はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。
今回も頑張っていこう。
さて、現在新聞離れの現象が起こっている。
2015年の調査では、平日に15分以上新聞を読む人は、60代では男性53%女性56%なのに対して、20代は男性8%女性3%となっている。
1995年の調査では60代77%、20代32%だから、若い人だけでなく高齢者層も新聞離れしているね。
確かに、現在はPCやスマホで手軽にニュースを見ることが可能になった。
あるいは、フェイクニュースが蔓延し、新聞の価値が下がっている。
しかし、そんなフェイクニュースがはびこる時代だからこそ、ぼくは新聞の購読を推奨するよ。
今回は、なぜ今こそ新聞なのか、新聞が誇るメリットとはなにか、見てみよう。
1.なぜ、ネットよりもテレビよりも新聞なのか
1.1ネットニュースは視野を狭くする
まず、スマホやネットでのニュースの問題点としてあげたいのが、自分の興味ある問題についてしかみなくなるという点だ。
一部のスマホニュースアプリは「自分の読みたいニュースを選んでくれる」のをアピールしているけれど、そういうアプリに依存していると、自分が専門外のニュースを全く見なくなる。一部の分野には詳しいけれど、他の分野の知識が一切なくなる、その恐れがでてくるんだ。
また、興味だけで済むならいいけれど、自分にとって都合のいい情報しかうけ取ろうとしない人が出てくる。
特にその傾向が著しいと感じるのが政治面だ。
現政権が何かうまいことをやってもアンチ安倍の人はそのニュースを調べないし、逆に何かやらかしたとき、安倍さん支持者の中にはそういったニュースを調べようとしない。
そういったネットニュースの弊害を表した事件が、2018年8月に起きた。
2018年8月、とあるアカウントが話題になった。
あるアカウントが、ツイッターのバグを面白可笑しくツイートした。
それは、オバマ前大統領のツイッターと日本人の絵師のアカウントがごっちゃになり、
オバマ大統領が「のんびり絵を描いています」と日本語で自己紹介しているように見えるというバグだ。
それに対し、あるアカウントが不思議に思った。
バグってどういうことですか?黒人の方が絵を描くことがバグなんですか?
その後のやり取りで、このアカウントがジョークの趣旨を理解していないだけでなく、オバマがアメリカ前大統領であることを知らなかったことが判明した。
オバマ知らない問題の本質は、
「最低レベルの教養もないのに、なぜか(レイシズムに近い)過激思想だけはきっちり会得している」
=「無知につけ込んだ悪意ある誰かにより、囲いこまれ洗脳された可能性がある」
と考えられることで、つまりこの案件はネト〇ヨ増殖やカルト宗教の問題に限りなく近い
— ゆりぃ (@gt_r_nismo_gt3) 2018年8月12日
しかしこのアカウント(現在は削除されている)、まったくニュースを見ないというわけではなく、むしろ女性差別に関するネットニュースは積極的に読んでいたようで、それに関するオピニオンも投稿していた。
女性差別問題のネットニュースは読むがアメリカ大統領を知らない人が現に存在したわけだ。
新聞を購読していれば、こういう偏りは起こらないだろう。なんせ、オバマが新聞の一面に何度も出て、いやでも覚えるからだ。
これは極端すぎる例だけど、ネットニュースだけでは、偏った情報しか得られなくなるのではないかと思うよ。
これが新聞のメリットの一つだね。新聞を購読していれば1面くらいはだれでもざっと読むし、一般常識が限りなくゼロになることは考えにくいよ。
1.2.テレビニュースは時間の無駄
そして、テレビニュースはほとんどの場合、時間のムダだと考えている。
というのも、まず放送時間が限られている。お昼の情報番組は別としても、ビジネスパーソンが見るような番組は、18時とか19時とか21時から、30分かけて5,6本のニュースを放送するものだろう。
しかし、30分あれば新聞をざっと見ることができる。見出しを読むだけなら50以上のニュースに振れることになる。
もちろん、テレビニュースにもメリットがあるだろう。それは、作業をしながらニュースが知れるということだ。
しかし、それで得られるニュースは30分でMAX10程度。その程度ならば10分足らずで読むことができるね。
結果、テレビニュースはコスパも悪いし、速報や気象情報を除けばあまりメリットがあるものではないんじゃないかな。
新聞はいつでも読めるし、そもそも記事数が多い。それは、テレビニュースにはないメリットなのではないかな。
2.フェイクニュースの時代に役立つ新聞の読み方
2.1.新聞は最低2紙読もう
しかし、新聞にもフェイクニュースが存在する。二重三重にチェックはされているものの、事実と異なるフェイクニュースを載せてしまうことはゼロではない。
ではそれに対応するにはどうすればいいか。
複数の新聞を読むというのが一つの策だ。
まず、僕は新聞を読むとは言え、新聞を信頼しているわけではない。
わざと間違った情報を載せることはしないだろうけれど、自社の政治観に都合よく切り取りをしている可能性はある。
となれば、複数の新聞を購読するのが解決策のひとつじゃないかな
例えば朝日新聞がAと書いていたものが日経新聞でBと書かれていた場合、どちらかが間違っているというのがわかる。
その場合、どちらが正しいか、別の新聞をキオスクで買って調べてみる。例えば毎日新聞を買って、Bと書いてあるならば、朝日新聞が間違っている可能性が高いと判断できるね。
そして、で政治観が全く異なる、翼の左右が違うものを読むといいんじゃないかなとも思っているよ。
朝日新聞を読んでいるのならば、毎日新聞よりも、読売新聞や産経新聞を新たに買った方がいい、ということだね。そうするとで、知識が保守あるいはリベラルに偏りにくいというメリットがある。
新聞を複数読むというのは、池上彰さんも実践している。
池上彰は全国紙と一部の地方新聞をすべて購読していて、産経新聞は二紙取っているそうだ。
ネットなどでは、池上彰は左翼だといわれることがあるけれど、ちゃんと保守よりの産経新聞も読んでいるんだね。
2.2.「おすすめの新聞」は検索するな
Googleで「新聞」と検索すると、「新聞 おすすめ」とサジェストされる。
多くのひとが、新聞は読みたいけれど、どれを買うべきかわからない、というのが本音のところなんじゃないかな。
僕は、「おすすめの新聞は!」とか「新聞の比較!」とかいうブログ記事は読むだけムダとだと考えているよ。
というのも、まず、そういう記事を書いている人が、果たして全国紙を全部ちゃんと読んでいるか疑問だよ。
検索してみると、たった1日だけ全国紙をとって比較しているブログ記事が上位に表示されている。
あるいは、かなり偏った思想の入った記事が上位に入っている。(本人も偏向は認めている)
検索エンジンの都合上、こういった記事が上位表示されることもある。
それならば、自分の財布からお金を出して、コンビニで一通り買う方がいいと思うよ。
朝刊だけなら全部かっても600円ほどだから、本一冊分未満の値段で買えるね。
2.3.自分は何を買っているか
以前は毎日新聞ではなく朝日新聞だったんだけど、森友加計学園問題関連の記事から、信頼できないと判断し、毎日新聞に変えたよ。
毎日新聞は、個人的には文化面・書評・科学の記事が面白く、そこが気に入っているよ。
ただし、この二紙を読めと言っているわけではないよ。
一度何日か読んでみて、しっくり来たら定期購読、どうも合わないなと思ったら解除、これでいいんじゃないかな。
その方が、無理なく続けられるというメリットもあるしね。
3.まとめ
新聞には、ネットニュースやテレビニュースにはないメリットがある。
しかし中にはデマ記事・フェイクニュースもあり、信頼に値するものではない。
その問題を解決するためには、二紙購読する。政治観の違う新聞を取ると、どちらの意見・情報も取りこぼさずに得られるというメリットもできる。
今回はここまでだよ。
これを読んでいるみんなが情報の覇者になることを望んでいるよ(^●ω●^)