元メンサ会員のカワウソのブログ。脳科学・IQ・ブログなどについて書いていきます

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ブログのタイトル詐欺はなぜ起こるのか

更新日:

 

はいどうも、カワウソだよ。

 

さて、世の中には「タイトル詐欺」や「サムネ詐欺」というものがある。

ブログで「●●があるよ!」と言いつつ、実際読んでみると「ごめんなさい。ありませんでした」と書いている。

どうしてそんな詐欺まがいなことが起きているのか、今日はそれについて考えてみよう。

 

タイトルで内容を騙すブログ

ブログに載せなくても「水着画像」「すっぴん画像」

以下に例示する記事は、具体例として提示しているにすぎず、これらの記事を支持しているわけでは決してないこと、炎上させる目的はなく、できればそのようなサイトをクリックしないでいただけるとありがたいということをご理解ください

詐欺タイトルブログの中で良く見るのが、芸能人に関するブログ記事だよ。

特に、俳優・女優さんに関する記事では「すっぴん画像」「水着画像」「卒業アルバム」と言った単語をタイトルに入れている記事をよく見かける。

本来そういうのは著作権や肖像権に抵触しないのか非常に疑問なところだけど、今回はそこは指摘しないでおこう。

 

今問題として挙げているのは、「水着画像」と書いているにもかかわらず、水着画像をアップロードしていない記事だ。

具体例を挙げよう。

東大王としても活躍する鈴木光さん。Googleで「鈴木光」と検索すると、1ページ目に、芸能関係のブログ記事が表示される。

 

タイトルは、こうだ。

鈴木光(東大王)の水着&美脚画像!彼氏は水上楓?卒アル&すっぴんも!

 

このタイトルから予想される内容は以下の通り。

・鈴木光さんの水着・美脚画像が見られる

・鈴木光さんの彼氏についてわかる

・鈴木光さんの卒アル・すっぴんが見られる

 

では、それぞれに関してみていくと

水着・美脚→「検索したけどありませんでした

彼氏は水上颯?→「具体的な情報もなく、噂だったようです

卒アル・すっぴん→「探してみましたが、ありませんでした

 

なんと、タイトルから期待される情報が、このブログ記事には全くない!

しかし、いちおうの弁解は可能だろう。

「水着画像!」と書いているだけで「水着画像掲載!」とは書いていないのだから、もし裁判になれば相手が勝訴するだろう。(ただし肖像権の問題は別)

もしかしたら、「水着画像(ありません)!」「水着画像(を用意できませんでした)!」という意味で書いている可能性も否定できない(最低だけど)。

 

しかし、そんなの、読者からすればひどい言い訳でしかない。

「水着画像!」と書いてあれば、水着画像を見たがるのが普通なのではないかな。

そういった、タイトル詐欺と思しブログ記事がGoogle検索で上位に入っているのは、道徳的に問題があるのではないかな。

 

(ちなみに、僕も鈴木光さんに関する記事は作っているけれど、東大王から得られた情報だけから作ってるよ。)

「噂」と書いておけば何とかなる?

続いて、良く見るタイトルは、「性格悪い」だ。

ここまでくると、週刊誌(それも文春や新潮ではなく、取材をほとんどしていない三流紙)レベルだね。

それの具体例もある。

声優の石原夏織さんについての情報をまとめているらしい。

そのタイトルには「小倉唯とは不仲?」の文字。

文章には、

小倉唯さんについては、ゆいかおりの2人でStylipS抜けて事務所移籍したのに1年せずに石原を置いて自分だけ再移籍したことや、ブログで解散について自分は悪くないアピールをされていたこともあって、性格が悪いなど様々なうわさが浮上しているんです(原文ママ)

ここで、ゆいかおり・石原夏織さんのファンなら知っている問題を出そう。

この「噂」はどこから浮上したのだろう?

 

こういううわさは、本当にごく一部の、「外れた」ファンによる主張でしかない。きわめて少数派だ。

実際、小倉唯さんの「自分はわるくないアピール」というのは、本人のブログ

夏織ちゃん自身が決めた気持ちなども尊重して、あくまでも2人にとっての前向きな方向と捉えて(^-^)

という一文を曲解しただけに過ぎないだろう。他に活動休止についての言及は多くなく、この部分から「石原が決めた。私は悪くない」という解釈をしたと考えられるよ。

ただし、さすがにこれで、自分は悪くないアピールだとは言えないんじゃないかな。あと解散ではなくて活動休止だ

「噂」と書いておけば、テキトーに書いても高い確率で誰かしらが書いている可能性は否めないから、便利な言葉だね。

でも、こういう記事のように、読者をミスリードさせる、結論は決まっていてどういうタイトルで書くかも決まっているがその証拠をつかめないときに便利な言葉でもあるね。きわめてタチの悪い記事だと思うよ。

 

なぜ、ブログのタイトル詐欺はおこるのか

詐欺ブログの「共通点」

さて、ではどうしてこういうタイトル詐欺のブログがわんさかあるのか、考えていこう。

いくつか見ていると、こういう記事、少なくとも、検索エンジンで上位に入っているようなものは大規模ブログだ。

記事ごとに文体が異なっているものもあり、ブログ運営者とライターが異なると考えられる。

(追記 実際に経験したところ、運営者とライターが異なっていました。

詳しくはこちら→

いかがでしたかブログが量産される裏事情を経験者がお話します。

 

ではここで、ライター業の暗い部分について話そう。

僕自身、某フリーランス業でブログのライターを2件受け持ったことがある(現在はともに契約解除)

 

そこでブログ記事を書いていたんだけど、なんとタイトルは運営者の人があらかじめつけていて、ライター側が勝手に変えることはできないんだ

つまりどういうことか。

ブログ運営者が「○○は性格悪い!?」とか「●●の水着画像!」などのタイトルを決め、たとえ文章の内容がタイトルと違っていたとしても、そのまま載せてしまうことがあるんだ。

となれば、運営者は「クリック率を上げるにはどういうタイトルがいいか」だけ考えればいい。たとえ内容不一致から文句を言われたところで「私がかいたんじゃないので」とごまかしがきく。

自分が調べたわけじゃないから、実際に水着画像が無くても「水着画像!」「ヌード画像!」とタイトルをつける。ライターからすれば、実際調べてもないのだから「見つかりませんでした。」と書くしかない。

こういうところが、タイトル詐欺ブログが発生する要因なんじゃないかな。

(当然、健全なブログ運営者の方も大勢いらっしゃると思います。全員が全員悪党というわけではなく、一部運営者が倫理的におかしい行動をしているという認識をお願いします。)

「タイトル詐欺」記事は読むな

読まなければ、詐欺らない

 

では、なぜそういった記事が読まれるのか。

簡単だ。そういうタイトルをつけると読む人が現れるからだ

では、どうすればいいか。

そういうタイトル詐欺記事を読まなければいい。

 

当然、読みたくなる気もちもわかる。僕自身、鈴木光さんの水着画像記事は読みたくてクリックしてしまった。だからこそ、拝めなかった怒りと騙された自分へのくやしさは尋常でないものだよ。

でも、もしそういうセンセーショナルな記事を読みたくなったらどうすればいいか。

一つ提案するのは、Twitterを活用する、というものだ。

 

残念ながら、ツイッターには著作権・肖像権の取り締まりがあまりされていない。

ネットに挙げられた画像・動画が許可なく掲載される。

しかし、ツイッターではわざわざクリックしなくても画像が見られる。つまり自らのツイートにタイトルをつける必要性がない。

タイトルをつけなくていいから、タイトル詐欺のしようがないね。

 

あるいは、その人のファンのアカウントをフォローする

実際にファンのう普段のツイートを見ていれば、「●●はこういう性格だ」というのがわかる。僕も何人か東大王ファンのアカウントをフォローしているけれど、ま「鈴木光さんの彼氏が水上颯さんなのか?」といった根拠なき噂を立てている人はいない。

また、画像を掲載するファンもいる。肖像権的にはあまりよくないけれど、もしファンが誰一人水着画像をツイッターにあげていないのなら、水着画像は存在しないと考えればいい。

そうする考えをすれば、タイトル詐欺のブログをうっかりクリックすることは減るのではないかな。

 

今回はここまでだよ。

タイトル詐欺には、くれぐれも騙されないようにしよう(^●ω●^)

コチラもオススメ!

いかがでしたかブログが量産される裏事情を経験者がお話します。

書評ブログは思った以上に大変だという話


世界史を変えた詐欺師たち (文春新書) [ 東谷 暁 ]


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