はいどうも、カワウソだよ。
『コロナ離婚』というものが流行っているそうだ。
どうも、自粛要請で夫が出勤せずずっと家でいるのが煩わしいということで離婚を考える妻が出ているようだ。
確かに、『コロナ疲れ』もあって、精神的に余裕がなくなっている人がおおくなるのは当然だ。
しかし、それが離婚にまで発展するのは相当なものが普段からあったのだろう。
ちなみに、これに関して妻に聞いたところ、『絶対にない』とのことだった。安心しているよ。
もともと共働きだったし、在宅時間は僕のほうが多かったこともあるのだろう。家事の負担率も僕が多めにしている。昭和の夫婦の男女別バージョンと思ってくれたらいい(そこまで文理しているわけではないけど)。
配偶者が在宅労働することのストレスだけではなく、もちろん経済的な理由もある。
これから結婚を考えている人に伝えたいのだけれど、これからは、より現実的に考えていくうえで、『リスク』と『リターン』の2つを慎重に考えてく必要がある。
今回は、このリスクとリターンについて、詳しく解説していくよ。
震災で活きる『ローリスク』
平時はハイリターン・有事はローリスク
改めて僕と妻の立場関係を簡単に書いていこう。
一言で表すと、妻はハイリスク・ハイリターン、僕の仕事はローリスク・ローリターンの仕事だ。
妻は、とある会社の責任者をしている。規模はそこそこだけれど、給料はまあ、だいぶある。
その代わり、まだベンチャーというか新興というか、会社自体グラグラしているところがある。一歩間違えればすぐ倒産しかねない。
一方の僕。真逆だ。
失業のリスクは、このご時世の中では比較的低い。公務員ではないから完全に安全というわけではないのだけれど、災害などの影響を受けにくい仕事についている。
その代わり、給料もまた低い。社会人2年目ということもあり、自分ひとりではまだまだ十分に暮らしていけない。
それでも僕が今の仕事に就いたのは、今の妻と話し合ったからだ。
付き合った当時僕は大学生で、彼女はすでに社会人だった。就職のアドバイスなども聞き入れ、今の仕事を選んだ。
それが、今活かされた。
最初、妻が世帯収入のほとんどを稼いでいて、円グラフにすると僕がヒモに見えるほどだった。
しかし、コロナにより家庭は激変した。
そもそも結婚したのが2019年の12月だから落ち着く間もなかったのだけれど、妻の収入が大きく減った。
妻の会社の状況は海外の経済状況に強く影響されるため、国内のほかの社会人よりも打撃が早く、そして大きかった。
というか、収入どころの問題ではない。今は対策を急遽うってギリギリの状態を保っているそうなのだけれど、それでもかなり会社としてダメージを食らったらしい。
妻がいうには、僕がいたから家庭の最悪の状況は免れたのだという。
お世辞もあるだろうが、世帯のどちらかひとりでも安定した収入があると金銭的負担はもちろん、精神的負担もだいぶ軽くなる。
お互いローリスクローリターンだとそれもまたまずいかもしれないけれど、相手がハイリスクハイリターン・もう片方がローリスクローリターンの場合、平時と有事の両方において助かることがあると実感しているよ。
『ローリスク・ハイリターン』を作るのが結婚の一つの理由かもしれない
芸能人が一般人と結婚する理由
結婚、あるいは単に恋人関係であるだけでもいいのだけれど、この『ローリスク・ハイリターン』こそ、結婚する理由の一つなのかもしれない。
結婚に関する言葉で「喜びは分け合って2倍に、悲しみは相談して半分に」というようなのを聞いたことがある人は多いと思う。
それは精神的な面だけでなく、(少なくとも負担に関しては)経済的な面において理にかなっている格言だと言えよう。
そう考えると、芸能人の結婚もまた、ローリスクハイリターンを考えたものなのかもしれない。
女優や俳優アイドルがお笑い芸人と結婚したり、はたまた声優が一般人と結婚したりする。
「なんで?」と思うこともあるけれど、もしかするとリスク管理の一環なんじゃないだろうか。
ある人気女性声優の方(誰かは忘れた)がラジオで言っていたことなのだけれど、
声優はいつ無職になるかわからない、だから安定した収入を持っている時点で『一般男性』なんだそう。
あるいは、違う業種の人同士なら、お互いが同じ時期に売れなくなる確率が大きく低下する。
もちろん、同じ仕事仲間だと別れたとき気まずいという『リスク』もあるだろうけれど、経済的な観点から言っても、こういう結婚は正しいと考えているよ。
収入だけでなく家事の面でも
もちろん、リスク分配は経済的な部分にとどまらない。
家庭の事情、例えば家事に関しても同じことが言える。
料理を例に挙げてみよう。
奥さんばかりが料理して、旦那さんが待ったく料理しないとする。
そういう状況になると、旦那さんの料理スキルはどんどんなくなっていく。
数十年たって、奥さんがなくなったとき、旦那さんはどうするのだろうか。
もちろん、お手伝いさんを雇って作ってもらうのもいいし、スーパーで既製品を買うのも手だろう。
しかし、それだとお金がかかる。自分で作れた方が安上がりだ。
家事を一方に任せるのも、夫婦という長期的な関係を築くにあたってはリスクになりうる。
奥さんの方が料理がうまい(ハイリターン)であっても、少しくらいは旦那さんも料理を勉強しておいた方が、リスクを減らせるのではないかな。
今回はここまでだよ。
これから結婚を考える人、そして、今の結婚生活に不満がある人はぜひともしっかり考えてみてね(^●ω●^)
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