はいどうも、カワウソだよ。
2018年冬、アニメ『りゅうおうのおしごと!』が放送されたよ。
のうりん!で有名な白鳥士郎さんが書いた、将棋をテーマにしたライトノベルが原作だよ。
このライトノベルがすごい!2017年度・2018年度第1位を記録するなど評価が高かった上に、藤井聡太七段やひふみんといった昨今の将棋ブームも相まって今一番アツい作品の1つだよ。
さて、そんなりゅうおうのおしごと!のアニメを見て、ライトノベルとは違うものがあったように感じたよ。
それは、他のアニメ化されたラノベ作品にも共通することなんだけど、今回は、りゅうおうのおしごとを中心に、アニメとラノベの違いについて考えていこう。
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ラノベとアニメとでは何が違うか
ラノベの文章には『順番がある』
まず、アニメを見て感じたのは、
原作と感じが違うことを意識なきゃいけないということだよ。
どういうことかというと、それが文章と絵との違いだよ。
文章では、当然一文一文、情報が順番に並べられているのが一般的だね。
一つの言葉に複数の意味を持たせることはあるけれど、それはまれなケースだ。普通は、どんな小さな場面であっても順番がある。
これはすなわち、どんな情報でも順番が決まっているということだ。
例えば
『青い空、白い雲』
という情景描写だったら、
青い空→白い雲
という順番ができているね。
もちろんこの順番に大きな意味はないけれど、頭で受け取る情報が
青い空→白い雲
の順番になるね。
もちろん、本当は『白い雲、青い空』であってもいいのだろうし、作者がそこまで深く考えていない場合もあるだろうけれど(当然、細かいところまで考えている作家さんもおおいのだろうけれど)、とにかく、どれだけ些末な描写であっても順番がある。
そして、読者のほとんどは、無意識のうちに、その順番通りに情報を受け取るだろう。
これが、アニメと比較した際の小説・ラノベの特徴だと思われるよ。
アニメは『情報を同時に出す』
一方でアニメ。先ほどの例を引き合いに出すと、青い空と白い雲の絵が順番にでてくることはまれだね。
多くのアニメではそういう些細な情報に関しては同時に出してくる。
むしろ、青い空と白い雲を別々に出すと不自然になることが多いだろう。
なぜなら自然が、青い空と白い雲を同時に僕たちに見せているのだから。
しかし、その部分がラノベ・小説とアニメとを分ける一つの特徴ではないかな。
キャラを小出しにする原作と、キャラを一気に出すアニメ
アニメでは主要キャラ全員がEDに登場する
すべてのライトノベルに共通するわけではないけれど、多くのラノベでは、新巻で新キャラが登場することがあるよ。
りゅうおうのおしごと!もその例にもれず、巻を重ねるごとに個性的なキャラがでる。
2巻では、雛鶴あいのライバルとなるドS少女夜叉神天衣
3巻では、変態努力の男・山刀伐尽や、振り飛車党の代表格捌きのマエストロ・生石充というようにね。
ラノベが他の小説と違うところは、絵があること、キャラクターの顔がわかることだ。
小説では、表紙を飾る少数の人物を除いては、姿かたちは、文章の描写から読者が想像することとなる。(ラノベスタイルの小説も増えたけれど)
だからこそ自由度が効くと考えることもできるのだけれど、ラノベは一般的な小説とは少々異なる。
表紙には出ないようなキャラであっても、文章のところどころに挿されているイラストで描かれている。
だからと言って文章の描写で特徴が書かれているわけではない(むしろ文章からイラストレーターが人物を描く)のだけれど、文章だけで書かれた場合よりも、読者が描く登場人物の姿は限定される。
これが、一般的な小説とラノベとの違いだろう。
そして、このイラストという事象においても、アニメとラノベとで異なる部分がある。
ラノベの『りゅうおうのおしごと!』では、2巻で初登場するキャラ、2巻以降ではメインだが1巻ではちょっとしか出ないようなキャラのイラストは1巻には描かれない。当然だろう。
しかし、アニメ『りゅうおうのおしごと!』では、EDで5巻くらいまでの主要キャラが一気に映るんだ。
これが、ラノベとアニメとの違いだろう。
すなわち、ラノベでは、描写されているキャラはその巻で登場するキャラだ。
しかし、アニメのオープニングやエンディングで描かれるキャラの中には、何話か待たないと登場しないキャラもいる。
これが、ラノベとアニメとの違いではないだろうかな。
3.まとめ
まとめると、
ライトノベルとアニメとの違いは
・情報の順番の有無
・キャラクターの出し方
だよ。
本日はここまでだよ。
原作とアニメ、両方を楽しむ人が増えることを、1ファンとして心から望んでいるよ(^●ω●^)
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