公開日:2017年12月18日

あなたの常識はみんなの非常識かもしれない-小池一夫氏の呟きから


昨日、有名ツイッタラーの小池一夫氏が、以下のようなつぶやきをしたよ。

それに対して、多くの賛否両論がよせられたよ。

その中で特に批判が殺到したのは、氏が『常識のない』と愚痴をもらした点だよ。

人伝で聞いた話にもかかわらず、『すごい話』『非常識な行動』と拡散すべきこという批判がされたよ。

どういう状況であったのかわかりかねますが、自分に必要ないものを断ることは、非常識であると大勢に拡散されるほど悪いことなのでしょうか。それも人に聞いた話として。

今晩は、この『常識』について、ひとつ考えていこう。

1.そもそも常識とは

まず、『常識』って何だろう?

「よく使う言葉だけど…」

ブリタニカ国際大百科事典にはこう書いているよ。

一般に学問的知識とは異なり、普通人が社会生活を営むためにもち、またもつべき意見、行動様式の総称

つまり、定義に従えば、常識は持っているべきことなんだね。

ということは、小池さんは、お土産が自分の好きでないものであっても、うけとるべきだと考えている、ということだね。

意見を言うとき、安易に決めつけるのは控えよう。

2.『常識』という言葉はなくなりつつある

さて、ここではお土産受け取り拒否の是非は議論しないよ。

小池氏のつぶやきをきっかけに、常識ってなんだろうと考えるのが目的だからね。

2.1. 変化する次代に、『常識』は消えてゆく

で、その常識、ぼくは、この言葉がとても小さな範囲に限られてゆくと考えているよ。

その理由は大きく2つ。

まずひとつが、常識は時代や世代により変わるから。

例えば、高度成長期の労働者の常識と、現代の労働者の常識とは大きくちがうよね。

高度成長期なら、働けば働くほど、みんなが豊かになる。徹夜でも頑張れた。残業は良いことだったんだ。

でも今は違う。ブラック企業という概念が生まれ、定時を過ぎても残業するのはよくないという考えが、若い世代を中心に広まってきている。

さらに今は、時間の変化が昔よりも著しくなっているんじゃないかな。

10年前の日本では、家電を毎年買い変えるなんて人はほとんどいなかったと思うよ。

でも、iPhoneは、新しく発売されるたびに、切り替える人が一定数いるよね。

他にも、中国の経済成長を見ると、2011年、わずか7年前まで日本と同じくらいだったのに、今や日本の倍の経済力を誇るようになっている。

こういう風に、時代の変化が早いから、産まれるのが2,3年違うだけで、持っている認識が大きく異なってくるんじゃないかな。

こんな時代じゃあ、世代を超えてみんなが持っている『常識』の量は減って当然だとおもうよ。

2.2. 『常識』はボーダーレス社会にそぐわない

時代の流れだけじゃなく、ヒト・モノ・情報の流れが活発になってきていることも、『常識』の衰退に繋がるんじゃないかな。

30年前なら、もし勤めている会社がブラック企業だとしても、それを『社内常識』と思って渋々働くことができたかもしれない。

でも、今はTwitterやFacebookでいろんな企業の内情を簡単に知れる、あるいは、外国の社会生活の情報にもアクセスできるね。

簡単に広範囲の情報を得られるようになったから、今まで『全世界の常識』だと信じて疑わなかったものが、実は『日本だけの常識』だったり、『会社だけの常識』だったりするのを知ってしまう。

常識が通用する範囲が狭まるんだね。

でも、通じる範囲の狭い常識は、常識とは言えないんじゃないかな。
『お客様は神様です』は本当に正しいのか考えてみた

3.誰にとっての『常識』かを考えよう。


かといって、『常識』という言葉が絶滅するかと言えば、そうとも限らないよ。

ただし、『常識』が限定的であるということは意識しなければいけないと思うよ。

例えば、テレビ番組で専門家が

『これは医学の世界では常識なんですが』

とかそういうのを耳にしたことがある人は多いんじゃないかな。

それと同じように、

『弊社ではこのように行動するのが常識としています』

『我が国では、こういう考え方が常識だ』

のように、範囲を限定して『常識』という言葉を使えばいいんじゃないかな。

そうすれば、受け手も

『あなたはこう考えているが、私たちは違う考えをしている』

と意識できるしね。

3.まとめ

まとめると

時代の流れが早く、様々な考えを持つ人と交流する現代では、『常識』という言葉は通用しなくなっている。誰にとっての常識を明記することで、無意識に持っていた常識の存在に気付き、コミュニケーションがスムーズになるのではないか

今回は以上だよ。

みんながお互いを尊重し理解し合えるようになればいいな(^●ω●^)


ビジネス常識としての法律〈第2版〉 (日経文庫)

東大教養学部「考える力」の教室


Published by english-otter

早稲田大学先進理工学部生。英語とクイズ番組が好き。 社会問題も興味あり。計算も好き。要はたいがい好き。 好きな人は小倉唯。男性は伊沢拓司。 twitter @english_otter Naverなどまとめサイト・キュレーションサイトへの無断転載は禁止しておりますのでご了承ください

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