と呼ばれるような人はそういったデマを訂正するのが役目の一つとなってくるだろう。しかし、実際は逆にデマの生産に貢献してしまっているところがある。
このツイートは幸い(?)さほどツイートされていないので大した影響はないかもしれないが、下手すれば『専門家が玉木を告発した』となり、玉木氏の今後の活動に影響するところだったかもしれない。
なんだかんだで、専門家が言っているなら正しいのだろうと思ってしまう人は多い。永田町のディープスロート氏はそれを利用しているのかもしれないが、やはり事実と異なる情報を発信し、かつ訂正をしないのはいただけない。
『専門家』といっている以上、Twitterの冗談を真に受けてしまうのは絶対にやってはいけないことの一つだと思うよ。
今回はここまでだよ。
『専門家』と自称している人でも、その人のいうことを鵜呑みにしないように気を付けようね(^●ω●^)
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