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【卒業生が考察】早稲田大学が推薦型入試を6割までひきあげる件について【多分大丈夫】

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はいどうも、カワウソだよ。

早稲田大学が、学部入試におけるAO・推薦入試の全体における割合を6割まで引き上げる方針を発表した。

早稲田大学「AO・推薦入学者」を“全体の6割”へ…今、教育界に起きている「変化」

このニュースのコメントを見る限り、これについて否定的な声が多い。「AO入学者は退学予備軍」というものまで見られた。

 

「推薦入試は学力が低い」というのは、おそらく多くの人がもっている考えだろう。僕自身、大学で成績が非常に悪く、教授に「君、一般入試だからやれるはずだよね?」と聞かれたことがある。話題となっている早稲田大学の教授の中にも、推薦入試に否定的な声はあるようだ。

ただ、僕自身は結構賛成派だ。一般入試で先進理工学部に入学した身としては、一般入試を推したい気持ちもわかる。あの問題を作れる技術は残しておきたいし、もし大学が一般入試をゼロにするような真似をすれば強く反対する。

しかし、一般入試の割合が半数を割っても、一部の人が懸念しているほどの悪影響はないと思っている。今回はその理由を書いていく。

 

入試成績とGPAは無関係

入試の難易度にこだわるのは無意味

まず、入試成績とGPA、すなわち大学での成績との間に有意な相関関係は見られない。すなわち、入学時の成績が良くても、大学の授業でいい点を取れるとは限らないということだ。

これは直観に反するだろう。もし授業の点と入試が関係ないとすれば、なぜあれほど受験勉強を頑張ったのだという声もあるかもしれない。

しかし、どうも、入試でいくら良い点をとろうが、入学後はあまり意味ないようだ。

大学入試の成績とGPAの関係は、東京理科大学・宮崎大学・北海道大学などが独自に調査している。詳しくは下記のnoteが詳しい。

大学入試と入学後の成績の関係

 

ここに載ってあるデータを参照すると、入試の成績と大学4年間の成績には大きな相関は見られない、1年次の成績と4年間の成績には強い関係がみられる(東京理科大学の調査ではr = .92 。これは、1年の成績で4年間がほぼ決定するといってよいほど大きい値だ。また、宮崎大学の調査でも同じことが確認されている)、一般入試とAO入試とで、入学後の成績に差異はない(北大・東北学院大)(ただし、スポーツ推薦・内部進学は成績が悪い傾向にある(東北学院大学))、といったことがわかる。

 

他大の調査に基づくと、早稲田が推薦入試の割合を増やしても、直ちに悪い影響が出るとは考えにくいのではないか。

 

燃え尽きを防止する

早稲田の入試はえぐい

また、調べてはいないものの、早稲田には、上記の大学よりも、入学後に燃え尽きる人が多いように思う。

なんだかんだで私学の雄、志望者は多い。そして、その期待に応えるかのように、問題がかなり難しい。特に、政経や法といった文系学部で顕著だ。

 

僕の在籍していた理工学部は、英語の長文は難易度が鬼だが(あまりに難しすぎて、受験者がほぼ誰も解けない。)、数学と理科は基本レベルだ。東大が第一志望の人なら最低でも9割とれる問題だ。

一方の文系学部。特に日本史や世界史において、暗記すべきことがかなり多い。東大など国立大学だと資料読み取りが多い一方で、早稲田などの私立は持っている知識量がものをいう。

資料読み取りのような技術は修得に時間がかかる一方、暗記は短期決戦だ。短期間でいかに大量に覚えるか、それがものをいう。

逆に言えば、暗記で入試を乗り切った人は、その受験に費やすエネルギーを短期間で燃やし尽くしてしまう。

 

そういった『燃え尽き』を防ぐためには、丸暗記から離れることが必要だ。

推薦入試では、単語の丸暗記からは程遠い(少なくとも理想論では)から、燃え尽き症候群からは最も遠いのではないだろうか。

 

それでも学力不足が気になる人に

推薦時代が悪いわけではない

そうはいっても、低い学力の学生を入れることにつながらないか心配する人はいるだろう。正直僕自身、その気持ちがないわけではない。

ただ、その場合、推薦試験が悪いわけではないと思う。問題は、学力試験を一切課していないことにある。

となれば、試験を課せばいいのではないか。すなわち、独自の試験、あるいは共通テストで一定以上の点数を取らなければ不合格にするなどの措置をとる、というものだ。ただし、その基準は一般入試より易しめにする。これで、推薦入試の本来の目的である『多様性の獲得』を落とすことなく、かつそれなりの学力を持つ学生を得ることができる。

まだ早稲田大学から、詳しい発表はないようだ。学力低下を招かないための何等かの措置をとることを期待するよ。

 

そもそも落ちるレベルがない

元から堕落人間は多い

そもそもだけど、早稲田の学生はそれほどレベルが高いわけではない。これは少なくとも現時点でもいえることだし、どうも推薦入試が始まる前からそんな感じだったようだ。

これは、「自由」の度合いが高いことと関係している。

早稲田は、日本の有名大学の中で、京都大学に次いで自由な大学だ。ただ、京大ほどぶっとんでいない。学生のほとんどは優等生ぶっているのだけれど、それでも奇人・変人・堕落人は多い。

夜の高田馬場に行ってみればわかるけど、この大学では、堕ちる人はとことん堕ちる。ダメ人間にも優しいのがこの大学の特徴だ。

留年、休学はそれぞれ4年間可能だから、最長で12年大学にいられる。さらに、中退しても復学が可能だ。もちろんこれは、ダメ人間のための措置ではなく、むしろ様々な事情を抱える学生への措置が元だろうけど、学生の4人に1人が留年するのはこういう制度が少なからずかかわっているかもしれない。

 

この留年などの制度がかかわっているかどうかはわからないけど、地に落ちているところは多い。したがって、これ以上落ちるということはすくない。

となれば、大きな変革をすると、伸びしろしかない。

 

正直なところ、これからを見守ることしかできない。ただ、個人的には、おそらくランクが大きく下がるようなことはないと思っているよ。

今回はここまでだよ(^●ω●^)

 

 

 

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