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発達障害のつらさをアスペルガー症候群当事者が考える

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はいどうも、カワウソだよ。

先日に引き続き、発達障害の話をさせてほしい。

ごまたん氏のツイートに対して、いまだにもやもやした感情があるんだ。

 

こういうツイートが話題となるのも、発達障害への理解が不十分であることのひとつの証明なのだととらえている。

今回は、実際の発達障害の症状ではなくて、発達障害であることの『心情的なつらさ』を焦点において、実際定型発達の人と比べて、あるいは身体障碍を持った人と比較して何が違うのか、考えていくよ。

発達障害は『見えない』障害

もし発達障害が可視化できたら

僕が発達障害について考えるとき、よく頼りにしているのがなっつんさんだ。

彼女はADHDとASD(俗にいうアスペルガー症候群)を併発し、そしてHSP(感受性がたかすぎる人)だ。

この方のツイートは、おそらく考えうる人すべてのことを考えてなされているように僕は思う。

そんな彼女はこの『発達障害を言い訳に~』についてどう考えているか。

 

『発達障害を言い訳にするな』というのは、 車いすの人に「歩けないのを言い訳するな」といっているようなもの

というのがなっつんさんの言葉だ。

 

発達障害の問題点のひとつは、『見えないこと』だろう。それは僕自身感じている。

もちろん身体障碍、それも見える身体障碍の人がずるいとか、そう言っているわけではない。

ただ、もし発達障害が、車いすや義足のように可視化されていれば、『図太さ』とか『自信満々に』とか思われることもないだろう。

 

ごまたん氏は『自称障碍者』を批判しているようだけれど、それもいろいろだ。

おそらく氏が想定している『自称障害者』とは、『本当は脳機能で問題はないが、仕事ができないのを障害のせいだと、いわば悪用する人』なんだろう。

しかし、本当に問題あるにもかかわらず、診断に行っていない人だって当然いる。発達障害かどうかは病院にいくなどして初めて診断されるので、まだ受けていない人も当然『自称障害者』になる。

そして、『障害を悪用する人』と、『実際に受信はしていないが苦労している人』の区別は難しい。

 

もし発達障害が可視化されていれば、『足の遅い人』と『うまく歩けない人』はひとめでわかる。

もし可視化されていても、嫌味を言われることはあるだろう。ヘルプマークをつけて優先席に座っていた人が中傷を言われたというツイートをみたことがある。可視化されたらそれでまた、別の問題が起こる。

しかし、可視化されれば、少なくともこのツイートの意味合いにおける「障害を言い訳に~」は起こりえなかったのではないか、そう考えているよ。

 

発達障害は『見せられない』病気でもある

さらに言えば、発達障害、より厳密にいえば、身体障害でもあてはまるものがほとんどだろうけれど、多くの人にとって『見せられない』。これもまた障壁の一つだ。

心理的に、自分は障碍者ですというのには、躊躇する部分がある。それは多くの場面において当てはまる。特に、特にといってもほかの障害を軽視する意図はないのだけれど、発達障害の告白は、どこか、頭のおかしい人という印象を抱かれないか、そう不安に思う人もいるかと思われる。

車いすや義手義足の人の中には、むしろそれを隠したいと思う人もいるかもしれない。その『隠したい』つらさと同じように、発達障害の人には『見せたくない』という思いを持つ人がいる。

このことに関する理解が、あまり進んでいないのではないか、そう感じるよ。

 

(3月6日追記)

この記事に関してコメントを頂きました。

ASDとADHDの診断を受けてそれを周りに公表された方が、そのことを気にかけて今まで以上にひきこもりの度合いが高まったとのこと。

自分が発達障害ということを公表した結果、旦那さんの評価が下がるのではないかと振り返って懸念したそうです。

もとの、『自称発達障害』とは真逆といえるタイプといえますが、おそらく、このコメント主様と同じ気持ちを抱いている発達障害の方は多いと思われます。

場合によっては必要以上に気にしたり、また公表した後でもそのことを後悔したり。発達障害という病気そのものに加えて、こういった心情的な被害がおこってくるのもまた、発達障害を障害たらしめているものではないでしょうか。

 

彼らの抱く心配が杞憂に終わることもありますし、それが理想なのですが、上のツイートにあるように、いざ公表したらしたで煙たがれることもあるのが現実です。

ADHDもアスペルガー症候群も、名前は知られているのにその実情があきれるほど知られていない。

本当の意味で、こういった『発達障害』とは何か、一人一人が考える必要があります。

 

 

『できる障碍者』が障碍者の代表ではない

1枚3000円のマスクは買えない

 

前回の記事でも書いたのだけれど、僕は、ごまたん氏が出会った発達障害の女性は『できる発達障害』だったのだと判断している。

というのも、自分で弱点をはっきりと認識し、それを告白してその具体的な解決法まで提示するのは、言ってしまえば、その他の能力がかなり長けているタイプだ。

そりゃ、がんばろうと思えばできる。実際僕自身リアルで告白している側だ。

しかし、これがめちゃくちゃ疲れる。心臓の動機は激しくなるし、もしかしたら目の焦点もあっていないかもしれない定型発達の人からすると想像しがたいかもしれないが、実際『できるけど疲れる』というのが本当のところだ。

 

例えるならば、普通の人が7組300円とかのマスクを買える一方で、発達障害はなぜか1つ3000円で買わされているという感じだ。

手取り月20万円でも、頑張れば買える。まあ1ヶ月1枚くらいは買えないことはない。ただ、普通の人のようにホイホイと消費できるものではないだろう。

ただ、1つ3000円のマスクでも、手取りが月500万円くらいあれば、そこそこの数を買えるだろう。ごまたん氏が触れた発達障害の人は、いわばこの『手取り500万だから3000円のマスクを買える人』だ。

しかし、手取り20万の人には、1枚3000円のマスクを大量購入することはできない。これで「マスクくらい買えよ」といわれても困る。

これが、多くの発達障害の人が抱えている悩み・苦しみなのではないかな。

 

今回はここまでだよ。

発達障害について『外から』言う前に、まずは知ってもらいたいところだよ(^●ω●^)

 

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