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緊急事態宣言解除は日本人の知性が問われる宣言である

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はいどうも、カワウソだよ。

この記事を書いた前日、5月25日に緊急事態宣言が解除された。その前からほとんどの地域は解除が決定されていたのだけれど、南関東など感染者数が多かった地域も解除されることが決定した。

 

この解除宣言は、日本人、正しくは現時点で日本に住んでいる人なのだけれど、の知性が問われるものだと考えている。

すなわち、日本に住む僕たちがどういう結果を招くかによって、端的に言えば僕らがちゃんと考えて行動する人間か否かが判明するということだ。

どういうことなのか、詳しく考えていこう。

 

緊急事態宣言解除の意味するもの

そもそも、緊急事態宣言が起こった経緯、そしてその解除は何を意味するものなのだろうか考えていこう。

緊急事態宣言はなぜ起こったかというと、新型コロナウイルスの感染者数・死者数が多く、そのピークを抑えるためだった。

逆に、それが解除されたということは、死者数が大幅に抑えられたからに他ならない。

決して、コロナが完全に収束したわけではなく、ある程度抑えられただけに過ぎないという点に注意しよう。

 

 

緊急事態宣言解除は自粛解除ではない

僕の杞憂で終わってほしいのだけれど、『緊急事態宣言解除』は『自粛解除』とは違うという点を強く意識してほしい。

コロナはいまだに僕たちの周りにいるんだ。

ちなみに、5月25日、あらたにコロナの感染が確認されたのは8人。東京都ではじめて1日当たりの感染者数が8人以上となったのは2月14日なのだけれど(東京都公式HPより)、ここから2か月もしないうちに、1日で200人近くが感染発覚する日が来る。

もし人々が自粛を完全に解除すれば、2か月後に第二波が来るだろう。8人という数字は小さいが、接触によっていつの間にか再度100を超える可能性は十分ある。

再度、緊急事態宣言が解除されたからといて、自粛を完全に解除することのないようにお願いするよ。

 

 

日本人の遵法精神に潜む危険

『いわれているからやる』の危なさ

僕は、日本人は遵法意識が高いと思っている。海外の人と比べても、言われたことにしたがうケースは多い。

しかし、それがあるところでは、かえって逆効果になっているのではないかとも思う。

先に指定解除された地域で第二波が起こっているというニュースは、(すくなくとも現時点で僕は)聞いたことがないのでおそらく杞憂に終わるだろうと思っているのだけれど、一応、念のため注意警告をしておこう。

 

どうも、多くのひとが法律とか要請に、いわば何も考えずに従うようになっていないだろうか心配なんだ。

たしかに、法や要請を受け入れることは非常に大事なことだ。強制力のあるものやロックダウンもないのに欧米よりも感染が抑えられたのは、こういった遵法精神があったおかげだと思う。法律でもない、台湾や韓国のように個人情報を侵害することもない国・地域の中ではなかなかやっているんじゃないだろうか。

しかし、それが逆に、第二波を引き起こすきっかけになりかねない。

法律や要請に従う人は、いろいろな理由でそうしているのだろうけれど、その意味をよく理解せずに従っている人も多いのではないだろうか。「法律で禁じられているからダメ」というのは正しくはあるのだけれど、だからといって「法律で禁じられていないからOK」という解釈をすると、ときに痛い思いをする。

Twitterで見た話なのだけれど、あるコンビニの店員さんが、客に「なんで解除されたのにマスクしているの?」と聞かれたそうだ。

無批判・思考停止の遵法精神は、こういったケースを生み出してしまう。

 

なぜ解除されたかというと、感染者数が少ないからであって、コロナ撲滅に成功したわけでは決してない。

何も考えない『遵法精神』ではなくて、意味を正しく理解したうえでの遵法を心がけよう。

 

本当にコロナ患者が少ないとは限らない

また、国民全員がPCR検査をしたわけではない。もちろん全員にしろというつもりはないけれど、症状が現れていないだけの人も大勢いるだろうし、まだ検査していない(できない)だけでかかっている人はいるかもしれない。

そんな中、「コロナ患者はほんのちょっとしかいない。やったあ!」と即不要不急の外出をするのは危険だ。考えすぎという声もあるかもしれないけれど、保守的というか、疫病の際は可能な限り慎重になった方が、少なくともかかる確率は大きく下がる。

ともかく、今純粋な意味で、コロナ患者が日本に数十人しかいないとか思わないほうがいい。実際どうであるかは別として、発表されている値よりもひどいと考えて行動した方が身のためではある。

とにかく、コロナは実情よりもひどい、宣言解除後もそう考えて行動しよう。

 

緊急事態宣言解除後、どう行動すればいいか

ここ1ヶ月は慎重に

では、どう行動すればいいのか。

経済的な観点はまた別なのだけれど、健康第一で考えると、ここ1ヶ月、6月末までは、今までとほぼ同じようにStayHomeをしたほうがいいだろう。そして、その後、じわじわと緩和していく。要は、国や自治体が解除したからといってすぐ飛び出すのではなく、数日おいてから自分自身の自粛を段階的に解除する。これにかぎる。

なぜ1ヶ月か。細かい計算はしていないのだけれど、症状が現れるまでに最低でも2週間程度かかることを見越してのことだ。今全員が活発に外出しても、2週間は感染者数が増えない。しかし、その後感染者数が増加する。1ヶ月も経てば、免疫のない人はすでに症状が現れるだろう。

今外出して、どのくらいの人が外出して、どのくらいの人が免疫をもっていて、どのくらい安全になったかどうか、緊急事態宣言解除時点ではわからない。しかし、1ヶ月も経てばさすがに数字となって表れてくるだろう。その意味で、ここ1ヶ月はなるべく自粛をつづけるようにしてほしいよ。

 

今回はここまでだよ。

緊急事態宣言解除となった今だからこそ、余計に注意して生活しようね(^●ω●^)

 

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