はいどうも、カワウソだよ。
APDという病状がある。
日本語では、『聴覚処理障害』と訳されている。
どういう病気かというと
音声は聞き取れるのに、その内容が聞き取れないんだ。
あるいは、カクテルパーティー効果というものが現れにくい症状でもある。
何を隠そう、僕自身がそのAPDの予備軍だ。
僕自身アスペルガー症候群(現在は医学上『自閉症スペクトラム』と称されている。以下、よく使われておりイメージがしやすいという理由から、『アスペルガー症候群』の名称を使用いたします。)なのだけれど、この情報処理障害も併発しているらしい。
そんな僕が、あるアプリをダウンロードして使用するようになったら、かなりましになったよ。
それが、今回紹介するTideというアプリだ。
今回はそのアプリについて書いていこう。
注意:特定のアプリを表示していますが、いわゆる企業案件とは異なります。購入していただいても、その企業からお金がはいるわけではありませんのでご安心ください。
聴覚処理障害予備軍の僕に起きている症状
カクテルパーティー効果がおこらない
カクテルパーティー効果というものがあるよ。
どんなものかというと、騒音の中でも相手と会話ができるらしい、というとわかりやすいかな。
人間の脳には、必要な音とそうでない音をわけ、取捨選択することがあるらしいよ。
なぜ上で「らしい」と書いたかというと、ぼくにはこの能力がないからだよ。
中高の頃からなんとなく声の判別ができないなと思っていたけれど、カクテルパーティー効果という言葉を知ってから、ぼくにはこの効果が薄いんだと確信したよ。
居酒屋で話しかけられても口の動きから読み取るしかないし(知り合いにはゆっくり喋ってもらたりジェスチャーで表現したりしてくれる)、多分ぼくに飲食店店員はつとまらないよ。
聴覚過敏の症状
そしてもうひとつ、音への反応が大きいというのがあるよ。いわゆる聴覚過敏だ。
これはアスペルガー症候群の人に併発することがおおいそうなのだけれど、音へ過敏に反応してしまう。
マイクのハウリングを聞いたときには吐き気を催すし、たとえば隣の部屋で陶器のカップがカチャっと鳴ったときもぞくっと感じる。
あるいは、電車で音漏れがあったり大声で会話されたりすると、読んでいる本の内容が全く読み取れなくなることもあるよ。
でも、電車の音や赤ちゃんの泣き声、トイレにあるエアーカーテンはそんなに気にならない。
多分、予期せぬ音、突然の音に弱いんだと分析しているよ。
だから、ライブでは予期される音声(パフォーマーの声や歌)は問題ないけれど、演者の声がない状態で観客が叫ぶのは生理的嫌悪を抱くよ(解消法として、自分が最初に叫ぶという方法をとっているよ。同様の理由でイエッタイガーも生理的嫌悪を抱いているよ。)
なぜイェッタイガー・家虎が迷惑で厄介だと言われ、禁止されるのか。
集中促進アプリTideでどこでも集中できる
Tideはカクテルパーティー効果を生み出す!
そんななか、2018年3月に話題となったあるツイートが僕を変えた。
それが以下のツイートだ。
私のように集中力が全くない方にオススメしたいアプリ
Tideというアプリなんですけど、5分から120分の間決めた時間中波の音とか、カフェの音とか、とにかく気が散らない雑音を出し続けてくれます。自分はこれにめちゃくちゃ助けられてます。やることがすごい捗る。メディテーションにもオススメです。 pic.twitter.com/rlyiFgrSEh
— ゆえさき (@speakingsoftly_) 2018年3月5日
このツイートを見たとき、まさに僕が求めていたアプリだと感じたよ。
Tideというアプリ。僕もさっそくダウンロードしてみた。
無料でカフェ、波、雨、森などの音を聞くことができるよ。
使って実感したのは、雨や波の音は雑音として扱われないということだよ。
少なくとも僕は、波の音を「風景」として処理しているよ。
かといって、まわりの音が全く聞こえなくなるわけではない。聞こうと思えば聞ける。
だから、例えば電車の座席で座っていても、おなりの人の話し声はもちろん聞こえる。
にもかかわらず、音を流していないときと比べてほとんど気にならなくなるんだ。
ちなみに、この記事を書いている今もTideで波の音をききながら書いているよ。隣人のゲームプレイがうるさいからね。
これをつけているときに話しかけられても当然受け答えできるし、むしろつけていた方が相手が何を言っているのかよくわかる気がする。多分、カクテルパーティー効果なんじゃないかな。
このアプリのおかげで、僕は電車で小説を読むことができるようになったよ!今までは、小説を読んでも部分部分しか頭に入ってこなかった。部屋で読み直して「まったく違う内容じゃん」って思う日々だったよ。(ノンフィクションは部分部分さえわかればなんとなくつなげるから読めた)
それがTideで音を流していると、一文一文読めるようになった。これはぼくの中では画期的な発見だよ。
聴覚過敏の人のために防音イヤーマフというものがあるけれど、おそらく僕にとって、このTideというアプリがイヤーマフの役割をしているんじゃないかな。
今回はここまでだよ。音が気になるって悩みを持っている人は、一度ダウンロードしてみたらいいと思うよ(^●ω●^)