はいどうも、カワウソだよ。
発達障害に関して思うことがある。
それは、アニメの魅力的なキャラクターは発達障害の特性がある場合が多いということだ。
これは僕だけが思っているわけではない。
ニコニコ大百科においても、『発達障碍』の項目でそのような旨のことが書かれている。
所謂奇人変人が該当するのでその個性はとっても強烈であり、多くの物語の主人公やヒロインたちのように「特殊な人間」であれば持っている可能性は大きい。特殊な人間だらけである二次元にはそれと疑われるキャラが多すぎである。(keyヒロインの半分ぐらいは…)。
具体的には、『逃げるは恥だが役に立つ』の平匡さんがその一人ではないかという内容の文章が、文春オンラインの記事にある()。
「逃げ恥」平匡さんは発達障害? ドラマの主人公に多い特徴的な症状とは
今回は、なぜいくつかのアニメキャラが発達障碍と疑われるのか考えていこう。
(注意)以下いくつかのキャラクターを取り上げますが、そのキャラが発達障害であることを示唆ないし断定するものではありません。
買い物しようと街まで出かけたら財布を忘れて発達障害を疑うサザエさん
— しいた (@xyzyzxyz) February 11, 2018
発達障害は『個性的』なのか
発達障害が結果として『普通じゃない人』になることは多い
まず、いくつかのアニメにおいて、魅力的なキャラクターは『普通ではない』。
もちろん普通のキャラクターもいるだろうけれど、概して多くのキャラクターは、行動力に並外れていたり、努力だけで達成しえない能力を持ち合わせていたりする。
ドラえもんの『のび太』がその例だろう。
学業に関してはまるでダメだけれど、あやとりなど特定のジャンルに関しては人並み外れた高い能力をもつ。
ADHDを分かりやすく例えた言葉として『のび太・ジャイアン症候群』というものがあるほどだ。些細なことで気分が落ち込むという点が、のび太と一致している。
あるいは、小学生のテストで0点を頻繁にとることから、LD(学習障害)も指摘されている。
のび太に限ったことではないが、キャラクターを魅力的・個性的にしようと思えば、どこかに『特異性』を持たさなければいけない。
のび太のように、特定の分野だけめちゃくちゃすごい能力を持つキャラは、ADHDの過集中につながるし、平匡さんの過剰なまでの『ピュア』さはアスペルガー症候群につながる。
あるいは、登場人物に人並み外れた行動力をつけようとするならば、多動性というADHDにつながってくる。
あるキャラクターを魅力的にしようとすれば、発達障害の症状と関連してくるのはある意味で当然なのかもしれないよ。
フィクションでは欠点があるほうが魅力的
なぜ出木杉君はサブキャラ止まりなのか
さらに言うと、フィクションの世界では『とんでもない欠点』がむしろ『可愛い』につながる。
のび太がいくらだらしがなくても、それに腹を立てる人は少ないだろう。
あるいは、『逃げ恥』の平匡さん融通の利かなさは、むしろドラマや漫画では魅力的に映る。
逆に、フィクションにおいて、欠点がないキャラクターのほうが、『魅力』は少ない。
ドラえもんでいうと、出木杉君がそうだ。テストは毎回100点、とは言ってもがり勉ではなく、そもそも頭の回転が速い。
さらにスポーツ万能、ゲームもできて絵もうまい。冗談も言える。おまけに性格もいい。
しかし、そんな出木杉君、メインキャラになれない。
ウィキペディアによれば、映画で冒険に連れて行ってもらったことが一度もない。もともと一緒に行くはずだったのにカットされてしまったこともあるらしい。
どうも、フィクションにおいては、『欠点がない』ことはむしろ欠点になるようだ。
となれば、発達障害は最適だろう。ほかの人が難なくできることができないのだから。
しかし現実は厳しいかな、おそらくのび太より出木杉のほうが出世する。そもそものび太が出木杉と同じ職に就くことさえ難しいだろう。
すなわち、フィクションとして、あるいは現実でもストーリーとしてみるのであれば、発達障害的な人は魅力的に見える。
ただ、いざ直接仕事相手として、あるいはクラスメイトとして接すると、むしろ苦労する部分が浮き彫りになる。
その点が、フィクションと現実との違いなのではないかな。
今回はここまでだよ。
また今夜も、発達障害について考えてみることにするよ(^●ω●^)
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