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夫婦生活

妊活を一時中止しました

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(注意)これはあくまでも当家庭における決断であり、現在妊活をされている方を批判する目的は全くございません。

一つの参考にしていただくのはありがたいですが、この記事を読んでいま妊活しているされている方に「注意が足りない」といった非難をするのはやめていただきたく存じます。

 

妊活を一時中止することにしました。理由は、新型コロナウイルスです。

3月半ばにはすでにやめていたのですが、今まで公表するべきかどうか迷っていました。

Twitterで発表したところ反応があり、より多くの皆様に現状を知っていただこうと、この記事を書くことにしました。

 

再度書きますが、現在妊娠されている方、妊活をされている方を批判・非難する意図はまったくございませんし、それを否定する気もさらさらありません。

ただ、特に妊活されている方には、現時点で分かっている事実を認識し、考えてほしい。その思いで書くことにしました。

 

妊婦・乳児のコロナ感染リスク

この先どうなるかわからない

現時点では、妊婦が感染しても重症度が変わったり、流産の可能性が上がったりすることはないというのが厚生労働省の見解です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策 ~妊婦の方々へ~

 

私自身は、そうであってほしいと思っています。

しかし、この先どうなるかわからないのもまた事実です。

 

当初、コロナウイルスは若い世代には感染しにくい、かかっても軽症ですむといわれてきました。

そのため、政府が学校の一斉休校を宣言した時、「10代の感染者は少ないのになぜ」と多くの方が思っていたでしょう。私自身その一人です。

しかし、その後、欧米を中心に若者の重篤化が報告されるようになりました。

あるいは、乳児の感染・死亡もニュースになりました。

 

最初は大丈夫だと思われていた若年層が、のちに重症化しました。

妊婦も、もしかすると……。

そう考えたとき、恐怖を感じました。

今後どうなるか、誰にも分らない以上、妊活をする時期ではない。

そう判断し、中止することにしました。

 

感染リスクと高齢出産のリスク

リスクが大きすぎて天秤にかけられない

正直な話、妻が若ければ、中止をためらうことはありませんでした。

しかし、私たちは少しためらいました。

妻が30を超えているからです。

 

女性は、35を超えると流産のリスクが急速に高まります。体力の問題もあります。

子供を産むのであれば、残された時間はそう長くありません。1年延期となれば、それは相当リスキーです。今後おさまるかどうかはわかりません。

 

二人で、何度も話し合いました。

話し合いというと穏やかに聞こえますが、客観的に見れば喧嘩です。

今までいろいろな不満を冷静に解決しあっていた二人でしたが、いわゆるコロナ疲れも相まってお互い感情的になってしまいました。付き合って以来初めての喧嘩だったと思います。

妻は子供が産みたいし、私だって産みたい。

議論に議論を重ねたうえで、情報を集めながら様子見する、1年以内に開始するのが望ましいというところに落ち着きました。事実上の一時中断です。

結局は、まだ妻は高齢出産とは言えないというのを理由に、コロナ感染のリスクを重視した結果の結論です。

 

はっきりいって、この答えが正しいかどうかはわかりません。

私たちには、理性ではかるには大きすぎるものでした。

本当に、何が正しいのか今でもわかりません。

 

感情の面で言えば、胎児は生命だと思う

親からすれば、『胎児は未発達だから生命でない』というわけではない

妊活中止に関して、あるニュースを思い出しました。

それは、東大医学部の神脳としても知られる河野玄斗氏に関する報道です。

頭脳王などに出場している河野玄斗氏が女性を妊娠、それも避妊の合意なしで妊娠させた際、「胎児の脳は未発達であり生きているものではない」として相手に中絶を合意させたという報道がありました。

“頭脳王”東大生・河野玄斗 タレントとの「妊娠・中絶トラブル」を反省――2019上半期BEST5

私たちの問題は中絶ではありませんし、望まれぬ妊娠でもないのですが、『胎児は生命といえるか』という問題に直面し、このニュースをおもいだしました。

 

親、母親だけでなく当然父親もです、の感情からすると、胎児を命としてとらえる人は少なくないのではないかと思います。

もし胎児が生命でないのであれば、胎児が生命活動をやめてしまった際、親となるはずだった人のダメージは、自分自身の持つ精神・肉体的疲労だけのはずです。

しかし、そうではない。命を失ったという感情を抱く人がほとんどではないでしょうか。

 

プロ・ライフかプロ・チョイスかの議論をここでしたいわけではありません。

ただ、プロ・チョイスの立場であっても、胎児が生命であると考える人はいるでしょう。それと母親の選択権とをどうするかが問題となってくるわけです。

 

本題からそれてしまいました。

ただ、こういう感情の側面は論理・理性で説き伏せられるものではないと考えています。私が妊活中止という選択をして、再度怒りがわいたために書くことにしました。

 

今回は以上です。

お読みいただきありがとうございます。

 

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