はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。
今日も頑張っていこう。
最近、『メモの魔力』という本が大ヒットして、メモブームとなっている。
僕も買って、懸命にメモを取るようになっているよ。
さて、著者の前田裕二さんは、メモは生き方だとまでかいている。
いかに彼がメモを大事にしていたかがわかるね。
今回は、そんな『メモの魔力』について、脳科学の面から考えていこう。
メモは第二の脳になる
なぜメモでクリエイティブになれるのか
視覚化することで脳が解放される
前田さんは著書『メモの魔力』の中で、次のように書いている。
なぜここまで狂ったようにメモをとるのか。それにはいくつか理由がありますが、まぜ何より大切な理由が、この残酷なまでに時間が限られている人生という旅の中で、「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」です。
前田裕二 メモの魔力
ではその「本質的なこと」とは何かというと、コピーではなく創造、代替可能物ではなく代替不可能物、すなわちクリエイティビティを発揮するためにメモを取るのそうだ。
前田さんはこれを経験から知ったのだろうけれど、このことは脳科学的にも証明されている。
脳科学者の長谷川嘉哉さんのブログにも書かれているけれど、書きだしてみることで、情報が視覚化される。
そうすることによって全体が見えやすくなり、新しい対応策を見出すことができる。
クリエイティブになるために、メモによって情報を書きだすのは非常に有効なんだね。
『記憶』に頼ると他の作業が妨げられる
メモの魔力はそれだけではない。
なんと、メモすることによって頭が良くなるんだ。
どういうことか。
これも、長谷川さんのブログに書かれてある。
脳の機能は、ワーキングメモリという、パソコンのメモリのようなもので説明される。
記憶したり、考えたり、話したり、運動したりするのは、脳のワーキングメモリがちゃんと機能しているということだね。
そして、そのワーキングメモリが同時に処理できるのは、せいぜい5つから7つまでという。
すなわち、いろいろなことを同時にすると、脳の処理能力が落ちるということだ。
マルチタスクが脳に良くないというのは何度も紹介しているけれど、記憶を呼び起こしながら考えるというのも、それに当てはまる。
例えば、結婚式の式辞を、覚えた通り一字一句思い出して言おうとすると、話のトーンとか、周りの調子を読んだりとかができない。
このように、記憶すべきことが多すぎると、脳は他のことに意識を向けることができなくなる。
話の得意な人は、内容を箇条書きにしたモノを覚えていて、それで周りに意識を向けながら話すそうだよ。
そちらの方が、記憶すべき事柄が減って、脳の負担も減るしね。
それと同じ。
頭の中にあるものをそのままにしていると、脳のメモリの多くが『記憶』に使われてしまう。
その結果、『発想』や『思考』に使われるメモリが少なくなってしまう。
発想力や思考力が必要とされる時は、一度頭の中にある情報を書きだしておいた方が良い、ということになるね。
『記憶』だけの状態で『情報の整理』はできない
さらに言えば、脳が情報を記憶したといっても、それを整理する能力は別だ。
記憶すべき量があまりに多ければ、それを整理する能力も落ちてしまう。
となれば、一度情報を書きだすことによって、『記憶』の負担を取り除くことだ。
また、メモに書きだすことで、情報がビジュアル化される。
これによって、情報を整理しやすくなるんだね。
情報だけため込んで、整理をしなければ、頭の中ががごちゃごちゃになってしまう。
そうなると、記憶できる容量も小さくなってしまうね。
それを防ぐためにも、できるかぎりメモをとろう。
今回はここまでだよ。
脳の観点からしても、どんどんメモを取ろう(^●ω●^)
コチラもオススメ!