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外国人への給付を反対すべきでない理由を説明する

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はいどうも、カワウソだよ。

コロナウイルスの経済対策として、現金10万円が給付されることが発表されている。

これに関して、新生児や受刑者・外国人といった人に関しても対象となっている。

「10万円給付」対象範囲は 新生児、外国人、受刑者―09年の定額給付金で議論も

 

ここで、とりわけ外国人への給付を問題視する声が、ちらほらあがっている。

それも、どうも保守・というか海外排斥派というべき人たちが主張しているようだ。

 

はっきり言う。外国人への給付に反対する人はもう少し考えてほしい。

むしろ、給付しないことによって彼らが大好きな日本がより安全でなくなってしまいかねない。

もちろん人権という面で見ても給付されるべきだけれど、安全面で見てもやはり外国人に給付するほうが望ましい。

今回は、外国人へのコロナ現金給付について考えていくよ。

 

外国人への給付をすべき理由

外国人への給付は日本人のためにもなる

まず、外国人への現金給付は結果的に日本人のためにもなることを説明しておこう。

例えば、外国人のAさんが10万円もらったとする。

このとき、この10万円がずっとAさんのものになるわけではない。貧しい人でもお金もちでも、必ずどこかで消費する。

そして、そのほとんどは自分自身が日本で使う。この国は、10万円で1ヶ月2か月まともに暮らせるほど物価の安い国ではない。

 

Aさんは日本のスーパーで野菜を買うとする。そこAさんが払ったお金は、一部はスーパーの従業員の給料となり、一部は野菜の生産者や野菜の運送者の手に渡る。

つまり、Aさんは間接的に何人もの人にお金を支払ったことになる。さらに、従業員は給料で何かを買う。それで、その金がまた別の人のお金になる。

ここでかかわった人の半数以上は日本人だろう。そうでなかったとしても、日本で暮らしている以上、全員外国人という可能性はまずない。

結果的に、微力ではあるけれども、外国人のAさんに支払われた10万円は、ほとんど巡り巡って日本人の収入になる。

 

景気がいいとか悪いとか言うのは言ってしまえば世の中の金の巡りだ。だとすれば、国籍にかかわらず給付した方が景気が良くなる。

 

逆に、10万円がしはらわれなくなったときのデメリットがヤバイ。

お金が無くなれば犯罪率が増える。ものを変えなくなれば最終的に盗むとか奪うとかしか方法がなくなる。

そうなると、被害にあうのは誰か。確率的に日本人が被害にある確率が高い。

もちろん外国人が被害にあっていいわけでは決してないが、どちらにせよ、特定の人に現金給付がなされないと治安が悪くなる。

「外国人へ給付するな」といっている人は、日本の治安が悪化してもいいと思っているのだろうかと疑ってしまうよ。

 

外国人へ現金給付しないとますますCOVID-19が悪化する

治安だけの問題ではない。外国人への現金給付がないと、コロナウイルスの悪影響が長引いてしまう。

どういうことか。特定の人に現金が給付されず貧しくなるとどうなるか考えてみよう。(外出自粛により、働くにも働けない人が増加していることを考慮)

例えば栄養不足になり、病気にかかりやすくなる。コロナは健康な人にもかかりうるけれど、喫煙者や高齢者など、体の弱い人のほうが悪化しやすいこともまた明らかになっている。またそれ以外の病気、例えば普通の風邪にもうつりやすくなる。

例えば風邪にかかったとする。普通なら薬を買えば済むけれど、貧しくて薬が買えないとなると長引く。その咳によってほかの人も風邪をひくかもしれない。そうなると、移された人もまた免疫が弱くなり、コロナにかかりやすくなる。

ほんの僅かでも、貧しい人が医薬品を変えたり病院に行けたりできた方がいい。となれば、やはり現金給付は必要になるだろう。

 

 

給付反対者の意見に反論する

外国人への給付は無駄か

以下、実際に給付反対者の意見を参考にして考えていこう。

 

上のような意見がある。

アベノマスクについての議論は後で書くとして、2000億円を軽視するということについて考えよう。

まず、マスクは「不安解消」についての対策で、今回のは経済対策だ。

黒瀬氏も言及しているように、外国人は大した人口ではない。

同じ条件で、日本人に給付される金額は合計約12兆4000億円だ(日本人人口を1億2700万人、うち外国人を264万人とする)。

 

12兆と2000億というのは、文字通り桁が違う。比にして10万円と2000円くらいの違いだ。

さすがに、12兆もの金額が動く中で2000億円を気にするのは、正直どうなのかと思うよ。

 

アベノマスクは無駄か

そして、アベノマスクの460億円。

これがムダだという人もいるが、僕としてはそもそも論点ではないと思う

こういう緊急時においては、コストよりもむしろパフォーマンス、結果が大事だと考えている。

すなわち、どれだけ金が使われたかではなく、どれくらい結果が出たかで議論すべきだ。

 

当初の目的は、マスク不足による心理的不安を少しでも解消するためだったといわれている。

その結果はというと、自分の見聞きしている情報からするとあまり変わっていないように感じている。その意味では無駄だといえるかも知れない。

 

しかし、そこで使われた470億円という金額は、あんまり重要ではないと考えている。

これが5000兆円とかだったらまだしも、470億円だ。個人で所有するとなるととんでもない額だけど、1億人国家としては、少なくとも国家が傾くような金額ではない。令和元年度の消費税収は約12兆円だから(財務省 税収に関する資料より)、2週間でまかなえる金額だ。

だからといって無駄遣いを許してよいわけではないけれど、緊急時において目くじらを立てる問題ではないと考えているよ。

 

今回はここまでだよ。

イデオロギーではなく、実際に国益になるかで考えていこうね(^●ω●^)

 

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