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[ADHD]『2つの』発達障害の違いを知って欲しい[ASD]

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はいどうも、カワウソだよ。

今回は、2つの発達障害について紹介しようと思う。

それは、ASDADHDだ。

 

ADHDは割と知られているし、ASDのことは聞いたことがなくとも『アスペルガー症候群』という名前は聞いたことがある人は多いだろう。医学的には、アスペルガー症候群というのはなくて、より広範囲を扱った自閉症スペクトラム障害という名前になっている(以下では、この前提をしっかりと書きつつ、一般的に知られている『アスペルガー症候群』の名前を使用する)

発達障害にも色々あるけれど、これらの二つは特に混同されているのではないかと思っている。

しかし、この2つ、ADHDとアスペルガー症候群はまったく性質の異なるものなんだ。

今回は、ADHDとアスペルガー症候群(ASD)について、それぞれ紹介して考えていくよ。

 

ADHD:落ち着きがなく、注意散漫

まず、ADHDについて考えていこう。

文部科学省ではADHDについて次のように定義されている。

注意欠陥/多動性障害(ADHD)の定義 <Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder>
(平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より抜粋)
ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

文部科学省 特別教育支援について

不注意』というのは、ケアレスミスが多い・スケジュール管理ができない・忘れ物をするなどの症状があり、『多動・衝動性』に関しては、失言をする・そわそわする・衝動的に動いてしまうなどの症状がある。(大人のADHDの症状や特徴―ADHDでも働ける?より)

たまの忘れ物ならすることがあるけれど、ほぼ毎回忘れ物をしたり、頭の中で考えようとしてもごちゃごちゃしてしまったりする。いわば『天然』タイプなのがこの症状だ。

型にはまったことが苦手で、学校教育では問題児と扱われるのがこのタイプだ。

ネガティブ俳優で知られる栗原類さんがこの症状であることを公表しているし、脱税で問題となったチュートリアル徳井さんもその疑惑がある(実際に彼が診断を受けて公表しているわけではないのであくまでも『可能性』ではなるのだけれど)。彼らを見るとわかるように、ADHDの人は『型にとらわれない』仕事に向いているといわれている。

 

アスペルガー症候群:融通がきかず、コミュニケーションに難がある

続いて、アスペルガー症候群について。さっきも書いたけれど、アスペルガー症候群という呼称は現在は医学的なものではない。現在は『自閉症スペクトラム障害』という、コミュニケーションと言語に障害がある症状のうち、知的障害と言語障害を伴わないものを指す。

現在医学的に認定されているものではないので、その定義はいくつかある。今回は、東京都自閉症協会で書かれている具体的な症状から、アスペルガー症候群とは何かを説明するよ。

 

まず、『正直すぎる』。太っている人に「太っているね」といったり、年配の女性に「老けてますね」といったりするのは失礼とされているけれど、それが理解できず、思ったことをそのまま言ってしまう。あるいは、子供のころ先生の悪口を陰で言い合っていたけれど、先生に「僕は●●君と一緒に先生のことをあのハゲって言いました」と正直に暴露してしまう。そしてそのことに関して『友人を裏切った』という感覚も持たない。

そして、『コミュニケーションに障害がある』。多くの人は相手と適切な距離を保ってコミュニケーションを楽しむことができるようだけれど、アスペルガー症候群の人にとってはなかなか難しい。一問一答形式の会話をズバズバ言ってきたり、自分の趣味について相手の興味がないにも関わらず延々と話し続けたり。

規則に厳格過ぎる』というのもアスペルガー症候群の特徴として挙げられる。僕自身この傾向が強かったしいまだに残っているのだけれど、例えば大学の講義に1秒でも遅刻したら、(例え出席確認をしない授業であっても)途中で入ることをせず、そのまま欠席するということが多々としてあった。いわば、「別にいいじゃん」というのができないのがこのタイプだ。

ADHDが『型にとらわれなさすぎる』のに対し、アスペルガー症候群は『型にとらわれすぎる』という症状があるんだ。

 

発達障害を『1つ』として認識してはいけない

『いわれた仕事をこなす』が得意なアスペルガー症候群、『型にはまらない仕事』が得意なADHD

ADHDとアスペルガー症候群、この2つの症状は見事に違う。ひとことで言って真逆に近い。

義手の人と義足の人では困っていることが異なるように、ADHDとアスペルガー症候群とでは当然対処法が違う。

与えられた仕事をきっちりこなすのは、アスペルガー症候群の人は比較的得意だろうけれど、ADHDの人は思うようにできないこともある。

一方で、唯一無二のものを作るクリエイティブ業において、ADHDの人が活躍できる一方、アスペルガー症候群の人はあまり向いていないだろう。

 

それぞれの症状を、それぞれ個別に理解することが、発達障害の人がより活躍できる社会の形成に必要不可欠なのではないかな。

今回はここまでだよ。

もっともっと、発達障害への理解が広まるといいなと思っているよ(^●ω●^)

 

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