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安全ピンの痴漢対策効果がいかほどか計算してみた

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最近ちまたで騒がれている『安全ピン』問題。

痴漢対策の一つとして提案されているが、同時に冤罪になった場合傷害になる恐れがあるとして、賛否両論なのが現実です。

しかし、実際多くの人(主として女性)が痴漢被害に苦しんでいるのは実際問題として起こっています。

今回はそれに関して、安全ピンが効果的な痴漢対策だった場合、どれほどまでに痴漢被害を削減できるか計算してみました。

いくつかの仮定が盛り込まれており、完全にこの数字が正しいというわけではありませんが、参考にしていただければなと思います。

痴漢被害はなかなか減らない

1人当たりの予測痴漢被害数は1年で約1.5%減少

まず初めに、ある見てほしいデータがあります。

それは、法務省が出している、性犯罪の報告書(pdf)です。

この7ページを見ると、平成18年から26年における痴漢検挙数のグラフが載っています。

ほぼ横ばいですが、この8年間で18%減少しています。

この数字は、人口減によるところもありますが、生産年齢人口の減少率は8年で8%であり、人口あたり被害数を計算すると82%÷92%=89%。一人当たり痴漢検挙数は実に11%の減少となっています。

もし毎年同じ割合で1人あたり痴漢件数が減っていると仮定すると、翌年の人口当たり痴漢犯罪は今年の98.55%、実に1.45%しか減っていないという計算になります。

同じ割合で人口あたり痴漢被害数が減った場合、20年経っても74.6%にまでしか減らないという、超スローな減少でしかありません。

今のまま何もしなければ、被害者数はなかなか減りません。

では以下、もし痴漢問題に関して何等かのアクション、ここでは安全ピンのような対策、がとられて効果を発揮した場合、将来的にどのくらい痴漢(一人当たり)が減るのか考えていきたいとおもいます。

(注意)本来であれば老年世代の痴漢加害もあると思いますが、電車に乗る世代を考えた際、純粋な人口推移以上に生産年齢人口推移が大きく関係しているのではないかと思い、以下その人口をもとに計算をすすめていきます。

安全ピンはどれだけ痴漢を減らせるか

ここからは、実際に安全ピンによる痴漢対策でどのくらい痴漢が減るか計算していきます。

その前に現状の説明から。

現状として何も対策が講じられなかった場合、人口当たり痴漢被害数は10年で86.4%にしかなりません。10年たっても人口あたり被害数は14%の減にしかなりません。

では、安全ピンによる痴漢対策が効果的だった場合、この数字がどうなるか、計算していきましょう。

安全ピンが現状の1.5倍の効果を持つ場合

まず、安全ピンにより、今まで以上に痴漢撃退率が1.5倍になった場合を考えます。

ここで言う1.5倍というのは、人口当たりの1年あたり痴漢減少率が1.5倍、すなわち、1.45%×1.5=2.175%になったときを考えます。

この場合、人口当たり痴漢被害数は10年で80.25%、すなわち2割ほど減少します。人口で10%減ることを加味しても、28%のマイナスにしかなりません。

安全ピン効果が現状の3倍だった場合

つぎに、安全ピンにより1年あたりの痴漢撃退数が現状の3倍、すなわち4.35%になったと仮定します。

この場合、人口当たりの痴漢被害数は10年で64.1%にまで減ります。36%の減少です。

人口減少も計算にいれると、絶対的な痴漢被害数は58%にまでなります。

これでも正直なところ満足のいく結果とはいいがたいですが、現状のまま行くと10年で86.4%(人口減少を加味すると77.8%)と比べると、無視できない効果があると言っていいでしょう。。

安全ピンは痴漢冤罪を増やすのか

方法を間違えなければ冤罪も減らせる

さらに言えば、安全ピンには、痴漢冤罪も防ぐ効果もあるかと思われます。

というのも、「この人痴漢です」といった場合、自分の真後ろにいる人が痴漢かどうかわからない。

むしろ、プロの痴漢であれば混雑を利用して手を伸ばし、瞬時に手を引っ込ませるようなことをしているでしょう。

しかし、安全ピンによる対策も、やり方さえ間違えなければ、こういった手練れの痴漢に危害を与えることもできます。

というのも、臀部や腰などを触られたらすぐそこにピンを指せばいいのですから。そうすれば、触っていれば痛がるし、触っていなければ真後ろにいてもいたがりません。

触られたらピンを振りかざしてグサグサ刺すのならば冤罪も多発するでしょうが、そうでないのら、むしろ冤罪を防ぐ効果もある。私はそう考えます。

そういうことを加味すると、痴漢対策として安全ピンを使用するのは、被害者側、そして冤罪を恐れる男性側にもよい効果になるのではないかと思います。

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