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データが示す真実

内閣支持率調査の違いから考える偏向報道

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はいどうも、カワウソだよ。

 

日本を含む多くの国では、各メディアが内閣支持率を調査している。

日本では多くの場合、毎月計測しているね。

 

当然いろんなメディアがいろんな人を調査するわけではないから、ぴったりおんなじ支持率になるわけではない。

違う局で発表された内閣支持率がコンマ一桁までおんなじだったら、それはそれでむしろ怪しいだろう。

 

とはいえ、あまりにも各局が発表する内閣支持率に差がありすぎると変に感じる。

たとえば、朝日新聞と読売新聞とで内閣支持率の値が20%も違っていたら、絶対おかしいと思うだろう。

 

では、具体的に何パーセントの差があれば偏向報道であるか、考えたことはあるだろうか。

今回は、内閣支持率の調査結果の差が何パーセント以内であれば誤差で、何パーセント以上であれば偏向報道の可能性があるか、そして、実際にどこの調査が偏向報道している可能性があるのか、考えていくよ。

 

 

内閣支持率の差は偏向報道といえるのか

政権支持率の差は最大で12.4ポイント

 

まず、そもそも各社の内閣支持率調査結果にどの程度の違いがあるか見てみよう。

2018年10月の調査を見ていこう。

調査は、10月に調査を行った朝日新聞産経新聞・FNN合同日本テレビNHKTBSテレビ朝日の結果をそれぞれ表しているよ。

 

結果は

朝日新聞 40

産経・FNN 47.3

日テレ 49

NHK 42

TBS 51.7

テレビ朝日 39.3

平均 44.9

(単位はすべて%)

 

やはりというか、当然というか、朝日新聞・テレビ朝日の調査では内閣支持率が低くでているね。逆に、意外に思ったのはTBSで、この中では一番高い値を出している。

その差なんと12.4ポイント

 

6社の平均数値よりも高かったのが、TBS、日本テレビ、産経・FNNで、低かったのがテレビ朝日、朝日新聞、NHKということになる。

果たして、この12.4ポイントという差は統計的にあり得る数字なのか、それとも意図的な偏向報道がなされているのか、以下詳しく見ていこう。

 

統計的には、マスコミは意図的な操作があったと推測される。

 

以下、本当の内閣支持率、もし日本人全員にインタビューを行った場合の内閣支持率が、上でとった支持率の平均、44.9%だったと仮定するよ。

そして、誤差は正規分布に従うものとする。

これにより、どの程度の誤差が統計的には容認されるかを計算できる。

 

調査に応えた人数は、各調査ごとに1080~1270人程度だった(ただし一部調査は公表せず)。簡単のために、全部の調査で回答数が1200人だったと計算しよう。

 

そして、今回の調査は99%信頼区間を使う。これは、100回調査したら平均で99回はこの範囲に収まりますよという範囲だ。つまり、相当緩い検定だ。

この範囲から外れた値が出れば、その値はまともな調査をしていれば1%未満の確率でしかでない値、統計的にかなりあり得ない値といっていい。

 

で、その99%信頼区間で許容範囲な誤差がいくらかというと、なんと2.36%

つまり、99%の確率で、本当の内閣支持率は42.5%以上47.3%以下ということになる。

なんと、産経新聞・FNN合同以外の結果はすべて、この範囲からはみ出している。

 

これは別に、産経の調査が信頼できるというわけではなくて、各調査の出す支持率が、統計的にはあり得ないくらいバラバラだということを示しているんだ

では、どうしてここまで内閣支持率の結果が違うのか、かんがえていこう

 

なぜマスコミの印象操作はおこるのか

マスコミが意図している印象操作ではないかもしれない

 

とはいえ、この結果。実はマスコミが意図的にやったものではない可能性がある。

むしろ、回答者の方がこのまばらさを作っている可能性も示唆されている。

 

ダイヤモンドオンラインの記事によれば、マスコミの方ではなく、むしろ回答者が意図的にこの差異を作り出した可能性があるという。

記事には以下のように書いている。

これには、第2の理由を想定しなければ納得がいかないだろう。すなわち、どの新聞の世論調査かによって、回答者が回答を拒否するかどうかに違いがあることから、政府との関係における“論調”の違いによって、調査社への回答にバイアスがかかる点があげられよう。なお、聞いてくる新聞社によって、回答者が相手に合わせた回答を行うとの説もあるが、これは当てはまらないと思う。

 

つまり、回答を拒否した人の中には調査したテレビのイデオロギーと合致しないから拒否した人がいる可能性が示唆されている。

 

朝日新聞やテレビ朝日が嫌いな人は、テレビ朝日からアンケートが来ても拒否するし、逆に政権に批判的な人は、読売新聞のアンケートを拒否しやすいということだね。

その結果、自社のイデオロギーに都合のよい結果になる傾向がある。

もしそれが本当だとすれば、マスコミは自ら意図せずして偏向報道を行っていることになる。

 

朝日新聞や産経新聞が「私は適切な方法で実施しました」といったところで、回答者が勝手にイデオロギーによって解答を拒否することがある。

それによって、統計上あり得ない数字が結果としておこるんだね。

 

 

結局どのマスコミを信じればいいのか

一社の発表する支持率だけで判断しない

 

では、結局何を信じればいいのだろうか。

僕は、一社の結果だけ信じるのは、その一社のイデオロギーがどんなものであれ、危険だと思っている

 

つまり、いろんな調査をひっくるめて(できれば保守系と革命系の両方)平均を取る。

そうすることで、より的確な内閣支持率の値がわかるんじゃないかな。

 

 

今回はここまでだよ。

特定のマスメディアを信じ込まず、複数の情報を総合的にみて判断しよう(^●ω●^)

 

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