はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。今日も頑張っていこう。
Googleで「MENSA」と検索すると、サジェストで「MENSA 対策」という言葉が出てきた。
これはおそらく、何人かは入会試験の対策をとってでもMENSAに入りたい人がいるということだね。
最近は、時たまMENSA会員がテレビに出ることも増えているし、そういう人がいてもおかしくないと思うよ。
でも、ひとつだけ、元mensa会員として言わせてほしい。
mensaの対策をして無事入会テストに合格したとしても、何の意味もない。
まあ、自己満足にはなるかもしれないけれど、「で?」って感じだよ。
今回は、mensaの対策をしようとすることが如何に無意味か、考えていこう。
MENSAを対策して何になるのか
MENSAは大学入試と違う
まず、なぜMENSAの対策をしようとする人がいるのだろう。
それはつまり、MENSAに入りたいからに他ならない。
入りたくもない組織のテスト対策なんて調べる人は希少だろう。
しかし、MENSAは大学入試や資格試験とは種類がことなるということを頭に入れておいてほしいよ。
詳しくはコチラの記事に書いているよ。
まず、mensaという組織はの目的は何かというと、知的交流の場だ。
これは公式サイトにもそう書かれている。
ここが大学入試と違う点だろう。
大学はあくまでも教育機関だ。学歴自慢のために入っている人や、人生の夏休みを過ごすために入る人が多いと思うけど、本来は教育機関であることがその存在意義だろう。
そして、大学入試は、各大学が行う研究をするのに必要な技能を持っていない人を排除するためだと思う。
ということは、大学の過去問を研究して対策するのは、間接的に、その大学がどんな人材を求めているかを知ることになる。よって、意味がある(あくまで名目上は)。
しかし、mensaの試験対策にそういった優れた意味は全くない。
mensaの目的は知的交流。つまり、知能指数の高い人同士がコミュニケーションをするのを助けるのが目的だ。
となると、メンサに入れるほどの知能を持たない人が対策をしてメンサ会員になったとしても、本来の知能指数が高くないのであれば、その人は本来のmensaの目的にそぐわない人ということになる。
大学入試では、対策することで「論理的思考」「知識の整理法」などのメリットはあるだろうが(ただし小手先のテクニックと呼ばれるものは除く)、MENSAの対策をしたところで、そういうメリットを得られるとは思わない。
やはり、メンサの対策なんて調べるだけムダなんじゃないかと思うよ。
MENSA対策はコスパが悪い
さらに言うと、MENSAは資格にもならない。
ときたま、TOEIC900でも英語力は全然ダメとか聞くけれど、たとえそうであったとしても、TOEIC900というのは就活で有力な武器になるだろう。
(なお、僕はtoeic900を取得していないし、取得者の英語力を直接見聞きしたこともないので、TOEIC900の英語力がいかほどかはわからない。)
一方のMENSA
この会員であることで、就活に有利だったという話は聞いたことがないし。僕自身そういう経験もない。
MENSAの会員であることは、上位2%のIQの持ち主であることの証拠とされる(ただし、実際のところ合格率は50%くらいだともいわれている)。
この、上位2%がどのくらいの凄さかというと、
東京大学文科1類合格に必要な学力(偏差値70と仮定・参考サイトKei-Net)
TOEIC Readingで445/495以上取るのに必要なリーディング力(第233回のデータ)
と同程度らしい。(ただし、mensaの場合本当に合格者のIQが上位2%かは不明)
資格の存在意義にはいろいろあるけれど、就活などで役立つ資格と役立たない資格とがある。
『何かに役立つ』かどうかの観点・ブランドの観点からすると、mensa対策でIQ上位2%のライセンスを得るのは、学力や英語力で上位2%になるよりも極めてコスパが悪いのではないかな。
どうすればMENSAを活かせるか
芸能界ではMENSAは『強い』
mensa会員であることを活かすにはどうすればいいか。
いろいろ考えた結果、芸能界に入ったり、クイズ番組に出たりするくらいしか思いつかなかいよ。
逆に、そういう世界では、過剰だと思えるほどmensaがもてはやされている。
いくつかの番組を見るとわかるけれど、テレビ番組には「MENSA会員=IQ148以上」の図式があるんだ。
ドラゴン堀江に出てくるメンサ会員も、IQ148と書かれているね。
しかし、MENSA会員=IQ148ではない。僕は、これを一種のフェイクニュースだと思っている。
というのも、mensa会員=IQが上位2%というのは、本当はIQ130以上ということを表しているに過ぎない。
これにはからくりがある。統計学における「標準偏差」というものを、テレビはいじくっているんだ。
本来は、IQの標準偏差は15であるところを、テレビなどでは24としている。
数字を大きく見せ、実力以上にすごく錯覚させるために、こういう技法を使うんだね。
また、MENSA会員であれば、学歴や知名度がそこそこでも、Qさまなどのクイズ番組に呼ばれることもある(誰とはいわないけど)。
そういうところを考慮に入れると、MENSAが『強い』のは、芸能界・クイズ番組業界ということになりそうだね。
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それでもMENSAに入りたい人に
IQを伸ばせばMENSAに受かる
以上、MENSA会員になる、あるいはそのために対策をすることの無意味さを考えてきたけれど、それでもMENSAに入りたいという人はいるだろう。
いくつかのサイトでは、「こういうテストがMENSAにだされますよ~」って書いているよね。
まあこのサイト自身その一つなんだけど(元 メンサ会員だけど、IQが高い人の特徴を考えてみる(IQテストのリンクあり))。
さらには、そういうIQテストの解説リンクを貼っている記事まである。
たしかにそういう解説を見たりIQテストをしたりすれば、mensaには受かりやすくなるだろうね。
しかし、そういったmensaの対策は本質的ではない。
まるで、センター数学で「√の中に2桁あるから13だ!」と、問題も読まずに解答しているようなものだよ。(京大芸人によると、√の中の2桁は13である可能性が少し高いのだとか)
確かに合格の可能性は少し高まるだろうけれど、それよりもIQ自体を上げる方がよほど効果的じゃないかな。
逆に、IQ自体をあげれば、小手先のテクニックやパターンを暗記する必要もなく、正攻法でmensa会員になることができるね。
mensaのために小手先のテクニックを覚えて脳を消耗するくらいなら、IQを上げる努力をしよう。
IQを伸ばすアプリ
では、IQを伸ばすにはどうすればいいだろうか。
実は、脳は鍛えられることが判明した。
Dual N-backというゲームをすると、脳のワーキングメモリーという記憶機能がよくなるという研究結果があるんだ。
メンタリストのDaiGoさんも紹介しているよ。
このワーキングメモリーを鍛えることで、脳のさまざまな機能が改善されることもわかっている。
実際に試してみた結果はこちらの記事に書いているよ。
そして、この二重N-back課題、DaiGoさんが監修したアプリも作られている。
mensaに受かりたい、あるいは、もっと大まかに、頭を良くしたいという人は、ぜひ試してみたらいいんじゃないかな。
(書き方がアフィリエイトっぽいけれど、アフィじゃないよ。このアプリを宣伝してもDaiGoさんから僕には一円も入ってこないから安心してね。)
今回はここまでだよ。
メンサを過小評価も過大評価もすることなく、適切に評価しようね(^●ω●^)
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