元メンサ会員のカワウソのブログ。脳科学・IQ・ブログなどについて書いていきます

カワウソは考える。

脳・IQ

やっぱり休んだ方がいい!脳科学でわかった休憩の必要性

更新日:


はいどうも、カワウソだよ。

 

日本人は働きすぎだと言われている。

それも、いわゆる『サービス残業』という、記録上の労働時間を短くしたまま深夜に働くスタイルが残念なことに普及している。

昭和時代であれば休憩なしに働き続けてもよかったかもしれないけれど、もう日本が先進国から転落しつつあるこの時代、『生産性』ということについて真剣に考えなくてはならなくなっている。

脳科学的には、休憩せずに勉強や仕事をし続けると、大変恐ろしいことになることが判明しているんだ。

 

今回は、休憩・休息がいかに脳にとって重要なことか、科学的にみていこう。

 

休憩させない会社はバカである

 

社会人になる人の多くは中学か高校・大学で学生生活を経験している。

そういう組織では、休憩は必ず存在していた。

 

たいていが、高校までは50分授業と10分休み、

大学だと90分授業と15分休み

さらには、日曜は全員が休んでいる。

さらに長期休暇まである。

大学生にいたっては、学部にもよるけれど1ヶ月半近くも夏休みがある。

 

多くの社会人からすれば、かなり休みの多いライフスタイルではないかな。

で、この休憩時間。脳科学的にもその必要性は認められているんだ。

 

イスラエル工科大学の研究で、人間の脳は集中できるのはマックス90分ということが判明した。

勉強が捗る休憩のとりかた。休憩時間を制する者が勉強を制す

 

つまり、大学の90分授業というのは、脳科学的に見るとちょうど良くできているということだね。

昔の人は、人間が集中して授業を連続で受けることができる限界が90分だということを、経験的に知っていたのだろうね。

 

脳の活動に関するニュースは、結果的に仕事や勉強の生産性につながってくる。

逆に言えば、90分以上連続で働かせるような会社は、生産性の向上にほとんど興味のない会社、言い換えれば、無駄の多い会社ということになるね。

 

休憩時間を設けている会社は少ないだろうから、これから就活にいそしむ人は、自由に休憩させてもらえる会社を選ぼう

 

脳科学的に最高の休憩法:52-17のルール・ポモドーロテクニック

しかし、90分連続で働かなくてはいけないかというと、実はそれが最適解というわけではない。

というのも、90分という数字は、あくまで集中し続けることができる限界の時間だからだ。

 

つまり、ひとつの授業であれば90分でもいいかもしれないけれど、長期的に見れば、もう少し早く切り上げた方がパフォーマンスが上がるというわけだ。

今回は、仕事時間と休憩時間に関する2つの法則を紹介するよ。

52-17の法則

まず最初に紹介するのが、52-17の法則

ラトビアのDraugiem Groupによれば、もっとも仕事への集中力が続いたのは、52分仕事をして17分休憩するというスタイルなんだ。

仕事の生産性を高める4つのコツ。ポイントは「52分の労働と17分の休憩」だ

 

よりざっくり分けると、50分仕事をして15分ほど休むという感じだね。

50分授業に10分休みの、小中高の授業スタイルは、この配分をほぼ達成しているようだね。

 

ポモドーロテクニック

また、ポモドーロテクニックというものもある。

52-17の法則が69分スパンという微妙な時間間隔になるのに対し、こちらは30分スパン、極めてキリのいいタイムスパンとなっている。

 

難しそうな名前だけれど、やり方は非常にシンプル。

25分仕事に集中して、5分休む

そして、この作業を4回繰り返したら15分~30分休む

というものだ。

 

これは僕もやっている休憩のとりかただよ。

時間の計測はTideを使っている。

Tide: 睡眠音と集中タイマー

Tide: 睡眠音と集中タイマー

Moreless, Inc.無料posted withアプリーチ

 

雨の音など、集中できる音を流してくれるから、疲れやすい体質の僕にとって必須アプリだ。

 

 

脳科学的に正しい休憩法を実践した結果

 

しかし、そんなアプリを使っても、2時間ぶっ通しでブログを書き続けることはできない。

かりにやったとしても、ごたごたになっていて、最後の方がよく練られていないような文章になってしまうんだ。

 

しかし、このポモドーロテクニックを使うと、最後まで集中して作業を続けられるようになったよ。

さらに、今まで120分かかっていたブログが、現在は90分(作業時間は75分)ほどで仕上げられる。

 

もちろん、単にスキルが上がったというのもあるけれど、集中的にできるようになったのも要因だと思っているよ。

 

 

昼寝こそ最高の休息である

 

休息のなかでも、とくに昼寝には大きな効果があるようだ。

NASAの実験では、15分~20分ほどの昼寝をすると、コーヒーを摂取した場合よりも、注意力やパフォーマンスが向上したらしい。

昼寝の驚くべき効果

 

僕も、ポモドーロテクニックで5分間休憩するときは、なるべく寝るようにしている。

休息の時に、ゲームや読書によって脳を使うと、マルチタスクと同じように『スイッチング』が脳内で行われ、結果脳機能が低くなるんだ。

(マルチタスクについての記事はこちら→マルチタスクは脳を破壊する!? 脳科学で判明した脳の鍛え方とは

 

昼寝によって、脳の機能を完全にオフにすることで、作業により集中できるというわけだね。

 

ただし、注意すべきことがある。

それは、長時間の昼寝は逆効果だということだ。

20分以上昼寝をしてしまうと、脳が完全に就寝モードに入ってしまい、いざ作業に取り掛かろうとしてもスイッチオンができないんだ。

 

昼寝は10分から15分程度にするのがいいみたいだね。

 

今回はここまでだよ。まとめると

脳は最大でも90分しか集中を持続できない。そのため、こまめに休息をとり、ときには昼寝をすることが結果的に生産性を上げるコツである。

だよ。現代において、たんに根性でのりきるのではなく、科学的に正しい方法でより多くの人が効率的に仕事ができる社会になることを望むよ(^●ω●^)

 

 

コチラもオススメ!

マルチタスクは脳を破壊する!? 脳科学で判明した脳の鍛え方とは

発達障害の僕がN-back課題を続けて現れた効果

-脳・IQ

Copyright© カワウソは考える。 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.