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新型コロナウイルス

【非合理的】「五輪をやめて命を守れ」が間違っている2つの理由

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はいどうも、カワウソだよ。

ついに始まった東京五輪。開会式前から様々な問題が起こったていたし、直前までどうなるか読めなかったよ。

開会式自体は、「威信を示せない」「日本がいかに馬鹿か思い知るだろう」という意見が出ているけれど、その一方で選手はとんでもない成績を残している。

この記事をかいている時点で、日本の金メダル数は世界一(現在は3位)。地元開催で、かつ選手村の不手際が多数あったから当然だという声もあるみたいだけれど、それを考えても、やはり日本の強さがうかがえる(2016年リオ五輪では、本場ブラジルのメダル数は19で、日本の41の半分ほどだった)。国ごとに得意不得意があって、これから追い上げが期待される国・地域もあるだろうけれど、たとえ一時的であっても、日本が一番金メダルをとっているのは驚くべきことだ。

さて、そんなオリンピック。開催後も反対している人がいる。

その人たちは、開会式が始まった後も、ツイッターで #五輪をやめて命を守れ というハッシュタグをつけてツイデモを行っている。

しかし、正直どうかなとも思っている。

とはいえ、彼らの気持ちもわからないでもない。単純に、開会式が始まる直前から新規感染者数が爆発的に増えているし、また、茂木健一郎氏のように、過度に五輪を擁護する人もいる。こういうのを見ると、反対する気になっても仕方ない部分がある。

しかし、それでも、「五輪をやめて命を守れ」というのはどうかと思う。今回は、その理由を考えていくよ。

 

感染拡大が五輪と関係しているとしても、中止する意味がない

ウイルスを国外追放するのは事実上不可能

まず、開会式の前後あたりから、東京を中心として全国で感染が拡大している理由について。

これを、五輪開催がかかわっていると仮定することは、理論上は可能だ。すなわち、海外から選手、あるいは関係者を各都道府県が受け入れたことで、彼らがウイルスを持ってきた可能性だ。

正直不謹慎ではあるんだけど、実際感染して帰国した選手もいるし、一つの仮定として考えていく。

その場合、今五輪を中止したとして、国内に持ち込まれたウイルスは減るのだろうか。

これからの国民の行動によって増加を抑えることはできるかもしれないけれど、減らすことは難しい。どれだけ頑張っても、1か月くらいはかかるんじゃないかな。

 

すなわち、オリンピックを中止したとして、ただちに新規感染者が減るわけではない。すなわち、直接的には、「五輪を中止して」というのは意味がない。

 

「五輪の予算で何ができる?」の考察は大切だが……。

オリパラ予算1.6兆円、繰越金30兆円

今回の東京オリパラ、開催資金は1.6兆円と、歴代大会の中で最大だという(うち、9200億円が国と都の支出)。コロナ禍で削られたかもしれないけれど、戻ってこないお金もあるだろう。

確かに、この1.6兆円という数字は無視できない。東京五輪・パラ1.6兆円で何ができる? 貧困・復興・コロナ…(毎日新聞)によると、1.6兆の金があれば、全国の小中学校の給食を無料にできるという。日本では子供の貧困が深刻な問題となっている。政府は早急に、1.6兆円を使い、給食費を無料にした方がよいだろう。

 

しかし、国にはもっと金がある、というと語弊があるかもしれないけれど、五輪を中止せずとも1.6兆円を捻出できるとにらんでる。

2020年度予算のうち、2021年度への繰越金が30兆円もあった。あるいは、本年度のコロナ対策予備費は5兆円ほどある。

これらの費用を今から増やすのもまた難しいだろうが、少なくとも、「五輪で金使いすぎて来年度コロナ対策にあてる予算がない」という事態には陥らない。

少なくとも、今オリパラを中止したとて、この1.6兆ないし9200億がまるまる戻ってくるわけではない。

一度広まったウイルスと同じで、元には戻れないのが現実だ。

 

五輪をやめずに命を守れ

無症状感染者かもしれないあなた自身ができること

じゃあ、僕たちはこの感染拡大・医療崩壊の危機に何もできないのだろうか。

そうではない。僕たちにできることはある。

まず、不要不急の外出を控えることだ。これに尽きる。

経済を回すべきだという意見もある。それも賛成だ。都からの協力金が支払われていない飲食店が増え、経済の影響で自殺する人が増加する恐れがある。

ただ、その場合も、1人、2人くらいでいくのが望ましい。大人数で1回会食するのなら、少人数で10回行った方がまだリスクは小さい(もちろん、少なくとも無症状であることが前提だが)。独自の計算によれば、6月末に有名ユーチューバーが行った31人会食は、4人会食の400倍以上の感染リスクがある。(計算方法は下の動画を見てほしい)

同じリスクであれば、少人数で何十回も食べた方が、飲食店の利益によりつながる。医学的な見地からすれば、飲食店に行かないのが一番だ。しかし、経済を優先したいという人は、なるべく少人数、できれば一人か二人で行ってもらいたい。

絶対にすべきでないことは、大人数での食事、あと、飲酒だ。

渋谷や新宿では若い世代の人たちが深夜立ち飲みをしているようだけど、こういう行動は擁護できない。20代の一人という立場で、若者に警告する。

家で飲もう。家で五輪を楽しもう。飲食店は1人で。

 

もう国や都が信頼ならないというのであれば、自分自身で守っていくしかない。もちろんそれでリスクをゼロにすることは不可能だけど、低くすることはできる。

「五輪をやめて命守れ」ではなく、「五輪をやめずに命守ろう」。政府や都道府県だけではなく、都民・国民各自へのメッセージだ。

9月末の新規感染者大幅減少について

2021年9月30日、東京都の新規感染者数が100人を割った。

緊急事態宣言も全地域で解除され、もはや多くの地域では『ウィズコロナ』として、多少の面倒さをともにしながら普通に生活している。

さまざまな要因があるから、これが原因で感染者数が減ったということはむずかしいけれど、1日100万回のワクチンが功を奏したところは大きいだろう。

8月末には1日あたり2万人を超える日があったのに、今はその10分の1だ。

 

しかし、忘れてはいけないのは、まだまだ感染対策を気を付けなければいけないということだ。

2020年、最初の緊急事態宣言が解除されたとき、1日あたりの『全国の』新規感染者数は100人を下回っていた。なんと、わずか21人だった日もある。

克服したと思われた2か月後、一日あたり感染者数が再度1000人を超えた。これがウイルスの怖いところだ。2倍が4倍、4倍が8倍というように、ほぼ根絶したと思われても、短期間で感染が再爆発する。

ついこの間まで一日あたり20000人以上だった今となっては少なく感じるだろうけど、当時はそれでも結構なパニックだった。デルタ株やミュー株を最後に、しばらく新しい変異株は確認されていないようだけど、今後新しい、それもワクチンの効きにくい株が流行するかもしれない。

そうならないためにも、あるいは、万が一新規株が発生した場合でも感染爆発を抑えることが最重要だ。

 

大事なのは、やはり引き続きの感染対策だろう。冬に入り、空気が乾燥する。より、リスクは大きい。

再び、マスクの着用などの感染対策をし、なるべく感染拡大のスピードをおそめていこう。

 

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