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高IQ者の思考法には2段階ある

更新日:

はいどうも、カワウソだよ。

僕はこのブログで高IQの人が持っている特徴について何度か言及している。

ただ、いろんな高IQ、たんなるメンサ会員レベルではなくて、具体的に言えばIQが150とか160とか以上の人の何人かと交流する中で、どうもこの考えを修正すべきだと考えるようになった。

その記事自体が間違いではないのだけれど、もっと詳しく、実際には頭のいい人の思考法には2種類ある可能性に気付いたんだ。

今回は、その2つのフェーズ、頭のいい人のする思考の方法について考えていくよ。

(以下、IQをsd(標準偏差)15の基準で書いています。

この場合、例えばメンサの入会基準は148ではなく130となります。

また、以下挙げるIQはあくまでも自分の予想・感覚的なものであり確実的なものではないこともご了承の上お読みください)

 

段階1:高IQ者は意見が中立的・客観的になる

IQ130~140程度の人は思考が中立的

まず、第一段階。考えが中立的になる。これはIQが高い人の特徴として今までも考えていたことだ。

ざっと見て、IQ12~140くらいの人、(sd24では132~164)の人は、中立を貫く傾向がある。

すなわち、自分の意見をいったん横において、事実を事実としてとらえ柔軟に対応する。有名人で言えば、例えばロザンの宇治原さんがこのタイプだし、僕もこうあろうと心がけているつもりだ。なるべく合理的・論理的に考えた方が長期的にみてよい結果をもたらすと考えている。

今まで、「高IQの特徴」として書いてきたのはこのタイプだった。

実際、政治的イデオロギーとその平均IQとの相関を比べると、最も平均IQが高かったのは中道右翼のグループで、次いで中道だった。逆に右翼・左翼と判定されるイデオロギーを持った集団の平均IQは低かった。(詳しくは右翼も左翼も行き過ぎるとIQが低くなるという事実を読んでほしい)左翼・右翼ともに平均IQが100を切るという結果になっている。これがより過激、すなわち、極右とか極左とか呼ばれるほど、右または左に触れている集団の平均IQは低い(当然だが、特定の考えが悪いという意味ではない)。

政治的な思想に限らず、特定の考えに病的にこだわる人はやはり頭が悪い人扱いされかねないし、逆に、反対意見にも耳を貸す人はスマートに見える。それは感覚的なものだけではなく、実際そういう傾向があるのだろう。

しかし、より高IQの人と接していくうちに、頭のいい人が必ずしも中道的・中立的な立場の人だとは限らないようだと思うようになったよ。

 

段階2:超高IQ者は偏る

IQ150を超えるとむしろ中立から離れる

『頭のいい人は情報を柔軟に受け取り、結果中立になる』という説は感覚としても納得されやすい主張だろう。逆に、特定の思想に染まっている人は(その思想の善悪にかかわらず)それ以外の集団から見れば、特定の考えにしがみついている頑固な人だと思われかねない。

しかし、その逆の人もいる。とてつもなく頭がよくて、そしてかつある思想を強く支持している人もいる。

その典型例が、三島由紀夫だろう。当時の人の感覚からしても、強い思い、それも中立的とはいいがたい思いを持っていた。政治的なことだけでなく、美へのこだわりもその作品から感じ取られる。

あるいは、Appleの創業者・スティーブ・ジョブズもそのタイプだ。彼は、政治というよりも、病的なまでの完璧主義者だったこと知られている。マーケティングよりも自分の直感を信じるという、ビジネスの常識とはかけ離れた手法を使っていた。一説によれば彼のIQは140らしいが、おそらくそれは幼少期のころだろう。成人後は多少前後している可能性もある。

三島やジョブズのように、頭がよくて、かつ中立的でない強い思想を持った人は現在にも存在している。名前はこの場では公表しないが、あるIQテストで日本記録を出した方が、中立穏健とは言いがたいツイートをしたのを目の当たりにした。僕は彼の、アイヌ民族に関するツイートが気になったのだけれド、それ以外にも、日本のマスコミの礼儀が韓国人のそれに見えるだとか、ちょっと客観的・道徳的に見て、感心できないようなツイートも発信しているようだ。

この記事を書いてからコメントを頂いたが(本人の希望もあり削除しています)、僕の知っている以上に、この方は保守的な思想に共感し、発信しているようだ。

ここで書いた情報だけ見ると、ちょっと頭のほうがどうなのかと思ってしまいかねないが、僕なんか比べ物にならないくらい、れっきとした高IQ者なんだ。なんせ、日本記録保持者だからね。

 

感覚としては、IQが150を超えたあたりからこうなる人がちょこちょこ出てくるようだ。

このタイプの人の考えを読んで感じたことだけれど、どうもこういった超高知能の集団は、自分のイデオロギーとか、意見が最初にあって、それを補強するために論理的な展開とか、証拠集めをするようだ。三島由紀夫は保守的だったそうだけれど、彼もこのタイプだと思う。

先に結論を出すのは頭の悪い人の特徴だとかつて思っていたけれど、超高知能の集団に関しては例外のようだね。

 

まとめると

IQが140程度の『中程度』にIQが高い人は、中立・客観的な立場を取る傾向にあるが、IQが150を超える(割合にして2000人に一人以内)の人はその限りではなく、むしろ自分の考えをその頭脳を持って補強していく。

ということがいえそうだね。

今回はここまでだよ。

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