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映画『未来のミライ』感想(ネタバレあり)主観と客観の混ざり合い?


 

はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。今日も頑張っていこう。

細田守最新作、未来のミライを見に行ったよ。

ツイッターで見た人の感想を読むと、半分ほどがつまらなかったという、結構な酷評のもようだよ。
実際に見てみて、別に最悪だったとかひどかったとかは思わなかったけれど、たしかに賛否がわかれるだろうなと感じたよ。

今回は、『未来のミライ』の簡単なあらすじと、見どころ・感想などを書いていくよ。

注意・この記事にはネタバレ要素が含まれています。ネタバレが嫌いな方は、一度映画を見に行ってから読むことをお勧めします。

 

1.ストーリー

1.1.大人の知らないところで経験する

以下ネタバレ注意

公式サイトには、このようなストーリーがかかれてある。

とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。

ある日、甘えん坊の“くんちゃん”に、生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。
そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、
不思議な少女“ミライちゃん”と出会います。

“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。

待ち受ける見たこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男。
幼い頃の母との不思議な体験。
父の面影を宿す青年との出会い。

そして、初めて知る「家族の愛」の形。

さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく“くんちゃん”。
果たして、“くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは?
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―

いくつかの映画批判の中ツイートにもあったけれど、物語の半分くらいは新しくできた妹に嫉妬する兄・くんちゃんの物語だよ。

くんちゃん自身、まだ4歳、自我が完成するにはもう少し時間がかかるだろうし、まだまだ甘えたいお年頃。

そんなくんちゃん、お母さんと遊びたくて「おかあさん!」と大声で呼んでもお母さんは無視。

今まで親の愛を独占していたくんちゃんは、妹に嫉妬する。

 

嫉妬のあまり、「好きくない!」といって、部屋を出ていき、中庭に向かう。

この中庭が、実は非常に重要な場所なんだ。

 

この庭では、大人の知らないうちに、くんちゃんに様々な非現実的現象が起こる。

まず、謎の男に出会う。見た目は30代ほどで、少し疲れている。しかしそんなオッサンは自分を応じと名乗り、くんちゃんが生まれる前は両親の愛を独占していたなど、オッサンの言葉としては大変気持ち悪いことをしゃべる。

結局、その男はくんちゃんのペット犬、ゆっこだったんだけどね。

 

くんちゃんはゆっこから「嫉妬」を教えられるも、それで大人になれるほどの年齢ではない。

その後も何かにつけて癇癪をおこし、妹のことを「好きくない!」と叫ぶ。

そのたびに中庭に行き、そこで不思議な体験をする。

未来からきた妹・ミライと出会い、魚が空中を泳いでいるのを追いかけたかと思えば昔にタイムスリップし、少女時代の母親や、戦争で片足に大けがを負った曾祖父

と出会う。

それでも完全には大人になれず、最後まで我が儘を言うくんちゃん。最後、未来の東京まで飛ばされてしまう。その体験をして、ようやくミライを「好き」になれた。

 

作中で、父親はこういうセリフをつぶやく。

子供って、すごいね。突然ぽっとできるようになる

 

細田監督自身、子供がいる。

子供がいつの間にか何かを習得している、そういう発見が、この作品に反映されているんじゃないかな。

 

2.クソガキくんちゃん、ドMにハマる

ツイッターの未来のミライ批判で一番多いのが、くんちゃんのクソガキさについてだ。

というのも、90分の作品の中で60分はくんちゃんはほとんど成長しない。キング。・オブ・クソガキだ。未来の東京駅に飛ばされるまではずっと生意気なことばかり言っている。

クソガキ行動の一部を書くと

・生まれて間もない妹を電車のおもちゃでたたこうとする

・祖母がもうすぐ来るにもかかわらず、部屋に散らかったおもちゃを片付けない

・お気に入りのズボンが洗濯中だという理由だけで、ドライブ(虫取り)を拒否し、留守をすると主張

・癇癪を起して「くんちゃんいなくなったよ!」と大声で叫ぶも、無視されると「なんでかまってくれないの!?」と逆切れ

 

書くだけでうっとうしくなるエピソードだよ。ちなみに、最後の2つは、映画終盤の出来事。

お前、今までの経験生かせよ!学習能力ゼロかよ! と叫びたくなる。

正直、子供を育てた経験がないから感じることなんだろうけれど、やっぱりクソガキとしか言いようがなかったよ。

 

そして、もう一つ言っていくことがある。

くんちゃんがエッチだということだ

 

まず、ツイッターでも話題になっていたけれど、くんちゃんはお尻に異物を突っ込む

予告動画では00:42の一瞬だけ映っているよ。

 

しかし実際はこれだけではなかった。

いうことを聞かないくんちゃんに、未来のミライちゃんはあるお仕置きをする。

それがハチゲーム。

蜂の一刺しを模した人差し指で、おなかをツンツンする。

『からかい上手の高木さん』で西方がよくやられているヤツだね。

 

その罰を徹底的にやり、もういいだろうと思った矢先、くんちゃんは衝撃の発言をする

も、もう一回~(最高の快楽を得た顔)

 

くんちゃん、4歳にしてSMの階段を一歩登る。

とまではいかないものの、子供なのだから、社会的な尊厳とかよりも、自らの快感を優先するその気持ちはわかる。僕も持っておきたい。

こういう点も、ある意味で4歳男子の特徴かもしれないね。

 

3.『未来のミライ』の疑問

3.1.未来のミライはなぜ酷評されるのか

僕は細田作品を過去に見たことはない。つまり、この『未来のミライ』が初めての細田守作品だ。

だから、他の細田守作品と比べてどうだということはできない。

しかし、なんとなく、なぜ多くの人が未来のミライを否定するのか、その理由もわかった気がするよ。

それは、くんちゃんが即いい子ちゃんにはならないからだと思う。

前半どころか後半になっても、ずっとくんちゃんがクソガキ。その様子にイライラした人がいてもおかしくない。

 

しかし、最後の最後、ミライの身に危険が及んだ時に、自ら体を張って、助ける。

くんちゃんの父親の言葉を借りれば、突然ぽっとできるようになったんだ。

 

おそらく、実際の子供もそういうところがあるんじゃないかな。

何度言っても学習しない。しかしある瞬間にできるようになる。

そういう子供の特徴をとらえていないと、あるいはとらえていたとしても、酷評は仕方ないのかもしれないな。

 

3.2.考察・夢落ちも入っている?

未来のミライで思ったのは、

未来の世界とされている世界は、実はくんちゃんの想像なのでは?

ということだよ。

 

終盤、くんちゃんは中庭を介して未来の世界に行く。

くんちゃんはとある小さな無人駅で電車に乗る。その駅は、ザ・田舎といっていいほどの田舎駅なんだけれど、その次の駅が東京駅だった。

その東京駅は今以上に近未来的で、モノレールのような、人の真上に電車が走っているようなシーンも見受けられた。

くんちゃんはそこで迷子になるんだけど、そこで、ひとりぼっちの子供が乗る新幹線に乗りそうになる。

 

未来の東京駅というよりも、子供の描くフィクションという感じだったよ。

僕が思うに、この「未来の東京」というのは、くんちゃんの妄想なんじゃないかな。

駅の利用者の中に鬼ババもいたしね。

 

確かに、過去へのタイムスリップに関しては、実際に行っていなければおかしいところもあるから、実際にタイムスリップしたんだと思う。

でも、未来へのタイムスリップは、やっていないんじゃないかな。

 

3.3.あえて似た作品を挙げるならば

賛否両論ある『未来のミライ』。どういう人におすすめかわかるよう、やや強引だけど、この作品と似ていると思ったものを挙げてみるよ。

 

まずは、千と千尋の神隠し

主人公がクソガキ、親の知らないところで不思議な体験をする、など、要素単位で見れば共通するところはおおく見られる。

相違点として、『千と千尋の神隠し』がずっと現実から切り離されているのに対して、『未来のミライ』は現実と過去未来とがしょっちゅう交差する。

 

続いて、クレヨンしんちゃん。映画版ではなく、テレビアニメ版。

ほのぼのとした日常、主人公がクソガキ、生まれて間もない妹がいる。エロ系も入る。これもまた、共通点が多いよ。

 

逆に言えば、千と千尋の神隠しやクレヨンしんちゃんを好んで見る人であれば、未来のミライも楽しめるんじゃないかな。

逆に、クリアなストーリーで涙を流したい!って人には、僕はおすすめしないな。

 

今回はここまでだよ。

是非一度映画館へ足を運ぶか、ノベルズを買うかしてみてね(^●ω●^)

 

 

 


Published by english-otter

早稲田大学先進理工学部卒。クイズ番組が好き。 社会問題も興味あり。計算も好き。要はたいがい好き。 好きな人は小倉唯。男性は伊沢拓司。 twitter @english_otter Naverなどまとめサイト・キュレーションサイトへの無断転載は禁止しておりますのでご了承ください

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