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なぜ内閣支持率が低くても政権交代が起きないのか

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はいどうも、カワウソだよ。

2019年にも戦後最長日数の総理大臣となる予定の安倍晋三総理。

それだけ長い間総理をやっていることだけあって、内閣支持率もまた変動が激しい。

NHKの調査では、2019年9月現在の支持率は48%,不支持率33%。比較的に支持されているといってよい。

 

しかし、2018年の4月~6月においては、支持率が3割台で、不支持率を下回る時期もあった。

この時は、ある意味安倍内閣にとってピンチだったと言えよう。

 

しかし、支持率が不支持率を下回っていた時期でも、野党第一党の立憲民主党が政権交代することはなかった。

 

低い支持率において退陣は考えられるけれど、そう簡単に政権自体は後退しないのが日本のこれまでの政治体系だったね。

抜本的改革がなければ将来も自民党が長らく与党にい続けると思うよ。

 

また、支持率が低くなったところで政権続投も起こりうる。

例えば、2017年の選挙で森友加計問題があったにも関わらず自民党議席が過半数を取得したね。

NHK 2017年衆議院選挙 開票結果

 

当時、安倍内閣の支持率は37%。でも自民党議席は61%

なぜ、安倍内閣がさほど支持されていないのに、自民党議席は過半数を獲得した。

なぜこのようなことが起こったのだろう。

 

今回は、政権支持率が低くても必ずしも政権交代がおこるわけではないことを示すとともに、国民の支持率をよりダイレクトに議席数に反映できるような選挙制度を提案していくよ。

 

※この記事は政権交代をおこしたいとか現安倍内閣への攻撃をしたいとかの意図はなく、だれが総理であるかにかかわらず共通する一般論の提示を意図していますので、あらかじめご了承ください。

内閣支持率低下でも政権交代はおきない

 

支持率と議席数割合は一致しない

まずさっきも書いた通り、内閣支持率と与党議席獲得数の割合は一致しないね。

データから見ると、衆議院における自由民主党の議席数割合は、2005年9月、小泉内閣による郵政解散のあとで61.7%、同月の内閣支持率は58%.(Factboxより)

2017年10月の選挙では自民党議席取得率が61.2%、同月の内閣支持率は37%NHK世論調査より)

 

支持率は21%違うのに対して、議席率は0.5%しか違わない。

支持率が低いからと言って、政権交代どころか、議席を奪うことさえ難しいのが現実のようだ。

なぜ支持率低下で議席が減らないか、考えていこう

 

 

内閣支持率低下で起こるのは「退陣」

 

支持率の低下で何が起こるか

それは、政権交代ではなくて辞任・退任だね。

歴史的にも、短命政権だけでなく、長期政権も、支持率の低下→辞任というケースがおおく見られる。

小泉内閣のように、支持率が下がっても続投した内閣もあるけれど、それでも支持率低下は多くの内閣の総辞職の原因になっているようだね。

政権交代に必要なのは内閣支持率より政党支持率

選挙は「一番マシ」を選ぶ

というわけで、少なくとも日本では、内閣支持率が低下した時、総理は交代するけれど、あまり政権自体が変わることはすくない。

それはなぜか?

答えは簡単で、選挙では「一番マシな政党」が選ばれるから。

悪い政治家を追い出すのではなくて、『最もマシ』な政党を選ぶのが選挙だ。

 

そのことを実際表しているのが、安倍内閣の支持理由だ。

2019年9月のNHK調査によると、安倍内閣を支持した人のうち44%は「他の内閣よりよさそうだから」支持しているという。

なんと、「安倍さんのここが素晴らしい」という積極的理由ではなくて、「他よりマシ」だからという理由で戦後最長内閣が生まれようとしている。

 

あるいは、政党支持率を見てみよう。

自民党 37.3
立憲民主党 7.2
国民民主党 0.7
公明党 2.6
日本維新の会 3.2
共産党 3.4
社民党 0.2
れいわ新選組 0.6
NHKから国民を守る党 0.2
その他の政治団体 0.7
支持なし 37.1
わからない、無回答 6.9

(2019年9月NHK調査)

 

野党の中で最も支持率の高い立憲民主党でさえ、自民党の5分の1の支持率だ。

となると、与党の支持率が野党の支持率を下回ることは今後しばらく起こりそうにない。

与党の支持率が野党の支持率より低くない限り政権交代はおこらないというのは想像に難くないね。

 

辞任をさせたいのであれば単に内閣支持率だけ見ればよいのだけれど、本気で政権交代を目指すのであれば、自らの政党の支持率を上げるためにも奮闘する必要がある。

野党の皆さんにはこの点をしっかり頭に入れてほしいよ。

 

支持率を選挙に反映させるには

「清き一票」だから政権支持率低下でも政権交代が起きない

 

ではなぜ、選挙では「一番マシ」な政党が選ばれるか?

それは、選挙が一人一票性だからだ。

 

一人一票だと、

「絶対この政党じゃなきゃヤダ!」っていう積極的支持と

「そんな支持してないけれど、ほかにないからな……」っていう消極的支持とが区別されない。

 

もちろん平等選挙の原則はやぶってはいけないけど、議席獲得と、その政党が支持されたということが必ずしもイコールにはならない。

その意味で、一人一票制は完全な制度とは言えないんじゃないかな。

 

ネット投票なら、ひとり100票だって可能だ

 

そこで、1人100票制度を提唱するよ。

数は十票でも千票でもいいんだけど、とにかく一人複数票持っていることが大事

 

どういうことかというと、

例えば、自民党の積極的支持者なら自民に100票入れればいいし、

「ほかにいいのがないから自民党」って人は、自民党に50票、立憲民主党に30票、国民民主党に20票、のようにすればいいと思う。

 

「2位以下の切り捨て」が行われない分、政党支持率が議席数に与える影響が大きくなるはずだけれど、どうだろう。

 

もちろん、一人100票も投票用紙に一枚一枚書くのは現実的じゃないね。

でも、スマホ操作ならどうだろう?

 

これなら、候補者ごとに何票入れるか数字を書けばいいだけだから楽にできるんじゃないかな。

 

今回はここまでだよ。

国内外で政治が混乱している中で、政治システム自体を考えるのもいいかもしれないね(^●ω●^)


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