はいどうも、カワウソだよ。
2020年は世界的なコロナ禍のせいで、世界が変わらざるを得ない年だった。
その中で、おうち時間が増え、ユーチューブなどを見る機会も増えた。
そういう生活の中で、一つイラついたことがある。それは、「変な広告」が増えたことだ。
具体的に言うと、「菅総理が尖閣を中国にゆずろうとしている」とか、そういうものだ。悲しいかな、そういった広告が、このブログにも出てきたことがある。
昔からこういう過激な内容の広告はあったのだけれど、2020年になってから、よりそういうものを目にするようになった。
ユーチューブであっても似たような広告を目にする。最近はなくなったけれど、できの悪いバーチャルユーチューバー(KENTYtというらしい)みたいなのが、男性用化粧品の広告をする。髭の剃り残しを写真つきで載せていて、生理的にも嫌だったし、有名ユーチューバー・水溜りボンドの動画でおなじみの曲「cat life」をBGMとして使っていたこともいらだちの原因だった。めちゃくちゃウザいとしてツイッターでも話題となったから、おそらく多くの人が僕と同じ経験をしたのだろう。
ほかにも、以前はYouTubeでは流れなかったような、性的にきわどい広告も流れるようになった。
YouTubeでは、性的な内容の動画を出すのは禁じられているのだけれど、広告がそのルールを破っているのではないかと疑問を呈したユーチューバーもいた。確か、YouTube内で性的な言葉を何度も言ってしまうと広告がつかないおそれがあるそうなんだけれど、僕がみた広告の中には、セクシー女優の画像と名前を入れ、直球で性的な言葉が書かれたものがあった。あるいは、漫画風の広告で結構性的にまずいんじゃないかと思ってしまう(そして売っている商品は、性とは全く関係ないことが多い)ものもある。
いや、いくら何でもダブルスタンダードというか、「性的なコンテンツ」認定されて広告がつかなくなったユーチューバーがかわいそうになってくる。
ユーチューブは性的なコンテンツにかなり厳しいようで、乳首をみせるだけで広告がつかなくなるという。それで広告を消されて、苦労している人もいる。一時期は、人間の社員が減ってAIにまかせっきりになったせいで、まったく問題ない動画にも広告がつかなくなった事例もあるという。
ユーチューバーには厳しい一方で、広告にはてっきり甘い。おそらくこの画像をそっくりそのまま動画として流したらbanされかねない、そんな画像や映像を使った広告が平気で流れている。グーグルから広告を得ている身がいうのもなんだけど、「いい加減にしろ」と叫びたくなるよ。
とにかく、2020年以降、格段に、広告の質が悪くなったような気がする。
実は、これはコロナ禍であることと大きく関係しているんだ。
今回は、なぜコロナが流行ってからおかしな広告や過激な広告が増えたのか、また、それに対してユーチューバーやブロガーはどう対処していくか考えていこう。
過激な広告が頻出するのはブロガーの意図ではない
こちら側がブロックしない限り流れ続ける
まず、おそらく多くの人が分かっていると信じているのだけれど、ブロガーやユーチューバーがよっぽど気を付けていない限り、こういう過激な広告が流れてくるのはある意味仕方がないんだ。
というのも、このコロナ禍において、今まで広告を流していた企業の多くが、広告を出すのを自粛した。別に、3.11の時のようなものではなくて、単にお金が無くなった、あるいは経済の落ち込みを見込んだと考えられる。今まで以上に先行きが危うくなって、ブログや動画の視聴者が広告を見ても商品を買わなくなることは想像に難くない。だとすれば、今CMをバンバン出しまくるよりも、コロナウイルスが根絶されてある程度みんなが気軽に外出できるようになってから出した方がいい。
そういう判断から、今まで見ていたようなCMがあまり見られなくなったと推測するよ。
実際、僕のブログも、特に緊急事態宣言の時は、アクセスあたりの収益が半減した。ちなみに、その後、SEO改変の影響を受け、アクセス数も半減。収益は平時の4分の1くらいまで減った。
そういった、今までネット広告に力を入れていた企業が広告を出さなくなるとどうなるか。今まで日の目を見ていなかったような、いわば質の低い広告、あるいは、ブログの内容とあまり関係ないような広告が幅を利かせるようになる。
その結果、よくわからない広告を目にするようになる。
ちなみに、ここで言っている広告は、すべてGoogle広告だ。いわゆるアフィリエイターの主な収入源となっている広告は、「この記事のこの位置には絶対●●社の広告を貼る」というように指定できる。こういう広告ばかりだと、上で挙げたように、コロナで怪しい広告の割合が増えるようなことはない(コロナにかかわらず年中怪しい広告を貼っているものはある)。
しかし、このブログや、YouTube動画の広告は、Googleが、宣伝する企業・内容を決定している。もちろんGoogle社も収益を出すために苦心しているのだけれど、その結果、今回のような天変地異において、過激な広告を出してしまう。
ブロガーがユーチューバー自身が、「過激な広告を入れれば売れる」と判断して、過激な広告を出しているわけではない。でなければ、QuizKnockやHikakinといった好感度の高い&好感度をかなり気にしていると思われるYouTuberの動画に「沖縄は将来中国に~」みたいな広告が出るわけがない。意図的に出しているとすれば、伊沢さんやふくらさんが相当政治的に過激なことになるんだけれど、まさかそういうわけではないだろう。
ブロガー(おそらくユーチューバーも同じことだろうけれど)など広告を貼る人側が、そういう広告をブロックしない限り、そういった怪しい広告は流れ続ける。
別に、ブロガーやユーチューバーが、最近になって意図的に怪しい広告を出しているわけではないことを、この場で書いておくよ。
過激広告の収益はどうなのか
過激な広告は他の広告より割がいい
で、実際過激な広告をブロックしている人はあまり多くない。
平時であれば、売れない広告は勝手にフェードアウトしていくため、記事のジャンルにあった広告がよく出る。語学学習はそれが顕著で、僕の運営する英語ブログでは、半分くらいが英語学習とか留学とかの広告だ。あまり過激な広告は出ない。
また、広告の内容を気にする人は、別の広告を使う。何が出てくるかわからないGoogle広告よりも確実だしね。
で、もう一つ。過激な広告は収益が高い。
実際、ここ30日で僕のブログにおいて掲載されていた広告のうち20分の1くらいが、Googleによって「誇大広告」とみなされていたものなのだけれど、誇大広告による収益は、総収益の20分の1よりも多かった。
いわば、他の広告を出すよりもちょっと割りがいい。このブログは別に政治的に過激な内容でもないことを加味すると、他のブログやサイトも同じ感じだろう。
ブログで生計を立てているような人からすると、多少過激な方が儲かるわけだ。だから、わざわざお金になる広告をブロックなどしない。
だから、わざわざ面倒なことをして売り上げを減らすような真似をする人は少ないんだ。
過剰広告をブロックすることにした
ただ、個人的に嫌気がさした。僕はブログで何かをオススメすることはあまりなくて、意見を書いたり、何かの感想を書いたりしている。見てわかる通り、このブログのデザインは極めて地味だ。SEO的に結構いいテーマを買っているんだけれど、見た目にこだわっていない。
そんなとこに過激な広告が流れると、注意をそちらに削がれ、読まれなくなってしまう。
そこで、過剰な広告、性的な広告をブロックすることにしたよ。
Googleによって「過激な広告」と認定されているものはもちろん、それ以外にも、性的なモノ、一部の美容広告(汚い肌やシミを過度にうつしているもの)等を、一つ一つブロックしている。もれがあって時々出てくるかもしれないけれど、そういった類の広告が当ブログに出る確率はかなり減るだろう。
今後収益がどうなるかはわからない。おそらくだけれど、下がると思う。
とりあえず、今日から30日試してみて、収益がどうなるか、実験してみることにするよ。
今回はここまでだよ。
変な広告を見かけても、なるべくクリックしないようにね(^●ω●^)
過激広告をブロックしてからの変化
収益、ほぼ増減なし
このブログを投稿して、すなわち、過激な広告をブロックしてから1週間以上がたった。
この期間で、収益はどうかわっただろうか。
実をいうと、まったく変化がない。一部広告を消したところで、あがりも下がりもしないんだ。
上で書いたように、多少収益が減ると予想していた。これまでは、過激な広告は、ほかの広告よりも割がいいという結果だったからね。
しかし、実際は変わりがなかった。どういうことだろうか。
考えられるのは、過激な広告をブロックした代わりに、ブログの内容と関連性の高い広告がより頻繁にでたということだ。すなわち、過激な広告による収益の減少を、より関連性の高い広告が出ることによることで埋め合わせしたという可能性だ。
収益は、クリック数だけでは判断されない。Google広告の場合、視聴者が広告をクリックしてから、そのサイトに長く滞在すればその分収益が増えるらしいそのため、クリックを誘うような内容、あるいはバナー広告のようなものは収益が低い。
逆に言えば、ブログの内容と関係している広告(このブログでいえばIQテストの広告など)は、クリックの後も長く見てもらえる確率が高い。そういう広告が増えたため、収益が減らなかったと予想されるよ。
とはいえ、目に見えて増えたわけでもない。だから、不快な広告をブロックするかどうかは、強くおすすめできるものでもないよ。
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