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2020年歴史能力検定日本史2級を受験して撃沈した

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はいどうも、カワウソだよ。

2020年11月29日、歴史能力検定試験を受験してきたよ。

通訳案内士試験の科目免除に使おうと受験したのだけれど、正直なところ、まったく手ごたえがなかったよ。

今回は、受験した感想を書いていこう。

 

歴史能力試験と通訳案内士試験

通訳案内士試験の日本歴史はえぐい

まず、なぜこの試験を受けようと思ったか。

先ほども書いたけれど、2級に合格したら、僕が取得したいと思っている通訳案内士試験の免除として使えるからだ。

通訳案内士試験、外国人観光客に向けて日本の施設や文化を説明する仕事をするのに必要な試験だった。だけど、平成30年の4月からは、これを受験せずとも通訳ガイドとして仕事ができる。あまりにも多くなった観光客に対応するガイドが不足していたせいで、基準が緩和されたのだろう。

とはいえ、やはり資格を持っていた方が、質がある程度保証される。取っておいて損はないだろう。

そんな通訳案内士試験、一次試験は、外国語、日本歴史、日本地理、一般常識、通訳案内の業務の5つの試験があり、全科目で一定の点を取らないと二次試験にすすめない。

僕は、2019年度試験で日本歴史のみ不合格となり、二次試験にすすめなかった。

そこで、免除となる「歴史能力検定(日本史)」の2級を受験することになった。これに合格すれば、次回通訳案内士試験の歴史を受験せずに合格扱いになる。

というわけで、この試験を受験したんだ。

 

2019年、2020年度と、通訳案内士試験の日本歴史科目を受験したのだけれど、これはかなりえぐい。

過去問を見る限り、2017・2018年度は中学レベルの知識でも合格できたのだけれど、2019年度から急に難化した。しかも、えげつないレベルで。

当時、『もう一度読む山川日本史』を読んで挑んだのだけれど、大学受験にはまず出ないような、「次のうち、国宝はどれか。選べ」といった問題がいくつか出題され、不合格となった。

そして2020年度試験。これも難易度がひどかった。2020年度は、日本地理などが免除されていて受験していなかったので、地理の勉強をしていなかった。で、これが響いた。福島県の白地図を見て、「次の四か所のうち、会津若松市はどこか選べ」というような問題が出た。

よくよく考えれば会津藩の位置を覚えていればヒントになった問題だから歴史といえないこともないのだけれど、純粋に教科書をよんでいれば解けるものではない。そして再度不合格となった。

それと比べると、どうも、免除として使えるこの歴史能力試験は基本的な問題が出るようだというのを知り、これを受験することにしたよ。

 

ちなみに、通訳案内士試験の一次試験合格発表は11月上旬、歴史能力試験は毎年1回開催、申し込み締め切りは10月末だ。通訳案内士試験の試験がわかる前に申し込み締め切りがあるから、免除として使う人は注意しよう。

 

2020年歴史能力検定日本史2級・受験感想

勉強法を間違え撃沈

僕は、日本史の知識は中学までの範囲までしかなかった。そこで、ゼロからやり直すことにした。

それで、「もう一度読む山川日本史」の教科書を読み、単語を暗記した。なぜ山川を選んだかというと、通訳案内士試験の勉強で使っていたこと、歴史能力検定の練習問題の内容が、すべてこの教科書に書いていたことが理由だ。「これを全部暗記すれば大丈夫!」と意気込んでいた。

さらに、高校で歴史を履修した人からすると驚くだろうが、年号を一切暗記しなかった。過去問をパッと見て、「●●年に(A)が起こった」のような形式は出されないから、なんとかなると見込んでいた。

これが間違いだった。確かに直接は出題されないけれど、「次の出来事を、古い順に並び替えよ」とか「17世紀後半におこった出来事を選べ」とかいう問題が出された。センター試験を受験していたら、まずこういう問題が出ると予想できただろうに、明らかな情報収集不足だった。

さらに、この「もう一度読む山川日本史」は、おそらく「もう一度読む」人用で、太字などが一切ない。それに、教科書でなんとかなると思っていたけれど、本来は授業や資料集で細かい解説がセットとなっていることを設定されているのだろう。そのため、山川日本史だけでできるわけではなかった。

例えば、「天龍寺船をすすめた僧はだれか。漢字4文字で答えよ」という記述問題があった。山川日本史には、天龍寺船については、「後醍醐天皇をとむらうため、足利尊氏が天龍寺創設を決定した」ということしか書かれておらず、この答えとなる夢窓疎石については、3代将軍・足利義満が彼に帰依したという記述しかなかった。

漢字四文字の僧などほかにいないし、とりあえずそう書いた(ただし、漢字を間違えたので不正解)。授業では習うであろう事柄だけれど、教科書だけでは無理だった。

そんなわけで、教科書(それも「もう一度読む」版)だけで挑んだ歴史能力検定は、見事に撃沈。情報不足でおそらくは合格基準に届かないのではないかと思っているよ。

今回はここまでだよ。これからこの検定に挑む人は、過去問をちゃんと研究して、失敗しないようにしてほしいよ(^●ω●^)

 

自己採点結果

試験翌日、公式サイトが解答速報を出したよ。

自己採点した結果、50問のうち32問正解。合格水準は6割(30問)だそうだから、かあんりきわどいところだよ。

さらに、正解した中で、2択で迷った問題が3問ある。僕は迷った時、とりあえず選んであとで何度か考え直すため、自己採点では正解を選んでても、実際のマークシートでは別の答えを選んでいる可能性がある。そうなると、迷った問題が全滅だった場合59点。不合格となる。

採点していて、危ない橋を渡ったなと思ったよ。

 

(追記)合格しました。自己採点と同じく32点ギリギリでした。

合格体験記はこちら→歴史能力検定2級日本史に合格しました。難易度・勉強法について考える

 

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