はいどうも、カワウソだよ。
KADOKAWAの重役の説明により、けものフレンズたつき監督事件はある程度解決に向かっているようだね。
「けもフレ」たつき監督2週間ぶりツイートで生存を報告 次作は未定ながら「もくもく作ってゆきます」
KADOKAWAはたびたびにたことはやってきたそうだけど、2017年の春、別の会社が似たような騒動を起こしたよ。
それが、3月31日、 キングレコードによる声優ユニット『ゆいかおり』活動休止報告事件だ。
前年から、キングレコードは、田村ゆかりさんとの契約期間終了など、ファンを狂乱させる事態を起こしたことでも知られるよ。
田村ゆかりさんもゆいかおりも、武道館ライブを成し遂げる等、かなり人気で、キングレコードの収入源の一つである可能性もある。
しかし、それにもかかわらず、こうした大物声優を解任・活動休止に追い込んでいる。
キングレコードは大きな会社ではあるけれど、正直なところ不透明さが垣間見えるよ。
今回はKADOKAWAとキングレコード、この2社の共通点について考えてみたよ。
改変すべきでないところも変えたがる
政治の世界でも保守派・リベラル派はいるけれど、他の業界にも右派左派はいるよ。
そして、この2社は、少なくとも事件を起こした人たちは、改革派だと思うよ。
もちろん、情勢が悪化している場合は革新が必要だね。悪化しているにも関わらず環境を変えるのは、それまたよろしくないことだろう。
しかし、改変の必要がない、むしろ、変えない方がいい場合もあるよね。
それが、現状が成功している時だね。
けものフレンズも、ゆいかおりも、大成功をおさめている。
特にけものフレンズは今までにない社会現象を巻き起こした。
にもかかわらず、今の状況を攪拌してリセットするのはどうかと思うよ。
正直、賢い選択だとは思えないよ。
外から見ていると、キングレコードやカドカワに利権が絡んでいるのではないかと勘ぐってしまうね。
自分の中で結論が決まれば他の声を聞かない
もう1つ、これも改革派あるあるなんだけど、合理的すぎる、ビジネスライクすぎるんだよ。
確かに、ビジネスの世界では合理的であればあるほどいいよね。
実際、ビジネスの観点からすると、キングレコードの断行は成功している面もある。
悔しいけど、小倉唯さんはゆいかおり音楽活動休止以降、仕事が忙しくしくなっているのは事実。
けものフレンズだって、たつき監督以上にキャリアのある人はいくらでもいる。それを考えると、降板の理由が説明できる。
でも、人間は完全に合理的な生物ではない。
それも、モノじゃなく、ヒトの扱いに関しては、合理的な判断が最適解かと言われると、やはりそれは違うと思うよ。
とくに、アニメ制作にかかわるカドカワや、声優含む芸能人を管轄するキングレコードは、合理的でない部分、ファンの心理等を包括的に考えて計算することが求められる。
しかし、カドカワやキングレコードはそういう「非合理的な」意見を聞かずに行動した。そのあたりで、会社と僕たちの間に乖離ができたのではないかな。
非合理的なことに考えが行かなかったから、KADOKAWAの株価が下落したんだね。キングレコードは一般の人は株を変えないのだけれど、もし公開されていたらキングレコードも危なかっただろうね。
他の会社にできなくても大会社だからできる
では、なんでそのような『非道な』行為ができるのだろうか。
しいて言えば、カドカワ・キングレコードの2社だからこそできる行為だろう。
これらの会社が大きい。非常に大きい。各業界で日本トップの座を誇る。
となると、相対的に関係者の規模はちいさくなる。
名目上対等といっても、事実、関係は不平等で、権力の差もある。
そして、KADOKAWAやキングレコードには、同時に解決すべき問題が山ほどあっただろう。
となれば、連絡の優先順位が下がるというのは考えられる。同時にこなすことはできないからね。
優先順位が低いと思っていたこと(たつき解任・ゆいかおり活動休止)が、実は低くなかった、それで、混乱が起こったんじゃないかなと考えるよ。
まとめると、2社の騒動は
・変えるべきでないところに干渉しすぎた
・合理性だけで判断した
・暴走を止められる人がいなかった
この3点じゃないかな。
今回はここまでだよ。
けものフレンズのゴタゴタが、2期までに解決されたらいいな(^●ω●^)
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