
はいどうも、カワウソだよ。
2016年、2017年と、トランプ大統領のおかげで、日本でジワジワと知られてきた言葉があるね。
それが、フェイクニュース。
そのフェイクニュース、アメリカだけでなくて、日本でも普及しだして、政治家なんかは都合よくこの言葉を使っている。
世の中の嘘が暴かれるようになったのはいいことだけれど、逆に言えば、情報を判断する能力がなければ、いとも簡単にフェイクニュースに騙されてしまう時代でもある。
今回はそれを受けて、テレビをはじめとするメディアにどう接していくかを考えていくよ。
目次
テレビを過信してはいけない
まず、最近みんなわかってきたけれど、テレビが100%正しいわけではないよ。
テレビも、詰まるところいえば、商業組織だよ。
だから、売れるためなら手段を選ばない局が中にはあるかもしれないよね。
『最近のメディアは安倍寄りだ』
と書かれていることが多いよ。
池上彰さんの本によると、自民党幹部の人が、ニュースを逐一チェックして、自民党に都合の悪い批判が起こったら一つ一つ連絡しているそうだ。
では、政権寄りになっていると日本国民全員が思っているかというと、むしろ真逆に思っている人もいるようだ。
例えば、総理を応援する側からすれば、森友学園問題以降、いや、都議選のあたりから、明らかに安倍首相を非難する番組が増えたようになってきた。
特に報道ステーションといった、とりわけ自民党に厳しい意見を出している番組に対して『反日番組』とツイートしている人もいるようだ。
もちろん、国家首脳はクリーンなほうがいいし、とりあげるべきではあるけど、
あまりにもテレビの手のひら返しが激しかったんだね。
一部政党や一部思想を叩きたいがあまりに、自分たちの考えに不利な情報を報道しなかったり、信憑性の低い情報を取り扱ったりする可能性はあるよね。
そういうことがあるから、『テレビは信じるべきもの』と考えるのは危険だと思うよ。
ネットが正しいともかぎらない
ここで、テレビがダメならネットだという人も増えてきているようだ。
でも、ネットも過信するとまずいよ。
確かに、とくにSNSが流通したことで、テレビが忖度するような情報を一般人が発信できるようになった。
でも、その中にだって、デマやフェイクニュースは当然存在する。
有名なのは、熊本地震で動物園のライオンが逃げ出したというつぶやきかな。
〝ライオン脱走〟フェイクツイッター男を起訴猶予 熊本地検「面白半分でデマ、しかし反省もしている」
デマで混乱させたため、つぶやいた本人が逮捕されるまでにいたったよ。
ニュース番組が専門家によるチェックを受けているのに対して、ネットでは、どれだけフェイクニュースを流してもお咎めを受けるケースは少ない。(保守速報の敗訴など、人権蹂躙と判断されたケースはそれなりの仕打ちを受ける)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00010005-bfj-sci
でも、ネットにはいろいろな考えの人がいるし、偏向報道はおこらないんじゃないのかという考えもある。全員が右翼というわけでもなければ、国民全員が安倍総理を嫌っているわけでもない。また、冷静な判断のデキル人も大勢いる。だから、ネット全体で見れば偏向報道は起こらないという理屈だ。
それは確かに正しいよ。でもそれは、ネット全体を見ればの話だけどね。
例えば、誰でもいいので、有名人の名前をGoogleで調べてみよう。
そうすると、大体トップ記事にあるのは
ウィキペディア、公式サイト、Amazonなどだよね。
で、1ページ目がそれだけで埋まることは少ない。
たいていが、誰かのブログが載る。
例えば、『伊沢拓司』 で検索すると、
1ページ目の最後に僕のワードプレスブログが載っている
で、こういった、トップページに載る記事が必ずしも正しいかといえば、そうではない。(僕の記事は正確な情報に基づいているけれど)
正しいかどうかに関係なく、人気な記事がトップページにのるんだ。
あとは、SEO対策って言って、トップページにのりやすいテクニックも使われるんだけど、とにかく、その記事の正しさは関係ないよ。
話題となったのは、 DeNAだね。
嘘の情報を流し続けていたんだね。
そりゃあ、グーグルに出てる記事を1000記事くらい読めば、何が正しくて何が間違っているのかわかるかもしれないけど、大抵の場合、トップページの記事を全部よむことさえしない。
あるいは、サジェスト汚染というのもある。
例えば、声優ユニットの『ゆいかおり』をGoogle検索すると、『ゆいかおり 不仲』と予測が出てくる。
そして、それを検索すると、ゆいかおりの二人が不仲だったのではないかという旨のアフィリエイトブログが多数掲載されている。
実際彼女らの活動を知っている人からすると、そんなフェイクニュースを信じる人がいること自体信じられないことなのだけれども、事情をよく知らない人が読んで信じてしまう事例もあるだろう。
このようにして、フェイクニュースにあっという間に騙されてしまいかねないのが、この世の中だ。
『完全に信じられることは少ない』ことを知っておく
これだけフェイクニュースが世にはびこり、逆に正しいニュースさえもフェイクニュースという人が出てきている。
そんな時代、信じられるニュースなどないと思うかもしれない。
しかし、そう思うのも、そもそも論としてちょっとおかしい。
というのも、そもそも信じられるニュースなど存在しないんだ。
逆に、『ニュース信じ込んではいけない』と知った上で、テレビやネットを見てみよう。そうすれば、世界が変わって見える。
ニュースを見ていて
『これ、本当かな?』
って思うことがあると思うよ。
『アベノミクスは成功したって首相は言うけれど、貧富の差は拡大していないか?』
『モリカケ問題は、共産党が訴えるほど重要か?』
って常に考え、他の情報媒体で調べることが大切なんじゃないかな。
それで、疑問に思ったらどうすべきか。
そういうときに役立つ、信憑性の高いデータというのがある。
それが。政府や大学・公的機関のデータだ。
こういったデータは、中立的な立場をとることが多いよ。
いろんな機関が調べて、
『あなたの調査だけ、特異な結果になっていますね』とか
『私の国の調査とあなたの国の調査と、結果が大きく異なるのですか』
となると、その機関や国の信頼が下がるからね。下手な真似はできないから、中立でまっとうなデータを公表する可能性は非所に高い。
だから、『これって、データ的にあってるの?』とか『都合のいいことだけ示してるんじゃない?』とか思ったときは、政府や大学のデータを調べればいい、そう思うよ。
まとめると
テレビやネットはフェイクニュースが多く存在し、必ずしも正しい情報を与えてくるとは限らない。だからこそ批判的にメディアを見、疑問に思ったところは、政府や大学の発表しているデータを頼りにすることが望ましい
今回はここまでだよ。一人ひとりがよく考えることが、フェイクニュースに惑わされない1番の方法だよ(^●ω●^)