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【恋愛コンサルタント】炎上商法の何がまずいかを改めて説明する【慶大生社長】

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はいどうも、カワウソだよ。

最近になって、また炎上商法を見かけるようになった気がする。コロナ禍でSNS利用頻度が増加したことも関係しているのかもしれない。

最近だと、慶大生社長を名乗る方が炎上した。

 


この主張の正しさはともかく、ほぼまちがいなく炎上する内容のツイートだ。

また、このツイートのツリーに、自分のセミナー宣伝していることを考えると、おそらく炎上を狙ったのではないかと考えられる。俗に言う炎上商法だ。もし狙って炎上していないとすれば、それは正直危機管理の欠如と思われても仕方ない。

他にも、婚活コンサルタントを名乗るアカウントが、飲食店の予約キャンセルを推奨するかのようなツイートをして炎上したこともあった。

「婚活初心者をボコボコにして現実を突きつける」と称する婚活コンサルタント、昭和丸出しのレトロな感性を晒してボコボコにされ現実を突きつけられる

 

一般的に、意図せず炎上すれば、なんらかの対処を取る。謝罪ではなくても、毅然と対応することもある。どちらにせよ、批判してきた人を馬鹿にすることは少ない。

しかし、意図的にやっている人は、むしろ反対派を馬鹿にすることがほとんどだ。「自分が正しい。反論するやつはバカだ」という態度を取る。

今回は、そういう炎上商法が時々出現する原因を考えていくとともに、それが長期的に見るとさほど得はしないということを見ていこう。

 

なぜあの人は炎上商法をするのか

短期的には、炎上商法は効果的

まず、炎上商法の是非について考えていこう。

道徳的な点はおいといて、やはり短期的には得だということは間違いない。

悪名は無名に勝るという言葉があるけれど、まさにそれだ。悪いことをやると、見知らぬ人がそれを怒ってくれる。自らの正義感に基づいて、「こんなひどい奴がいる」といって拡散する。

そう。怒りは広まりやすい。

どのくらい広まりやすいか、最も分かりやすいのが、2019年5月に話題となった「少年革命家 ゆたぼん」だろう。

「不登校ユーチューバー」として新聞、テレビに取り上げられたゆたぼん。彼が炎上したのが、5月。ちょうど令和最初の日から数日たったころのことだった。

しかし、ゆたぼんが、炎上の原因となる動画を投稿したのは2019年5月ではない。それより半年も前の、2018年12月のことだった。

どうも、彼のお父さんがメディアに働きかけて話題をつくったというそうなのだけれど、逆にいうとそれまでは、ほとんど見向きされなかったということになる。

Social Bladeというサイトで、ユーチューバーの登録者数が記録されているのだけれど、それを見ると、2019年5月のチャンネル登録者数は607。それがわずか1ヶ月で4万人近くくにまでなる。総視聴回数も、5月から6月の1ヶ月で50倍以上になった。そして現在、登録者数は14万人。登録解除祭りなんてのもあったらしいけれど、結果的にはあの炎上以来順調に登録者数が増えているようだ。

彼の場合は、着火までに結構時間がかかったが、一度火が付いたら一気に広まる。こういうのを見ると、確かに炎上商法は効果的のようにみえるね。

 

 

なぜ売れる人の多くは炎上商法をしないのか

炎上商法はビジネスのつながりを自ら断ち切る行為

ゆたぼんだけでなく、先にふれた慶大生社長にも言えることなのだけれど、炎上商法はやはりかなりリスキーだ。

HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんなどは、誰かをあおって炎上することはほぼない(著作権侵害だったり自らの不貞、ゴルフクラブを折っりしたことで炎上することはあったけれど)。

それはなぜか。炎上商法がリスキーだからだ

どういうふうにリスキーなのか。一言であらわせば、大きいところから金をもらう可能性が潰えるということだ。

ちょっと曖昧な表現をしてしまったが、要は広告だ。ユーチューバーの収益は主に2つあって、一つはテレビCMみたいに流れる広告、もう一つは、いわゆる案件というやつで、特定のサービスや会社のプロモーション動画を作る。ブロガーもわりとそれに似たところがある。

 

最近(2020年12月)、Google広告でHIKAKINさんが登場しているものをよく見かける。HIKAKINさんがGoogleで、近くのレストランを調べているCMだ。

これは、GoogleがHIKAKINさんに仕事を持ちかけてきたということだ(正確には、UUUMという事務所が仲介していると思われる)。

Googleジャパンが、HIKAKINさんをCMで使うことで、ビジネスへつなげられると見込んだから実現したCMだろう。

 

こういう案件を得る可能性が、炎上商法をしている人にはあまりない。

自分がお金を豪遊する動画は作れても、会社からお金をもらうことはなかなか難しい。シバターさんや以前のラファエルさんのように、パチンコやR18系の仕事が来ることはあるみたいだけれど、そういうことをやって稼いでいるユーチューバーは、クリーンなユーチューバーよりも正直少ない。

炎上系ユーチューバーの殆どは、広告費に頼るしかない。

さらに言えば、その広告費だって、炎上でない場合と比べて低くなる可能性がある。

まず、低評価があまりにも多いと広告がつかなくなる。炎上商法では、自分が苦心して作りあげた動画で儲けられなくなる可能性が出てくる。

そして、自分の動画内容と関連した広告がつかなくなる。英語学習の動画に英語関係のCMが付きやすいように、一般的には、自分の動画の内容と一致する広告がつけられやすい。しかし、炎上動画では、それに関連の深い広告はあまりないため、動画内容と無関係な広告ばかり流れる。そうなると、視聴者はあまりクリックしないから、お金が入らない。

それでも、広告を流すだけでもお金になることは確かだろうが、おそらくYouTube側が広告クリック率などを計算していると思われる。そこを考えると、炎上ユーチューバーは、知名度は上がるかもしれないが、ちょっとお金にはなりにくいと思うよ。

 

炎上で成功するのは超実力者だけ

また、ユーチューバーでなくとも、社会人、特にコンサルや情報商材といった自営業で働く人であっても、炎上商法に頼ると、いざとなったときのセーフティーネットがなくなる。

順調に成功する経営者であれば、雑誌の取材が来たり、企業が商品の宣伝を依頼してくることもある。それがなくとも、人間同士のつながりができる。

しかし、炎上商法をすると、こういう機会が減る。起用しようものなら、むしろ不買運動につながるおそれもあるからだ。

炎上商法をするのであれば、そういうのを断ち切るリスクは背負わなければいけない。本当に、独りで活きていく覚悟が必要となるだろう。

そうなると、何か大失敗したときに擁護してくれる人がいなくなる。

 

救いがあるとするならば、その反感を覆すほどの実力が求められる。スポーツでいえば、本田圭佑選手やダルビッシュ有選手などがそうだろう。彼らは実力があるから、多少変なことを言ってもゆるされるし、CMにも出られる(炎上商法というほど過激だはないだろうが)。ビジネスだと、ホリエモンさんクラスの実力があれば、テレビにも出られるし、いくら悪態をつこうが人は寄ってくる。

絵本作家の西野亮廣さんも、もしかすると同じ部類に入るかもしれない。僕個人は好きではないしアンチもたくさんいるようだけれど、成功しているということは一定の実力があるのだろう。

逆に言えば、ホリエモン並の、金を引き付ける能力がないならば、炎上商法で稼ぐのはなかなか難しいんじゃないかな。西野さんは、絵本作家になる以前はお笑い芸人だったし、相方の梶原さんがまたテレビやYouTubeで活動していることもあり、よい宣伝効果となっている。彼と同じことを知名度ゼロの人がやろうとすれば、ファンよりもアンチが多くなるのではないかな。

 

今回はここまでだよ。

みんなは、炎上商法をしないようにね(^●ω●^)

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