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ロザンは「2人とも」賢い

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はいどうも、カワウソだよ。

突然だけれど、お笑い芸人の「ロザン」について、皆さんはどう思われているだろうか。

多くの人は、「賢い」というイメージを持っているだろう。しかし、それはツッコミをする宇治原さんのイメージなところが大きいだろう。特に関西以外に住んでいる人はそのイメージが強いと思われる。ちちんぷいぷい(MBS放送の情報番組)などを知らない人は、ボケの菅さんについて持っている情報が少ない。Googleで「ロザン宇治原」と検索すると「宇治原 相方」とサジェストされたり、二人が運営するYouTube公式アカウント・『ロザンの楽屋』で「(宇治原さんの)左にいる人は、お友達ですか?」というコメントを受けたことがあったりと、知名度格差はかなりあるようだ。

悲しいかな、関西以外ではそのくらいの知名度だ。

しかし、そんなロザン、二人ともが賢い。動画を見ていて、宇治原さんだけでなく、菅さんからも賢さを感じることがあるんだ。

今回は、特に「菅って誰やねん。」な人に向けて、ロザンの「2人」の賢さ、それはタイプの異なるかしこさについてだけれども、について語っていくことにするよ。

 

ロザン宇治原の賢さを改めて知る

メンサ会員・ロザン宇治原はクイズの勉強をしていない

まず、菅さんのすごさを紹介する前に、宇治原さんの凄さを改めて知っておこう。

2004年に京都大学法学部卒業(お笑い芸人になったときはまだ大学生だった)、IQ158以上のスコアを出してJAPAN MENSAに入会(テレビでの紹介なので、sd24の値と思われる)。平成教育委員会、Qさま、タイムショックなどの勉強系番組・クイズ番組に出演。タイムショックで初優勝したのが2008年で、それから10年以上たった今でもなお、クイズ芸人として知られている。

しかし、そんなクイズの最先端を行っている宇治原さん、なんと、クイズの勉強を一切していないのだという。

一昔前のクイズ番組は、高学歴の、勉強が得意な人がクイズに参加していた。そういう人達は勉強系のクイズはできるけれども、クイズ専門の特訓をしてきたわけではない。当時から古川洋平(クイズ作家・クイズ法人 カプリティオ代表)さんなどガチのクイズプレイヤーはいたが、彼らが芸能人として活躍する機会はほぼなかった。宇治原さんが活躍していた番組も、たとえば中学受験で出題されたものを解くとか、ニュースの時事問題をどれだけ深く覚えているかとか、そういうものがメインだった。

しかし、今のクイズ番組では、そういうのは減りつつある。そして、伊沢拓司さんなどクイズプレイヤーが毎週のように出演しているし、クイズの勉強をしている芸能人もいる(漢字王の富永美紀さんがその一例)。クイズ番組にクイズの猛者が数々現れてきて、その結果問題レベルもどんどん上がってきた。一時期の高校生クイズ、今だと東大王なんかがその典型例だろう(東大王は、漢字の問題などで使いまわしが多いが…)。

そんな中、宇治原さんはクイズの勉強をしていないのだという。宇治原さん本人も、「プロのクイズプレイヤーが出てきて、アマチュアの僕は太刀打ちできなくなった」という旨の発言をしている。

しかし、そんな中、なぜ宇治原さんはクイズに特化した勉強をしないのか。

これは、過去に相方の菅さんが番組で話していたこと(確か祇園笑舎だったと記憶している)なのだけれど、宇治原さんはクイズ番組の将来性を考えて、あえて勉強していないのだという。

というのも、宇治原さんが勉強してすべての問題に答えられるようになってしまうと、番組側もより難しい問題を出題しようとする。そうなると、視聴者にとっては難しすぎて、どんどん視聴率が落ちる。これが行き過ぎると、クイズ番組が不人気になり、終わってしまいかねないと危惧したわけだ。

逆に、宇治原さんが一定のレベルにいることで、番組が「宇治原が解けないのなら、これ以上難しくしなくていいな」と判断して、視聴者が置いてけぼりになることも起こらない。自分のためだけではなく、クイズ番組の将来も考えたうえで、あえて勉強していないのだという。

しかし、現実はそうならなかったようだ。芸能人でもないクイズプレイヤー、あるいはクイズに特化した芸能人が番組に出て活躍している。

といっても、宇治原さんの読みが完全にハズレになったわけではないようだ。

その一例が、東大王だと思っている。正直言うと、この番組は刷新が必要だと思っている。

東大王は、クイズや漢字の勉強をしているメンバー(東大王チームだけでなく、富永美紀さんなど芸能人チームメンバー含む)が時折間違うほどハイレベルな問題を毎週出している。しかし、そんな難問は毎週出せるようなものではない。漢字オセロがその例だが、使いまわしも多く見られる。全国放送だったのがいつの間にか関東ローカルになっている。

クイズ番組の問題が難しくなりすぎて、問題製作側が限界を迎えているんじゃないだろうか。だとすれば、これは宇治原さんの予想していたことが起きているといえるんじゃないかな。

ちょっと違った形ではあるものの、クイズ番組の終焉を危惧していてあえて勉強していない宇治原さんは、さすがというほかないね。

 

実は!?ロザン菅も賢かった件

ロザン菅の「一般人力」

さて、ここからはロザンの宇治原じゃないほう、菅さんについて書いていこう。

たいてい、「ロザンの賢い方」というと宇治原さんを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、実は菅さんもかなりのやり手だ。むしろ、ロザンの根幹を作ってきたのは彼の方だといえる。

菅さんは、いわゆる勉強系の知識としては、宇治原さんレベルではないかもしれない。ただ、経験から学ぶ力がめちゃくちゃすごい。

下の動画は、夏休み期間になると毎年のように話題になる宿題代行サービスについてのモノなのだけれど、この中における菅さんの発言が感嘆モノだった。

宇治原さんは、「倫理的に間違っているとは言えないが、学校のモノすべてやってから塾の課題を上乗せしたらいいのに」という発言をしている。僕の考えもこれに近い。俯瞰というか、全体を見て考えているようだ。

一方の菅さん。業者に頼むと、自分に絵や作文の才能があるかどうかわからぬまま育ってしまうことを心配している。

さらに、「自分の絵が下手でも親は飾ってくれる。上手さじゃないところで評価しているという親の愛情も分からなくなるのではないか」とも語っている。

この意見に感服した。

自分の描いた下手な絵を母親が飾ってくれるという経験をした人は多いだろう(僕もその一人だ)。過半数かどうかはわからないが、今の20代・30代の5%しか経験していないということもないだろう。しかし、代行を頼む人は、そういった自分の体験を踏まえたうえで頼んでいるかというとおそらくそうではないだろう。

菅さんと同じ経験をした人はおおいと思われる。しかし、ではそのうち何割が、その経験に基づいてなにか意見を言えるだろうか。

 

ほかの動画でもよくあるのだけれど、菅さんは自分の経験をもとに、何かの問題について意見を述べることに長けている。

宇治原さんが、何か理屈に基づいて論理的に意見を構築するのとは対照的だよ。

ネット番組やテレビ番組において、菅さんのような、経験(それも、多くの人がしているだろう経験)から何か主張を展開する人は少ない。しかし、こういう考え方は説得力がある。多くの人が体感したことだから説得力もある。この思考回路を活用している菅さんにはただただすごいと思うばかりだよ。

 

今回はここまでだよ。

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