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消費税増税に便乗した缶ジュースの値上げはもう止められないのか考えてみた。

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はいどうも、カワウソだよ。

2019年、令和最初の参議院選では、消費税増税が争点の一つとなっているね。

自民党・公明党は10%増税に賛成し、立憲民主党・国民民主党・日本共産党・日本維新の会・社民党などの野党は増税に反対している。

 

 

消費税増税は国家予算補填のための政策だろうけれど、もし増税したら、ほぼ確実に便乗値上げするものがあるよ。

 

その一つが缶ジュースだ。

原料費の高騰が原因だろうけど、この前の値上げも消費税増税と同時期に行われたから、便乗と言えば便乗だね。

果たしてそれが便乗なのか、さらに、解決策はあるのか、考えていこう。

 

便乗値上げは本当に物価のせいなのか

消費税導入97年89年の直前、ジュースの基本価格は110円だったよ。現在は130円、コストが全て8%プラスなら、100×1.08=108円,単純計算で、110円でも増税前以上の売り上げになるね。

 

これがもし、物価の上昇によるものなら、130÷1.08≒120。20年で物価が1.2倍になってるって計算だね。

じゃあ、物価は消費者物価指数を見てみよう。

IMFの統計によると、1997年から2017年の20年で、物価は平均で1.01倍になったよ。

もちろん、これは平均の物価指数だから、原料費が1.01倍以上になった可能性はあるけどね。

物価自体は値上げの原因とするのはどうなんだろうね。

少しでも売り上げを減らさないために、10円単位で値上げしてるんじゃないかな。

 

(追記:消費税導入時を97年と表記していましたが、正しくは1989年でした。お詫び申し上げます。)

 

需要が減らないから、上がり続ける

会社側の論理は、原料の値上がりだけじゃないはずだよ。

どういうことか。

 

値上げしても、儲けることができるってことだよ。

例えば、2014年の値上げを考えてみよう。ちょうど、消費税が5%から8%になったころだね。

確かに120円が130円になった瞬間は売り上げは下がっただろうけど、数ヶ月経てば、ほとんどの人は「たった10円か」と気にしなくなったよね。

自販機で飲料を買う習慣のある人は、10円上がったところでその習慣をやめはしないだろう。

 

ここで、単純化して計算してみよう。120円のジュースを100人買うと12000円だね。

消費税5%を引くと 11429円の利益ということになる。

ここで、130円になって、離脱率5%、100人中5人が買わなくなった場合、売り上げは

130×95=12350円

消費税8%を引くと11435円の利益。

過度な値上げのせいで購入者が5%離れたとしても売り上げは下がらないんだね。

すなわち、消費税増税による離脱率が5%未満の場合、自販機の売り上げは下がらないということになる。

 

100円をいきなり130円にしたら買わなくなる人は多くなるだろうけど、10円ずつ、段階的にあげていくことで、不買を防いでいるんだね。

小賢しいことやるね。

値上げに歯止めがかかるかも

では、これからも缶ジュース代は上がり続けるのだろうか。

 

まず、下がることはないと思うよ。向こうも商売だからね。

でも、いきなり10円上がることはなくなりそうだよ。

理由は大きく2つだよ。

1つは、電子マネー自販機の普及だよ。

JRでは、Suica用自販機は価格が125円、155円など5円単位で売っているね。

原理的には、1円単位で売ることも可能だよね。

電子マネー自販機ができてから、10円単位で値上げする意味がなくなった。

てことは、近い将来、1円単位で売る日がくるかもしれないね。

そして、もう一つの原因は、コンビニのサービス向上だ。

東京都では、タクシーの初乗り運賃が値下げされたよ。

その要因といわれているのが、コンビニ傘なんだ。

雨が降ったとき、コンビニ傘を買うよりもタクシーの方が楽で安く済む。それを見越して、値下げしたと考えられているよ。

タクシー業界がコンビニを意識したってことだ。

意外でしょ。

自販機にも、意外な敵が現れるかもしれない。

たとえば、セブンイレブンが導入した、無人コンビニ。

コンビニで売っているおにぎりやお茶が無人販売機で買えるようになるんだ。

もし、こういうお店でコーヒーを買った方が安く済むようになれば、自販機業界も、値下げを検討しなきゃいけなくなるかもね。

今日はここまでだよ。

とりあえず今は、増税してもジュースが140円にならないことを祈るばかりだよ(^●ω●^)

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