元メンサ会員のカワウソのブログ。脳科学・IQ・ブログなどについて書いていきます

カワウソは考える。

脳・IQ 脳科学の事実

脳科学的でわかった頭を悪くする3つの習慣

更新日:

はいどうも、カワウソだよ。

以前、頭のいい人の特徴・そして頭の悪い人の特徴を考えたよ。

頭のいい人の特徴を元メンサ会員が考えてみる

元メンサ会員が、頭の悪い人の特徴を考えてみる

 

そこで新たに考えたことがある。

脳の機能を悪化させないためにはどうすればいいかについてだ

学生時代頭がよかった人でも中年になるにつれて頭が悪くなってしまう人がいる一方で、50代60代になってから賢くなる人もいる。

これは、もともとの頭の良しあし、学歴の有無にかかわらず、習慣によって、ボケやすくなったり、あるいは活発な状態を保ち続けたりできるからではないかと思うよ。

というわけで、今回は改めて、頭のいい人、あるいは高齢になっても頭がさえている人の多くが『やっていない』であろう習慣について考えていくよ

もし以下述べる習慣をあなたがやっているとすれば、一度見直した方がいいと思うよ。

 

 

頭のいい人がしない習慣その1:偏った思考をもつ

極右・極左の主張が頭悪いのは脳科学的に説明可能

頭のいい人が絶対しない習慣のその1、それが、偏った思想を持つということだ。(習慣とは言えないかもしれないけどそこは大目に見てください)

で、これは、例えば政治思想でいえば右翼か左翼かに関係なく起こっている。

 

一部界隈では、保守的な人は頭が悪く、リベラルになればなるほど頭がいいと主張している。当然のことながら、リベラルの人達が自分たちの優位性を説明するために主張することが多い。

その根拠とされている論文はいくつかあるが、例えば調べてみるといかの論文が見つかった。

https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797611421206

この論文では、30代の男女の政治的イデオロギーと、彼らの10歳時点でのIQの相関関係を調べたところ、保守的な人の10歳時点でのIQは低く、リベラル度が高い人ほど幼少期のIQが高かったという結果になった。

 

しかし、同時に以下のような論文発表されている。

Political orientations, intelligence and education https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0160289611001425

この論文によれば、最もIQが高いのは中道右翼で、極端なイデオロギーの持ち主の平均IQは極右・極左ともに100を下回っている

 

さあ、真実はどうなのだろうか。

指標が「保守・リベラル」か「右翼五・左翼」というのもあるのだけれど、IQを測定した時点の年齢も異なっている。

すなわち、前者(リベラルほど頭がいい)の論文では、10歳時点でのIQを測定しているのに対して、後者(極右も極左も頭が悪い)では、現時点でのIQを調べている。

となると、以下のことが考えられる

 

極右は幼少期も現時点でもIQは低く、極左は幼少期は高いIQを持つが年を取るにつれIQが急激に低くなる

幼少期のIQとイデオロギーは『リベラルほど高IQ』という結果だけれども、中年期においては『中道ほど高IQ』ということになる。

右翼がいいか左翼がいいかではなくって、どちらかに偏りすぎるがよくないということになるね。

これは政治的イデオロギーに関しての話だけれども、他のことについても、ひとつの考えに固執するとよくないと思われるよ。

 

 

 

頭のいい人がしない習慣その2:徹夜する

睡眠負債は本当にヤバイ

日本は徹夜を良しとする国の一つだ。

最近は改善の見込みがあるものの、壮年層は、徹夜で残業してこそ一人前だという認識を持つ人も多いと思われる。

 

しかし、それはきわめて大きな間違いだ。

徹夜どころか、ちょっとした睡眠不足でも、蓄積すると大きなダメージとなる。

なんと、14日間6時間睡眠を続けると、2日間徹夜した人と同じくらいの低パフォーマンスになるという。

あるいは徹夜をすると認知機能に悪影響を及ぼし、アルツハイマー病を発症しやすくなるともいわれている

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10215050S6A201C1000000/

睡眠負債という言葉が流行語大賞になった年もあるけれど、もっと睡眠について真剣に考えなければ、人生100年時代を快適に過ごすのは難しくなるのではないかな。

睡眠不足が脳に与える影響が恐ろしすぎた件

 

頭のいい人がしない習慣その3:パソコンとスマホを同時に使う

マルチメディアタスキングという最悪の行為

現代人は、スマホとパソコン、タブレットなどを同時に扱うことが多い。

しかし、そういった、デジタル媒体を同時に見る行為は、極めて脳にダメージを与える。

 

もともとマルチタスク自体脳に悪影響を及ぼすのだけれど、特に、複数のデジタル媒体を同時に見るマルチタスクは『マルチメディアタスキング』といって、かなり危ないんだ。

パソコンの中には、2つ画面があるものもあるけれど、そういうものを使って頭がぼーっとした経験はないだろうか。

もしあるとしたら、必要以上に脳に負荷がかかっていることの現れだよ。

仕事だから仕方ないところもあるだろうけれど、その場合はいつもより頻繁に休息をとるなどして、なるべく脳のダメージを軽減させよう。

 

今回はここまでだよ。

思考の偏り、睡眠不足、デジタル媒体を複数見ること

この3つをやめれば、10年後、20年後、周りよりも相対的に頭がよくなるのではないかな(^●ω●^)

 

-脳・IQ, 脳科学の事実
-

Copyright© カワウソは考える。 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.