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化石賞を斬る~本当に地球温暖化に悪影響を与える国を調べてみた~

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はいどうも、カワウソだよ。

2019年12月、COPから日本に化石賞が受賞された。

化石賞とは、温暖化対策に消極的な国に贈られる。一般的な賞と異なり、不名誉な賞なんだ。

同年に受賞したのは日本のほかにブラジルがある。日本もブラジルも、温暖化対策に消極的だというわけだね。

 

日本の受賞理由の一つには、小泉進次郎環境大臣の演説で、具体的な取り組みが見られなかったことがあるそうだけれど、ここで一つ疑問に思ったことがある。

はたしてこの賞には意味があるのかと。

いろいろ調べたところ、どうもさほど化石賞の受賞が大した意味を持つものではないように思えてきたよ。

むしろ、日本やブラジル以上に、地球温暖化を進めている国があることも発見したよ。

 

今回は、実際にどの国が不名誉な賞をもらうべきかを考えていくよ。

 

化石賞の問題点

現実に目を背け非現実的な目標をいえば偉い

まず、この化石賞という賞について詳しく見ていこう。

EICネットには、化石賞について次のように書かれている。

地球温暖化対策に前向きな取り組みを見せない国に対して、NGOがバッドジョークとして与える不名誉な賞。1999年のCOP5(ドイツ・ボン)において始められ、以来、恒例のセレモニーとして、継続的に実施されている。気候変動問題に取り組んでいる世界のNGOのネットワークであるCAN(気候変動アクション・ネットワーク)が、会議の会期中、各国の交渉に臨む姿勢を毎日評価し、地球温暖化防止交渉にマイナスな発言をした国など「本日の化石賞」に選定し、公表している。

「化石」とは化石燃料を指すとともに、化石のような古い考え方との揶揄も入っている。過去の代表的な受賞国は、オーストラリア、ロシア、カナダ、サウジアラビア、日本。日本は、COP5で初受賞して以来、何度か受賞している。2005年のCOP/MOP1では、森林吸収量と2013年以降の取り組みの議論に関して受賞した。

なお、2000年のCOP6(オランダ・ハーグ)では、初日にブッシュ米国大統領が京都議定書不支持を表明したことを受け、アメリカ合衆国に対して、「Fossil of the century(今世紀の化石賞)」が授与された。

先ほども書いたように、地球温暖化対策に前向きでないと評価された国に贈られる賞だ。

気候変動への『態度』が評価されるんだね。

これはいいかえれば、環境問題への実績は一切顧みられないということだ。

 

実際どれくらい環境問題に関して成果を残したかではなく、どういうことを発言をしたかが評価基準となる。そして、評価期間は会議期間の数日間だけだ。

この賞が取りざたされたとき、この評価基準・評価期間については説明があっただろうか。

これらのことを知ったうえで改めて考えてみると、少なくとも新聞で記事にされるほど重要な賞ではないんじゃないかと思うよ。

 

環境にやさしい国・悪い国の測り方

CO2を出さずに経済活動できる国こそが持続可能な開発を実現できている

では、実際に環境に悪影響を与えている国はどこなのか、考えていこう。

といっても、温室効果ガスをたくさん出している国がワースト1位と考えることはしない。というのも、一般的に人口が多い国は生活するだけでも二酸化炭素などのガスを大量に出すからだ。

その点を配慮してよく使われるのが、『1人当たりのCO2排出量』だ。全国地球温暖化防止活動推進センターなどではそのデータが公開されている。

しかし、僕としてはこの指標もまた問題があるとおもっている。というのも、これでは経済活動の盛んな先進国の値が大きく出てしまうからだ。温暖化を防止するために貧困化するのはまっぴらごめんだよね。

そこで今回は、『GDP燃費』を計算していこう。

 

どういうことか。

GDPとは一言で表すと経済活動の度合いだ。みんなが売り買いをすれば伸びるしあまりものを買わなくなれば減衰する。この値が高ければ、お金の巡りがよいということになる。

で、このGDPを生み出すためにはどうしても二酸化炭素などの温室効果ガスが出る。車を作るには工場がいるし、電気だって必要だよね。だからゼロにすることはできない。

しかし、なるべく温室効果ガスを出さずにGDPを上げることができるならば、環境に悪影響を与えずに開発ができていることになるだろう。

そう考えて、今回は、『GDPを上げるためにどれだけの二酸化炭素を出しているか』を計算し、それを『GDP燃費』と表現することにしたよ。

本来はメタンなどいろんなガスを調べる必要があるのだけれど、今回は二酸化炭素排出量のみに焦点を当てているよ。

 

主要国のGDP燃費を比べて見た結果

日本やブラジルの燃費は『アメリカほど悪くはないがヨーロッパよりは悪い』

今回は、全国地球温暖化防止活動推進センターで発表されている各国CO2排出量データと、Wikipediaにあった各国のGDPから算出しているよ。

下のグラフは、GDPあたりに排出するCO2の量(百万トン)だ。

そして、これを世界平均を100としてみたのが下のグラフだ。

 

注意してほしいのは、この数値が高いど、同じGDPにおける二酸化炭素排出量が多い、すなわち『GDP燃費が悪い国』だ。

これを見ると、燃費のいい(数値の低い)国は軒並みヨーロッパだ。原発大国フランスはもとより、イタリアやイギリス、ドイツも、二酸化炭素をさほど出さずに経済活動のできる『環境にやさしい国』だと言える。

そして、その次にあるのが、前年化石賞を頂いた日本とブラジルだ。

ヨーロッパ諸国からすれば『燃費の悪い国』かもしれないが、アメリカやカナダと比べると燃費の良い国なんだ。

 

中国よりもインドよりも、ロシアが一番燃費が悪い!?

そして、カナダよりも燃費の悪い国が、メキシコ、インドネシア、韓国と続く。韓国が思ったより高かったのは意外だったよ。

そして、世界平均より2倍もGDPコスパが悪いのが、中国・インド・そしてロシアだ。

面積が大きいという要素が大いに関係しているのだろうけれど、いつもやり玉に挙げられているインド・中国よりもひどいのは驚きだね。

 

今回はここまでだよ。

GDPの燃費という形で見て見ると、化石賞がいかに意味ないか分かったのではないかな。

環境問題に限らず、態度よりも実際問題としてどうであるかを、いろんな角度で見ることをオススメするよ(^●ω●^)

 

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