公開日:2017年11月25日

坂本龍馬を教科書から消してはいけない-高大連携歴史教育委員会へ


日本史・世界史の教科書からいくつかの用語・人名が省略される予定だよ。

「坂本龍馬が教科書から消える」には、大誤報が潜んでいる

「ゆとり?」

世代的には、今の中高生は脱ゆとり世代だよ。

でも、なんでだろうね。

今日は、その件を考えてみよう。

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1.暗記科目のレッテルを剥がす

まず、なんでこんな案が出されたかを見ていこう。

高大連携歴史教育委員会 によれば、

大学入試で歴史の細かい用語が出題され、高校の授業が暗記中心になっているから

だそうだよ。

事実、この30年で増えた用語数は4300もあるそうで、入試もより細かいところを問うてきているようだね。

現在教科書に載っている用語数は約10000。

そう考えると、確かにこの考えは同意できるところもあるよ。

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2.暗記から解放してくれていた人たち

さて、じゃあどんな人・どんな出来事が削除されるか、具体的にみていこう。

高大連携歴史教育委員会によると、

坂本龍馬、大岡越前守、上杉謙信、武田信玄、吉田松陰

などだよ。

「有名人多くない?」

そうだね。ゲームのキャラにもなっている人も多いよね。

合理的に考えれば、上杉謙信や武田信玄は天下統一にはさほど関係していないし、

吉田松陰も、直接歴史を動かしたわけではない。

削る理由は、探そうと思えばいくらでも見つかるよ。

「じゃあ、別にいいじゃん。」

でも、例えばの存在は、徳川家の反抗を一番示しているし、坂本龍馬を記述することで、当時の薩長の仲の悪さを伺うことができる。

こういった人たちを削除しちゃうと、こんな風に歴史の文脈を読み取ることがかえって難しくなるんじゃないかな。

確かに、用語を減らすことで、教科書の歴史はスムーズに理解するもしれないけど、

歴史ってそんなスイスイ行くべきものじゃないと思うよ。

それに、上杉謙信や坂本龍馬は、習う前からなんとなくしっているだろうし、改めて暗記するような人物じゃないよね。

てことは、歴史という科目を暗記から解放してくれていた人達じゃないかな。

暗記科目から脱出しようとして、かえってその尽力者を削っているように見えてしまったよ。

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3.教科書を変えなくても、対策はできる

そもそも、大学入試のために教科書を変える、という発想が僕は受け付けないよ。

「どういうこと?」

もし高校の授業が、大学入試のためだけにあるのなら、大学に行かない人、歴史の科目を受けない人にとってはなんの価値も無いってことになるよね。

でも実際はそうじゃない。

「でも、受験で細かいのが出されてるのは事実でしょ?」

出さなきゃいいじゃん。

「え?」

少なくとも国立大の入試には、坂本龍馬や吉田松陰を載せずに問題を出すことができる。

私立に直接圧を加えるのは難しいかもしれないけれど、国立大の入試が変わっていけば、私立も影響受けて、細かい単語を問わなくなるんじゃないかな。

まとめると、

暗記教育から脱出するために坂本龍馬や吉田松陰を教科書から消すのは、かえって暗記科目の印象を強めてしまうおそれがある。

大学入試や考査試験を工夫することで、教科書を変えなくても歴史の暗記科目化を防ぐことはできる

本日はここまでだよ。

教科書のせいで、未来の世代が無教養にならないことを願うよ(^●ω●^)



Published by english-otter

早稲田大学先進理工学部生。英語とクイズ番組が好き。 社会問題も興味あり。計算も好き。要はたいがい好き。 好きな人は小倉唯。男性は伊沢拓司。 twitter @english_otter Naverなどまとめサイト・キュレーションサイトへの無断転載は禁止しておりますのでご了承ください

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