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『ゆいかおり不仲説』は事実無根のデマ:トレンドブログの悪質フェイクニュースを斬る

更新日:

2017年3月31日。

声優ユニットゆいかおりが「個々の活動への躍進」を理由に音楽活動休止を発表しました。

それから1年。

石原夏織さんがソロデビューし、小倉唯さんもツアーライブを成功させています。

ファンとしてはキングレコードの対応は不適切だという面もありますが、それよりも許せないことがあります。

Googleで「ゆいかおり」と打つと、「ゆいかおり 不仲」「ゆいかおり 仲悪い」と出ることです。

 

あたかも、ゆいかおりが不仲を理由に音楽活動を休止したといっているようなものです。

 

こういう、検索エンジンに、誤解を招く言葉を予測させることを「サジェスト汚染」といいます。

 

今回は、そのサジェスト汚染と、それによる被害について考えていきます。

 

※この先「ゆいかおり 不仲」という言葉を不必要に多用します。

これは、「ゆいかおり 不仲」と検索した際に当記事が上位に表示されることを意図してのことです。

 

ゆいかおりの二人の仲がいいことは、一度ゆいかおりの実を聞いた人間ならだれしも実感することです。私自身が本気で、ゆいかおりの不仲説を信じているわけでは決してありません。

現段階で「ゆいかおり 不仲」と検索して最初に出てくるサイトがあまりにも中傷的な記事で深いに思ったため、その対抗策として書いています。

それ以外の意図はありませんのが、気を悪くおそれがありますのでご了承ください。

 

また同時に、以下はゆいかおりの不仲説を話題として取り上げていますが、ゆいかおりに興味のないかたも、『サジェスト汚染』がいかにして作られるか、その例として読んでいただければと思います。

今回はゆいかおりについての記事ですが、これは他の芸能人にもあてはまることです。

グーグルで芸能人・有名人の名前を検索したら、「●● 年収」とか「×× 性格悪い」と予測されたことはないでしょうか。

なぜそのような事態が起こるのか、以下、ゆいかおりの身に起きた被害から考えていただけれるととてつもなくうれしく思います。

 

 

(2021年追記)

2021年9月現在、「ゆいかおり 不仲」とGoogle検索しましたところ、トップ記事の半分以上は、この不仲説を否定するものでした。

これは、ファクトチェックが入った、根拠の低いサイトのグーグルによる評価が低くなった、等と考えることもできますが、私はそれらと異なる理由があると考えています。

トレンドブログによくあることですが、それらの作者は、記事を投稿してから「最初の数か月間」だけグーグルにトップ表示されることをメインに考えています。外注で記事を書かせているため、一般的なブログと違い、一度書いた記事を編集することはめったにありません。

そして、グーグルは、活動のない記事の評価をどんどん低くします。何らかの更新を入れないと、どんどんグーグル検索で表示されなくなる。トレンドブログは、トレンドになったその一瞬だけ読まれればいいというスタンスです。

ゆいかおり不仲説が唱えられなくなっている今、そういったトレンドブログがグーグル検索から姿を消し、むしろ愛情を持ったファンがブログで更新を続けた結果、検索上位の記事の過半数が、不仲説を否定するものになった、そう考えています。

 

サジェスト汚染に毒されてはいけない

ゆいかおり不仲説はサジェスト汚染の結果だ

 

まず、サジェスト汚染はなぜおこるのか見ていきます。

これは、鶏が先か卵が先かみたいな話なんですが、当然意図的なものです。

 

例えば、「ゆいかおり 不仲」と誰かが検索したとします。

これは、ゆいかおりをよく知らない人も検索しますし、本当に不仲かどうかは関係ありません。

でも、一部のブロガーがそれに漬け込むのです

 

『ゆいかおり 不仲』で検索する人がいる。ということは、そう検索されたときに上位に来る記事書けばいいじゃん」と。

それで、タイトルや文中に『ゆいかおりは不仲!?』という言葉を使い、内容もセンセーショナルにする。

そうすることで、サイト訪問者数を上げる、というのが彼らの戦法です。

 

金稼ぎで平気で名誉棄損するブロガー

 

さて、どうしてこのようなことをするのでしょうか。

さっきも書いたように、サイト訪問者数を上げるためです。

僕もやっていることですが、多くのブログには広告があります。

広告をクリックしたり、あるいは商品を買ったりすれば、広告主、つまりはサイトで広告を張り付けている、僕のような人にも収入が入ります。

いわゆるアフィリエイトというやつです。

 

訪問者数が多くなれば、広告のクリック数も多くなります。

端的に言えば、サイトにみんなが訪問すればお金が儲かる

だから、みんな自分のサイトに来てほしいんです。

 

有名人ならいさ知らず、専門知識や特殊スキルのない一般の方がより設けるにはどうすればいいか

センセーショナルなタイトルで客を呼び来む 

が答えの一つでしょう。

 

実際、ブログ有名人はこちらが多いですね。

もう一つの解として、「確実な情報を調べて、情報量で圧倒する」というのもありますが、それは手間がかかります。僕はこっちの方法を選んでいますが、やはりなかなか厳しいです。

 

とはいっても、では金儲けのためにフェイクニュースをでっちあげていいのでしょうか

事実、「ゆいかおり 不仲」と調べて一番上に出てきたサイトを調べてみました。

こちらのサイトです。

 

このサイトは、ほかの声優さんの記事も書いています。
そのタイトルを一部抜粋しますと

【黒い噂】声優 市道真央(M・A・O)の実力は本物?【仕事は枕で彼は持ち帰り?】

【ぼっち営業】雨宮天の性格が酷いと話題!?【性悪だけど彼氏は居るの?】

 

いかがでしょうか。コンビニで売られないレベルの三流紙が似たようなラベルを貼っていますね。

ファンからすれば、憤慨ものでしょう。僕がその一人です。

 

これが新聞なら、事実検証をきちんとしたうえで発表しますし、事実無根のことを書けば謝罪が求められます。

 

新聞や本でいえば「誰それが言った」とか「何々という本に書いてある」と書きます。

ウェブ記事でいえば、外部サイトにリンクを貼ります。

Wikipediaなどの大きなサイトはそれが徹底していて、リンクのない情報を書くと「不確実な内容」と表示されます。

 

しかし、こういうブログには、そういったリンク貼りがない

あるのは、内部リンク、つまり、自分のサイト内の別ページへ勧誘するリンクだけです。

つまり、事実無根のフェイクニュースサイト、そう思われても仕方ないでしょう。

この記事を読んでいる皆さんは、こういったゴミサイトに騙されないようにしてください。

 

追記

上で貼りましたサイトは現在アクセスができなくなっております。

しかし、その他にも、数多くのサイトが『ゆいかおり不仲説』を掲げています。

中には、『小倉唯が石原夏織の足枷だった』と主張するなど、強い言葉を使うことでアクセスを稼ごうとするサイトもあります。

2019年12月、ゆいかおりが活動休止してから2年半が経ちますが、いまだに削除されていません。

再度もうしあげます。不仲説というのはデマであり、ファンであれば一笑に帰すような非常にくだらないものであります。

この記事を読んだ皆様は、どうかゆいかおり不仲説を信じないよう、よろしくお願いいたします。

 

(追記)

2019年12月現在、「ゆいかおり 不仲」で検索すると以下のサイトが最上位に表示されます。

石原夏織がハブられて引退?プチミレや小倉唯とは不仲?彼氏は木村良平?

他のトレンドブログの例にもれず、このサイトでも悪質な方法で名誉を棄損しています。

そのブログでは、アニサマ2016ので共演したゆいかおりとpetit melodyの写真で、石原夏織さんと他3人の間に距離がある→したがって不仲だとしています。

 

しかし、これは情報の切り取りです。

4人が集まっていて石原夏織さんが一瞬離れた瞬間を切り取ったり、あるいは後ろにあるスタンドの都合上距離ができて当然な画像を集めたりして、「3人との間に距離ができている」というのは、あまりにも乱暴な話です。

そもそも、靴や体格の条件次第で距離ができるのは当然のことであり、そういうことを考慮せずに心理的距離につなげてしまうことに半ば呆れかえっています。

 

あるいは、活動休止にあたり小倉唯さんが「自分は悪くないアピールをしている」と主張するなど、事実無根のデマを流しています。

 

ゆいかおりだけでなく、共演したpetit melodyのふたりにたいしても、ほんのわずかな噂から『性格が悪い』と書いており、失礼極まりありません。

再度申し上げますが、私のこの記事を読んだかたが、こういった悪質なデマ記事に翻弄されることのないよう願ってやみません。

 

サジェスト汚染に騙されないためには

検索一位を見てみる

 

では、どうすればサジェスト汚染・フェイクニュースに騙されないか。

一つ経験則であるのは、1位の記事がどのようなものか見てみることです。

 

どういうことか。

例えば、「ゆいかおり 休止」とGoogleで検索します。

すると、一番上に出てくるのがゆいかおり公式サイトです。

よく誤解される「ゆいかおり 解散」で調べても、同じく公式サイトがトップに出ました。

ちなみに、残念なことに、2位にはさっき触れた金もうけブログが出てくるのですが。

 

では、「ゆいかおり 不仲」では?

さっき書いたように、個人ブログが出てきます

 

「ゆいかおり 格差」では?

Mag速が出ます

ではほかの例を見てみます。

 

 

クイズ王の「水上颯」と調べると、一番上に本人のtwitterがでてきます。(これは記事投稿当時のことで、2019年9月現在はまとめ記事に出ています)

 

「水上颯 留年」(エイプリルフールで本人がついたツイートが元ネタ)で検索すると?

個人ブログが出てきます。

ということで、一番上に公式サイトや本人のSNSアカウント、あるいはWikipediaなどが出ていないケースは信憑性が薄いです。

個人ブログで特に注意すべきもの

外部リンクがないものは読む価値なし

 

とはいっても、トップに個人ブログがでてきたら必ずしもフェイクニュースかというと、そうではありません

例えば、「頭脳王 東大王」で調べると僕の記事が出ます(記事投稿当時)が、この記事がフェイクニュースというわけではありません。

では、何が違うのか。

デマ記事には外部リンクがありません

 

僕の記事も、外部リンクがあるだけで、そのサイトを覗いたらブログで書いたことが書いてあるかというと、そういうわけではありません。

内容によっては、外部リンクが著作権などの理由で貼れないことも多くあります(特にテレビ・ラジオ番組)

しかし、そうでない場合、特にある人物の噂を書いている場合は、参考記事、あるいは公式アカウントなどへのリンクがゼロというのは本来あり得ません。

外部リンクがあるから安心というわけではありませんが、「ソースはどこか?」と考えながら読むことをお勧めします。

「ファンの噂」は金の亡者の常套句

 

芸能人、特にアイドルや声優の記事を見るとよく出るのは「ファンの噂によると……」です。

この言葉が出た瞬間、頭の中に黄色信号を出してください。

 

なぜなら、これは否定できないからです。真実でなくとも、自分の思い込みで書いたとしても否定することができないのです。

どういうことかご説明いたします。

 

例えば、僕はゆいかおりのファン(以下、通称に習い栽培係と表現します)ですが、不仲説というのを聞いたことも感じたこともありません。

では、僕がこの記事を訴えることはできるでしょうか。

残念ながら、論理的には不可能なのです。

 

なぜなら、僕はすべての栽培係(ゆいかおりのファン)を知っているわけではないからです。

それに、栽培係一万人くらいいれば、「あの二人仲わるいよね~」という人が一人くらいいても、確率的にはおかしくありません。

仲悪いと思うのならなぜファンなんてやっているのかという疑問は残りますが。

 

しかし、論理的に否定しがたいとはいえ、「ファンの噂」は信じない方が得策でしょう。

なぜなら、もしそれが本当だとすれば、ファンの多くがブログとして書いているからです

 

「ファンの間では……」「ファンの噂では……」とある記事の作者は、そう書いている時点でファンではないのですから、信じるのはやめた方がいいでしょう。

 

そういった記事ではなく、ファンの方とみられる記事で、「ゆいかおり 不仲」と検索して最も上位に来ているブログ様が下記のものです。

ゆいかおりについて思うことがある-胃が痛い

このブログ主の方も、不仲説を否定しています

 

不仲説をささやかれることに対し「遺憾だ」とも書いています。

ほかに調べても、不仲説をとなえている「ファン」は見当たりませんでした。

「ファンの噂」は、偽物の証明、といってもいいかもしれませんね

 

本日は、サジェスト汚染について、ゆいかおりを例に考えてみました。

これを読んだ皆様がどうか、ネット上の間違った情報を鵜呑みにしないことをを、心より願っていおります。

 

 

追記 ゆいかおり10周年を持ちまして

不仲説のデマを絶対に忘れてはいけない

2020年5月12日、ゆいかおりがメジャーデビュー10周年を迎えました。心から祝福させていただきます。

 

本当にうれしくてうれしくて、もうついに10年かという気持ちであります。

同時に、一瞬でも不仲説というデマが流れ、そういう関係のブログが上がったことも私たちは忘れてはなりません。

今検索したところ、 当記事が投稿されて以降『不仲説なんてのもあるけれど実際は仲良し!』という内容の記事もいくつか出ています。

不仲説もあったゆいかおり活動休止後の小倉唯さんとの仲良しぶりも!|もっと知りたいエンタメ情報ならトレタメ!

 

何度でも、私たちは主張し続けます。

ゆいかおり不仲説は根拠に乏しいデマであると。

金にしか目がない、自分の利益のためなら他人を傷つけても平気なトレンドブログに負けてはいけません。騙されてはいけません。

私は、これからも根も葉もないうわさを立てるトレンドブログと闘っていきます。

 

 

 


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