はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。今日も頑張っていこう。
Twitterを見ていると、政治系ニュースを中心に、ウェブページを引用して何等かの主張をしている人たちをよく目にする。
その半分くらいは新聞やYahoo!・NHKニュースだけれど、中にはまとめサイトと呼ばれるページの記事を証拠にしていろいろと主張している人がいる。
まとめサイトはNaverまとめ・2ちゃんまとめなどが有名だよね。
しかし、そういったまとめサイトの利用は厳重に注意した方がいい。
とくに、何かを主張するときにそういったまとめサイトを情報源とすることは、極めて危険だと思っているよ。
今回は、そんなまとめサイトの危険性について考えていこう。
まとめサイトとは
情報を一つにまとめたサイト
まず、まとめサイトとはどういうものだろうか。
簡単に言うと、ある事例に関する情報を一つにまとめた記事サイトのことだよ。
たとえば、以下のNaverまとめ記事を読んでみよう。
「君が代」にも登場する“さざれ石”──日本全国の奇妙な石の正体
この記事を良く見ると、段落ごとに『出典』という文字が書かれてある。
端的に言って、引用元だ。
その出典リンクをクリックすると、引用元のページを開けるということだね。
そして、その引用元が10にも20にもなることがある。
10・20のサイトを見るのは面倒だけれど、それがNaverで一つの記事になっていれば、多くの人はそちらをみるよね。
そうやって、まとめサイトは人気を博してきたよ。
まとめサイトのライターはほとんどが素人
しかし、こういったまとめサイトには大きな問題があるんだ。
それは、そういったまとめサイトのライターの多くが素人だという点だ。
Naverを例に考えていこう。
NaverまとめをPCで開くと、右上に『まとめ作成』と書かれているのがわかる。
そこをクリックすると、『新規登録』というのがあるんだけれど、自分のツイッターアカウントを登録するだけで登録可能、それさえすればすぐさままとめ作成に取り掛かれる。
非常にお手軽なんだけれど、逆にいえば、記事作成にあたってなんの試験もないんだ。
これは、ほかのまとめサイトでも同じことだよ。
クラウドソーシングを覗けば、記事作成の依頼がごまんとある。
僕もいくつか作成したことがあるけれど、ぶっちゃけ言うと、ほとんど全員が採用されるようになっているよ。
そして、そのまとめのPV(視聴者数)が多いほど、お金が儲かる仕組みになっている。
そうすると、きっちりとしたよりも、扇動的な記事を書いた方が儲かる。
そうなると、質の良くない記事が作成されることにつながりかねない。
(Naverまとめがそういう記事ばかりだと言っているわけではございませんのでご了承ください)
さらに、Naverはまだ素晴らしい方で、他のキュレーションサイトを見ると、まったく引用元が書かれていないまとめサイトだってある。このケースの方が多いんじゃないかな。
僕があるまとめサイトのライターになって記事を作成した時、引用元も書いて送ったら、「以降、引用元は書かないでください」と返されたことがあるよ。
引用元を書かなくていいのであれば、あることないことを書けばいいのだからかなり過激なフェイクニュースだって書けるね。
全く存在しない不仲説を『ファンの噂』という引用元を根拠として書くことも可能なんだね
(関連記事→「ゆいかおりの小倉唯と石原夏織は不仲だった」というフェイクニュースを平気で垂れ流すブロガーを処分したい)
そういった様々な危険性のあるまとめサイトの情報を信用することの危なさがわかったのではないかな。
どういうまとめサイトがダメなのか
怪しいキュレーションサイトは広告と引用元で見抜こう
いろんなまとめサイトがあって、正直僕は、Naverを含めてまとめサイトは一つも信頼していない。
しかし、僕の知らない、良質なまとめサイトがあるかもしれないし、あるいは、東洋経済オンラインやウィキペディアのような記事とどう違うのかという意見もあるだろう。
どこで、ダメなサイトを見分けるか。
その一番のところは、広告にあると思っているよ。
多くの人は意識して見ない広告が、実はそのサイトの信頼性を表す指標なんだ。
まず、過激な内容の広告が大量にある記事。これは黄信号だ。
これを見ている男性の中には経験している人もいるかもしれないことだけれど、アダルト系のサイトってやたらエロい広告がないかな?それはエロサイトだから当然だとしても、健全なサイトと比べてやたらと広告が多くないかな。さらに、誤タッチ・誤クリックを誘うような広告も多いよね。
これはアダルト系だから別だけれど、まとめサイトの中には、アダルト色がなくてもこういう広告がウザいサイトが多い。
こういったサイトは、記事の質よりも、訪問者にいかにクリックさせるかを重視しているので、記事の内容の信頼性は低いと考えられるね。
(例外として、Googleが過激広告を出している場合がある。この場合は別だろう。
Googleは、記事の内容にかかわらず、過激な内容の広告を出してくることがある。
だけど、アダルトな記事を作っているサイトなどにはGoogleは広告を許可しないから、その場合はこれに含まれないよ)
そして、広告が健全であっても、引用元がないサイトはダメだ。これは信頼度ゼロといっていい。
まとめサイトというからには、どこかしらから情報を持ってきて書いている。
となれば、その引用元がウェブ上であれ、書籍からであれ、出典を明記していなければいけない。
それができていないメディアは、著作権や肖像権の違反にもなってくる、法律的にブラックなサイトだ。
上にも書いたように、ソースがないのならなんだって書ける。
だとすれば、逆にいってそういう記事は信頼に値しないのではないかな。
今回はここまでだよ。
まとめると
まとめサイトはあくまでも娯楽として楽しもう
ということになるかな。
2019年は、こういった悪質まとめサイトが殲滅される年になってほしいな(^●ω●^)
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