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発達障害者は語学を勉強しよう

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はいどうも、カワウソだよ。

現在僕は母語・日本語を合わせると8言語を学習している。

その中には英語や中国語・スペイン語といった話者人口の多い『役立つ』言語も入っている。特に中国語やスペイン語は、英語と比べてしゃべれる日本人が少ないのでわりとブルーオーシャンだと思っているよ。

 

そしてもう一つ、僕の特性として発達障害だということもある。

医学的にはASD、いわゆるアスペルガー症候群だ。他人の気持ちを汲むのが下手だったり、臨機応変な行動をとるのが苦手だったりする。

僕は、この二つ、発達障害と言語学習は相性がいいのではないかということに気が付いた。

今回は、ASD(アスペルガー症候群)とADHDの2つの発達障害に関して、その両方のタイプで言語学習が向いているということを考えていくよ。

 

言語学習は役に立つ

AIに会話は任せられない

そもそも、言語学習が今のご時世役に立つかどうかについてから考えよう。今はビッグデータ・人工知能によって自動翻訳の技術が加速度的にすすんでいる。そんな時代に言語学習は意味あるのだろうか。

僕は、今ある言語関係の仕事の多くはなくなるのではないかと思っている。例えば翻訳業。小説の翻訳ならば訳者ごとに癖がありそれが逆に粋となるだろうけれど、ノンフィクションであれば機械翻訳にできないことは無くなるだろう。日本語は複雑怪奇だからまだ何とか持つだろうけれど、それでも時間の問題だ。2030年には、ノンフィクション的なことは完全に外国語訳できると思っている。

しかし、それでも会話となるとどうだろうか。

会話だと、直接的に伝えた方が感情的にプラスだと思う。また、フィクション的な、感情的な部分までAI翻訳でおこなおうとすると、うまく伝わらないだろう。

 

僕は、話すのを楽しむのにおいては、言語学習は非常に有用なものとなるんじゃないかと思っているよ。

 

言語は対人のものとは限らない

また、言語は人から人へ伝えられるものとはかぎらない。人からコンピュータへ、あるいは、コンピュータからコンピュータへと伝わる言語もある。C言語とかがそうだ。

プログラマーは、サイトやアプリを開発するにおいて非常に重要な役割を果たしている。この職業でくいっぱぐれることは無いだろう。

AIの進歩によって将来とってかわられる仕事と噂されているけれど、少なくとも他の職業と比べても長らく人の手によるところが大きい分野だと考えているよ。

 

ASD(アスペルガー症候群)と言語学習

アスペルガー症候群の『反復好き』は語学学習に極めて有利だ

ここからは、ASD(アスペルガー症候群)とADHDのそれぞれについて、なぜ語学学習に適しているか、そしてどうやれば語学を定着させられるかを考えていくよ。

 

まずアスペルガー症候群について。

アスペルガー症候群は、パターン的なことをこのみ、そして同じことを反復することがさほど苦でないことが多い。

これは語学学習においておおいに長所となる。

実際、東京都自閉症学会のホームページには、語学好きの大学生の例が紹介されている。

興味の対象として「パターン」があります。朝起きたら必ず雨戸を開けるといった目立たない習慣のようなパターンもあります。雨が降っていても雨戸を開けたがったら、それはパターンです。一日の行動パターンを完全に決める人もいます。毎朝の通学電車では同じホームの同じ場所から、同じ時間の同じ号車に乗ることに決めていたりします。
融通が利かないことも学校生活で問題になります。時間割の変更や突然の教師の欠勤という事態で不安を感じたりかんしゃくをおこしたりします。あまりに規則に厳格なために、遅刻した同級生に延々と注意をしたり、修学旅行などで消灯時間をかたくなに守り、他の生徒の顰蹙をかったりすることがあります。パターンを好むということは反復を厭わないことでもあります。ある語学好きの大学生は「語学は何度反復しても怒られないし、反復すればするほど成績も上がるので大好きだ」と語っていました。

東京都自閉症学会

自分なりのルールがありそれを繰りかえすのがアスペルガー症候群の特徴だ。

この執拗ともいえるほどのこだわり・反復が、語学では非常に有用となる。結局のところ語学は理屈よりも実践によるところが大きいからね。

そして、この反復練習の苦手な人は、なかなか語学を習得できない。頭の良さよりも執着力、今風に言えばGRITが試されるのが、語学という領域だ。

となると、反復練習が苦にならないASDの人は語学学習にめちゃくちゃ向いていると思うよ。

 

アスペルガー症候群は文法をしっかりと

ただ、アスペルガーの人が語学学習しても、会話することは二の次ととらえていいと思っている。

僕自身。英語以外の外国語は話す機会がないし、あまり話したいとも思っていない。だからこそ、絶滅危惧言語のハワイ語や日常で使わないラテン語を勉強できるのだと思っている。

それよりも、文法だ。文法をしっかり鍛えよう。

というのも、アスペルガーの人はパターン的なものに魅力を感じることがある。いきなり何もないところからやるよりも、文法という『型』を知ることが快感なんだ。

アスペルガー症候群でブロガーのなっつんさんも、単語や文法を頭に入れて文章を作るのが楽しいと書いているし、同じようなアスペの人は多いと思っているよ。

文法の学習はどんな人にとっても大切だけれど、ことアスペルガー症候群の人にとっては、この文法学習が苦でない、むしろ楽しくてしょうがなくなるのではないかと思っているよ。

 

ADHDと言語習得

多動性ADHDの『おしゃべり』は言語学習に超有利だ

では、うってかわってADHDはどうだろうか。

アスペルガー症候群とADHDは同じ『発達障害』だけれど、その性質は180度違う。

アスペルガー症候群の人がコミュニケーションが苦手でルールに従う(従いすぎる)一方、ADHDはおしゃべりが過ぎて、順番を待てなかったり授業中に席を離れたりしたりするタイプだ。このADHDの多動性・不注意性をわかりやすく説明した表現に『のびた・ジャイアン症候群』という言葉もある。

このADHDの『多動性』の症状の一つに、『しゃべりすぎる』というのがある。ADHD全員がおしゃべりというわけではないけれども、とにかく多動で活発(すぎる)人は多い。

で、ADHDの人は、この多動性によって、言語習得の能力を著しく伸ばすことができるのではないか。

正直なところ、ADHDの人は座学的な勉強は苦手な場合が多い。むしろ、他の人の何倍もエネルギッシュに活動することが多い。

この多動性は、語学を習得するうえで役に立つだろう。というのも、話すためのツールだからだ。

 

直感的にもわかることだろうが、外国語で会話することで、その言語の文法や語彙が自然にアップグレードされていく。

多動性ADHDの人は、最初は文法や語彙が不十分であっても、相手と何とかして話そうとすることが多い。これが、外国語習得に大いに役立つ。

ADHDで多動性の人は、その性質を外国語学習に活かせることを自覚しよう。

 

ADHDは文法よりも会話!

では、ADHDの人が語学を習得するにはどうすればよいだろうか。

正直なところ、ADHDはあまり勉強に向いているタイプではない。多動性により教室で座り続けるのがまず苦手だし、不注意性により覚えた者を忘れやすくミスが多い。だから、語学における正攻法、文法や語彙からやっていくという方法は合っていないだろう。

そのかわり、とにかく外国人とコミュニケーションをとろう

ADHDは社交的な人が多い。となれば、その社交性を外国語でも活かそう。

正直、会話だけで文法を学ぶのはとても難しい。文法や単語の用法など、勉強チックなところはミスが多発するだろう。

しかし、それでもとにかく伝えたいことを伝える。自信満々に伝えることができる。それがADHDの強みだ。

 

サッカー選手の本田圭佑氏の英語力がいろいろ取沙汰されている。

文法は不十分だし、発音もネイティブとは程遠い。

しかし、要点はわかる。伝えたいことを十分に伝えている英語だというのだ。

本田圭佑のホングリッシュ英語力を見習うべき!

 

ADHDの人は、この本田圭佑氏のような『いいたいことが伝わる外国語力』を育成するといいと思うよ。

(注意 本田圭佑選手がADHDならびにその他の発達障害だといっているわけではなく、またそのような事実もございませんことをこの場に記しておきます)

 

今回はここまでだよ。

まとめると

・ASD(アスペルガー症候群)の人は文法をしっかりと頭に入れること

・ADHDの人は会話をたくさんすること

が、外国語習得の一番の近道だと考えているよ。

自分の発達障害をいわば『活用して』、外国語というスキルをしっかりみにつけよう(^●ω●^)

 

アスペルガー・ADHDを併発している場合

当記事にコメントをいただきましたので、それについて解説したく存じます。

型にはまったことが好きで、かつADHDの要素もある方なのですが、最近始めた英語学習でうまくいっているそうです。

 

アスペルガー症候群、あるいはADHDとまではいかずとも、一般的な人よりもパターンを好んだり、しゃべりすぎたりする方はいらっしゃいます。そしてその2つは共存する。型を好むと同時におしゃべりだったり、不注意だったりする人は当然います。

これはその程度が重くなって「アスペルガー症候群」「ADHD」という『障害』になっても同じことが言えます。やっかいなことに、この2つは真逆の性質をもつことが多く、どちらか一方を発症している場合よりもみつかりにくいそうです。

しかし、こと語学学習に関して言えば、併発されている型、あるいは障害とまでいかなくても『弱いアスペルガー症候群傾向』と『弱いADHD傾向』を併せ持っている人は最高の脳を持っていると考えています

というのも、このタイプの方は、パターンを好むと同時におしゃべりな傾向があるからです。

反復学習と実践会話の両方を好むのは、語学学習者にとって最高の性質といえます。逆に言いますと、アスペルガー・ADHDの両方の症状がある方に語学学習はうってつけだと考えられます。

ぜひとも、その能力を語学に使っていただければと思います。

 

 

 

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