はいどうも。カワウソだよ。
TBSの番組『1番だけが知っている」に出演した太田三砂貴さんについて、Twitterで話題となったよ。
なんでも、彼のIQは188。5億人に1人の知能指数を持つ超天才というのだから驚きだね。
太田三砂貴さんに関して、さまざまなエピソードがある。
・小学生の頃に「時間」の概念が理解できず、学校の授業で「時間」を教えられて混乱。しかしたまたま訪れたプラネタリウムで相対性理論の解説がされていて、そこで時間の概念を知り感動したという
・文章を読む時、文字の形から物理現象を想像してしまうようで、文章の読解が苦手
・幼稚園児の頃、「世の中の美しい形には、ある一定の比率がある」と、「黄金比」の存在に気づいた
・16歳のとき、独学で交響曲を作曲した
時間の概念がわからないとか文章の読解が苦手だとかいう負の面だけ見ると、むしろIQが低いようにも見えるけれど、相対性理論を理解する、幼くして黄金比の存在に気付くと言った、高IQの人の特徴が十二分に当てはまっている。
IQの高さは本質的に物事の法則やパターンに気付く能力と一致しているからね。(特にMENSAで計測されるようないわゆるIQテストではその傾向が強い)
しかし、そんな彼には一つの障壁があった。
親だ。
両親は二人とも高卒、太田さん本人が大学に行くのを希望していたにも関わらず、父親は「男は手に職をもてばいい」と反対。
母親も、「普通に育ってほしい」と反対だった。
その後専門学校に進むも中退、日本、そして後に旅経ったアメリカでも、「高卒」という学歴の壁のせいで頭脳労働に就けなくなった。
現在24歳の彼は、地方大学を受験する予定だよ。放送日(3/11)からすると、どこかの大学に受かっているかもしれないね。(後記 現在は琉球大学に通っているそうです)
これが放送されて以降、『親の教育がひどすぎる』として、騒ぎになった。
IQ188の太田くん、
親が「大学なんかに行かなくていい」とつまらないジャッジメントをせず、最初から、本人の希望通りに大学に行っていたら、何年ももっと早い段階からご本人の可能性がグッと広がっていただろうに…。
親の学の無さ、無知が子供の可能性を狭める話は、いつ聞いても切なくなる。#tbs— 天音結里愛 (@YuriaAmane) 2019年3月11日
IQ188で本人が大学行きたいって言ってんのに進学させないって、この子の親は本当にバカだ
— いくらまき🗝🍓💫チケ探し中 (@ikura_norimaki) 2019年3月11日
正直なところ、文字を読むのが苦手だそうだから、例えば国語が文系理系問わず必須科目の東京大学なんかは難しいだろう。
しかし、海外の大学、あるいは日本でも、発達障害や学習障害などに十分な対応がしてある大学であれば、余裕で合格していた可能性は高い。
母親は「子供は遊ぶのが大事」といっていたから、別にいわゆる「毒親」とは違うかもしれない(結果的に本人の人生をゆがませたという意味では、あまりいい親ではないだろうけれど)。
しかし、IQにかかわらず、稀有な才能が親によってつぶされるというケースはよく見かける。
今回は、そういう場合、もし自分の子供が高いIQや素晴らしい才能を持っていた場合、親としてどのような教育をし、どのような対応をするべきか考えていこう。
親が高IQの子にすべきことは
子供の要望に理解を持つ
今回の太田さんの例でいうと、高IQの子供が大学進学を志望していたにも関わらず、親のせいで進路変更を余儀なくされたというのがポイントとなる。
もし太田さんが大学進学を希望していなかったとすればまた別の話になっていただろう。
ここから、IQの高い子供の要望には十分に耳を傾けることが重要だということが考えられるね。
もちろん子育て全般に当てはまることだけれど、才能のある子、少なくとも高い知能が保証されている子どもに対してはこの大切さはより大きい。
というのも、IQが高いと問題解決能力が高いんだ。
これはすなわち、他の子と比べて高IQの子供は間違いにくいということを意味する。
もちろん、親の方が長く生きている分、子供には絶対持ちえない経験が存在する。
その経験を活かすのも大事だけれど、この件では、「男は手に職をもてば十分だ」という、言ってしまえば視野の狭い経験則が太田さんの運命を良くない方向へ縛り付けてしまったのではないかと思うよ。
まずは頭ごなしに否定せず、仮に反対意見だったとしても、まずは子供のいうことを素直に受け止める。
これがだいじなのではないかな。
(参考サイト:プレシャスマミー 認める、受け止める、受け入れる)
反対する場合はその理由を説明し、解決策を考える
そして、反対するときにも注意が必要だ。
というのも、仮に一度子供の意見を受け止めたとしても、それに明確に論理的に反対できないと、やはり子供も不満が残る。
また、十分に説明をすれば、子供の希望も親の思いも同時に解決する方法が発見されるかもしれない。
例えば、大学反対の理由として「金銭面で難しい」というのであれば、給付型の奨学金を調べたり、あるいは働きながら通える通信制の大学を選んだりと、解決策(あるいは妥協案)はある。
単にダメだというのではなく、解決策を探る。それこそが、高IQに限らず、子供を育てる際に非常に大切になるのではないかと思うよ。
今回はここまでだよ。
まとめると
子供が際だった才能を持つと発覚した場合、本人が望むのであればその才能を活かせる方向に支援する。
もし反対する場合は明確な理由を説明し、その打開策がないかも親子一体となって調査するのがいいのではないか。
今回はここまでだよ。
番組の視聴者からは、親が悪い、親が馬鹿だったからだという意見がいくつか寄せられているようだ。
しかし、自分に、将来太田さんみたいな高IQな子供や孫が生まれたらどうするのだろう。
IQの半分ほどは遺伝で決まり、のこりの殆どは環境で決まるといわれているけれど、太田さんはそのどちらも(少なくとも番組を見ただけでは)恵まれていたとは正直思えない。もしかすると先祖に超天才がいて、その遺伝子が開花した可能性だってある。
そんな中で、自分の子供・孫が超高IQになる可能性だって十分ありうる。もしそうなったとき、どうすれば、いわば芽をつぶさずに育てていけるか、これを考えな刈ればいけない人は多いと思うよ。
高IQに限らず、子供の芽を摘まない教育をしていきたいね(^●ω●^)
コチラもオススメ!