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マナブの炎上商法のメリット・デメリットを考える

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はいどうも、カワウソだよ。

最近、ブロガー・ユーチューバーとして活躍するマナブさんのツイートが話題を呼んでいる。

どうも、いわゆる炎上商法に乗り出しているようだ。

 


マナブさんは影響力の大きい人だし、こういうことを断言してほしくはないのだけれど、ノブレス・オブリージュなどの道徳教育を受けていない人であれば仕方ない部分もあるのだろう。

今回は、マナブさんの戦略を解説するとともに、そのメリット・デメリットを考えていくよ。

 

マナブの炎上商法の特徴

一部が正しいからそれっぽく見えてしまう

まず、マナブさんのツイートの中でも、とくに拡散をねらって投稿しているとみられるツイートの特徴を見てみるよ。

まず、断言調であること。これは炎上商法ではよく使われる手法だ。逆に、断言しているから炎上するとも考えられる。

上のツイートで言うと、「大学の授業はムダ」だと断言しているね。

 

そして、断言といっても、常識だと思われているようなことを否定する。これもまた、通常の炎上商法と同じだ。

『大学の授業には意味がある』という固定観念を多くの人がもっているからこそ、それを否定するツイートは伸びる。これが例えば、『味噌汁で耳を洗っても意味がない理由』などだったら、いくらマナブさんのツイートといえども、リツイートされることはないだろう。

 

ココからがマナブさんのツイートの特徴なのだけれど、一部正しいことを書いているので、あたかもすべてが正しいと勘違いする人が生まれるんだ。

たとえば、『古すぎる知識ばかり教える』『テストが毎年同じだから余裕』というのは、大学・学部学科によっては事実だろう。僕が大学1年のころに学んだ力学の授業なんてニュートンの時代にはおおかた知られていた事実だろうし、最初の微分積分の授業で学ぶこともまた、19世紀には確立していたことばかりだ。少なくとも数学や古典力学の授業においては、21世紀に発見されたことを学ぶことはほぼない。また、習うことが毎年ほぼ同じでかつ学部レベルに限られているのであれば、そこから学生の理解度を効率よくはかろうとすれば、当然テスト問題にたりよったりの問題となる。

 

ただし同時に、自分の体験や経験を、あたかもほかの人にも当てはまるかのように、過度の一般化をして書いている

僕の場合、教授のやる気の有無は人それぞれだったし、教科書が存在しない授業もあった。したがって、マナブさんの主張には反例が存在する。

 

この4つの点が、マナブさんの(おそらくは炎上・拡散を狙った)ツイートの特徴だと考えているよ。

 

 

マナブ的炎上商法のメリット

極論は拡散されやすい

以下、マナブさんの炎上商法、本人がどういう意向でつぶやいているのかはわからないけれどおそらくそうなのだろう、について、そのメリットとデメリットを考えていこう。

まず、メリット。これは、『拡散されやすい』の一言に限る。

極論を言えば、賛成派はもちろんのこと、反対派だってリツイート(特に引用RT)などの反応をする。そうすると、例え否定的に見られたとしても結果的にツイートが拡散されたことになり、間接的にブログ・ユーチューブのアクセスにつながる可能性がある。『炎上商法』が存在する理由はここにあるね。

また、マナブさん的な炎上商法において、彼のことをうざったく思う人は当然ブロックする。結果、彼に否定的に反応する人は次第に少なくなり、その後、信者というべき、鵜呑みにする人ばかりが反応することになる。結果的に、雪だるま式に読者を増やすことにつながるね。

 

マナブ的炎上商法のデメリット

自分で考える能力のある読者がどんどん減っていく

逆に、デメリットもある。短所がなければブロガー全員がマナブさんのようなツイートをするだろう。

そのデメリットとは何かというと、彼のブログ・動画の視聴者層が悪化するということだ。

マナブさんのツイート欄は、批判であふれている。それも、感情的なものだけではなく、整然と批判しているものが多数だと見受けられる。

 

しかし、そういう批判を無視あるいは軽視して『ああ、マナブさんは今日も非難にさらされてかわいそうだ』などと、あまりよく考えずに判断し、信じ続けられる人が彼のブログや動画を視聴する。逆に、これまで読者だった人の中から、その考えは間違っていると判断し、彼と距離を置き始める人もいる出てくるだろう。

その結果、適切な判断力を持つ人がマナブさんから離れていき、そうでない人が寄ってくる。もちろんマナブさんの視聴者全員がそういうわけではないだろうけれど、傾向としてそうなっていくのではないかな。

 

ここで、僕はデメリットと考えているけれど、マナブさん本人からするとメリットかもしれない。というのも、一般に自分の頭で考える人は、そうでない人よりも行動力に乏しい傾向がある。だとすれば、すべてマナブさんに頼ってくれたほうが、自分が売るものを買ってくれる可能性が高まる。その意味では、メリットかもしれないね。

 

分断し、過激化する

炎上商法一般にありうることだけれど、マナブさん的な商法をつづけると、どんどん分断していく。

確かに拡散はされるだろうけれど、ああいうツイートをすればするほど多くの人にブロックされるだろう。

多くの人にブロックされると、その結果自分に都合の良い情報だけしか入らなくなり、結果分断する。

分断した結果どうなるか。マナブさんの視聴者の平均『親マナブ度』が上がり、より過激になることが予想される。過激になれば、より分断が進み、新規でマナブさんを好きになる人がいなくなることが予想される。

正直、中長期的に見たとき、彼の手法は成功しないのではないかとみているよ。

 

 

マナブ商法への対策

自分の頭で考える

では、マナブさんのような『分断的ツイート』を見たさい、どう対応すればいいのだろうか。

まず初めにすべきは、適切に判断することだ。

すなわち、何が正しくて何が間違っているのか、感情的にではなく、しっかり冷静に考える。

マナブさんに限らず、炎上商法は相手の感情を刺激する。しかし、これで感情的になれば相手の思うつぼだ。まずは冷静になって判断しよう。

 

無視・ブロック・安易に乗らない

続いて、無視することを提唱する。

僕はマナブさんのツイートを見たとき、『この人とは話ができない』と思った。

考え方とかアプローチの仕方とかが自分と全く異なる人がいる。これに上とか下とかはなくて、彼からすれば僕のほうが『かかわってはいけない人』に見えるだろう。

そういう人とは、関係を完全に断ち切るにかぎる。もともとリアルでいきていてかかわる可能性がほとんどない人なんだから、ブロックをしたところで元に戻るだけだ。

 

また、こういった炎上商法にはむやみやたらと乗らないことが一番かれらにとって効く。僕は結果として彼の商法に乗ってしまい、彼の思うがまま動かされたことになる。

自分への戒めの意味を込めて、マナブさん的炎上商法には乗らないことを強く勧告するよ。

 

今回はここまでだよ。

炎上に惑わされず、快適にSNSを使おう(^●ω●^)

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