はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。
今日も頑張っていこう。
書店で歴史の勉強本を見ていると、歴史は逆から学べ! という論調をよく見かける。
普通歴史の授業では古代→近代・現代へと進めて行くよね。
でも、考えてみると、何千年、何万年も昔のことなんて、今のことと直接結びつかない
例えば、北京原人とBrexitとでは、2016年のアメリカ大統領選関係あるのは後者だよね。
そこで、まず現代のことを知る。そしてその原因を歴史に求める。それを何回もやることで、1000年、2000年前のことを勉強していく。そっちのほうが、歴史が如何に社会に役立つかを実感できるよね。
今回は、そういった『歴史を逆から学ぶ』を、世界一受けたい授業などで有名となった河合敦さんの本
日本史は逆から学べ 近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる (知恵の森文庫)
を参考に実践してみたよ。
なぜ歴史を逆から学ぶべきなのか
歴史を逆から学べば現代のニュースがわかる
なぜ歴史を逆から学べばいいという風潮があるのか
それは、彼の著書にある具体例から謎徳ことができる。
先ほどもすこし言ってしまったのだけれど、歴史を新しい順にめくると、現代の政治情勢や文化がよくわかるんだ。
すなわち、例えば、なぜ2016年のアメリカ大統領選で共和党のトランプが民主党のクリントンに勝利したか、それを考える上で、2010年代前半のアメリカの状況を考えた方が、植民地時代のアメリカを考えるよりも効果的だよね。
では2010年代前半のアメリカはといえば、初めて黒人系の大統領が誕生した。
その反動で、白人至上主義者・反知性主義という、いわばオバマと正反対のトランプが台頭したというのがかんがえられるね。
このように、歴史を逆から紐解いていくと、現代からスタートすることができる。
一方、縄文とか弥生とかから始めている従来の歴史の学び方では、原人とか猿人とかから始まっていて、現代と強く結びついている近世・近代が来るまでに非常に時間がかかる。それに、最初の方は不明だったり曖昧な部分も多くあり、そういうことが合わさって、歴史をつまらなくさせる。
そうじゃなくて、逆に、新しいことから学んでいくと、「なんとなく知っているところ」から始まって、だんだん未知の世界に入っていくので、スタートダッシュが切りやすい。
そういう意味で、歴史を「逆から」学ぶのはとても有効なことだと思うよ。
例題
例題その1.なぜ日本は経済大国になれたのだろうか
まず例として、本い書かれている質問を考えてみよう。
それが、なぜ日本は経済大国になりえたのかという疑問だ。
Q.なぜ日本は、経済大国になり上がることができたのか?
最近は調子が落ちてきているとはいえ、人間も資源もアメリカや中国に劣る日本がGDP世界3位になれたのなんでだろう?
A.アメリカが戦後日本の経済成長を後押なぜししたから
じゃあ、
Q.なぜアメリカは戦後日本の経済成長を後押ししたの?
A.冷戦で、日本を西側陣営の防壁にしようとしたから。
こういう風にどんどん遡って、この本の最後の質問は
土器が発明される前、人々はどのような暮らしをしていたのか?
になるよ。
この方法を生かして、別の問題を考えてみよう。
例題その2.なぜ北朝鮮はミサイルを撃つのか
North Korea Fact Book【電子書籍】[ Zhingoora Books ]
Q.なぜ北朝鮮はミサイルを撃つのか?
このブログ投稿日、2017年9月15日、北朝鮮のミサイルが襟裳岬上空を通過したよ。
なんでこんなことをするんだろう?
ぼくが考える答えの一つはこれだよ。
A. 自国の力を国民に誇示するため。
金正恩総書記だけでなく、歴代のトップが太っているのも、自分の力や権力を見せつけるためじゃないかな。
Q.じゃあ、なんで北朝鮮は国民に力を誇示する必要があるの?
A. 自国をサポートしていた共産圏が崩壊したから。
朝鮮戦争で仲間だったソビエトが崩壊し、そして中国も資本主義を取り入れ、北朝鮮への積極的な支援が難しくなったんだね。
支援が減って、国が貧しくなった。その不満を消すために、悪は日米だと力強く言う必要があるんだね。
Q.なぜ北朝鮮は共産圏にはいったの?
A.日本から独立したと同時に、米ソに利用されたから。
太平洋戦争後、日本は朝鮮の独立を認めたね。
その後、韓国を資本主義体制に、北朝鮮を共産体制にすることで、米ソは、朝鮮戦争という形で、争ったんだね。
こう言う風に、逆から考えれば、今のニュースが面白くなるよ。
今回はここまでだよ。みんなも逆から考えてみてね(^●ω●^)
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