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効果的に語彙力(ボキャブラリー)を増やす、邪道の勉強法

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突然だけど、みんなは読書しているかな?

「ホント突然ね。」

マイナビの調査 によると、社会人の月読書冊数は2.58冊。

さらに36.1%が、『読まない』と回答したよ。

ぼくは毎月、和書10冊(うちフィクション2冊)、洋書1冊は最低読むから、少し意外に感じたよ。

月に3桁読む佐藤優さんやDaiGoさんらと較べたらぼくは全然読書家じゃないけど、それでもそこそこ読む方ではあるということだね。

今回は、そんな読書の効能と、読書法を見ていこう。

1.読書の効能

1.1.読書は『時間の無駄』ではない。

まず、フィクションかノンフィクションによらず、ある程度の質の書物を読むことには効果があると思っているよ。

読書の効果は凄まじい!本を読むと得られるメリット10

に詳しく書いているけれど、

国語力があがる、仕事の能率があがるなどのメリットがあるよ。

まずはノンフィクション。中でも新書と呼ばれるものは、情報をまとめ、一つの主張をしている。

そこで、中には都合のいい解釈をしている本もあるけれど、その場合は『ここがこういう理由でおかしい』と考えるきっかけになる。

論理的に考える力が養えられるんだね。

そして、フィクションでは表現力があがる。

かつて、堀江貴文さんは、小説を読むのは対時間効果が悪いと言っていたよ。

確かに、短絡的に考えればそうかもしれないけれど、中長期的に見れば小説を読むのはメリットが勝るよ。

フィクションは、ノンフィクションと違って、1冊読めばすべて分かるってものでもないし、読んだところで直接変わるかと言うとそうではない。

ただ、世の中いろんな考えがあるということが、フィクションを通して痛感できるよ。

『発想の転換』というのはよくきくけれど、発想を切り替えるより発想が自分と違う人の考えを読む方が楽でしょ。

小説は、その手助けになるんだ。

2.ノンフィクションの読み方

2.1.赤線で書き込みはしない

まず、ノンフィクションの読み方でよくあること。

佐藤優さんや斎藤孝さんがやっているのは、本に傍線を引いたり書き込みをしたりする方法。

でも、ぼくはこれには反対なんだ。

「なんで?」

大切だと思っていたところが振り返ってみれば大切に思えないことがたびたびあるからなんだ。

最初に読むとき、鉛筆による傍線ならまだしも、意見を書き込んだり、赤鉛筆や蛍光ペンで線を引いたりしたら、いやでも目立ってしまう。

となると、最初に読んだ時の意見に縛られて読んでしまうね

線を入れると、『あの時はああ考えていたけど、今は違うな』と訂正しにくくなるんだ。

2.2.ドッグイヤーで要点まとめ

「じゃあ、どうすればいいの?」

ぼくがやっているのは、ドッグイヤー法

『ここは大事な項目だな』『ここは要点だな』と思うページに折り目をつける。

実は、ぼくはこの方法で速読を身に付けているんだ。

どういうことかと言うと、大切だと思っても、熟読しない

その方法で、毎日電車の往復で3冊くらい読んでいるよ。

「それじゃ身につかないじゃん。」

いや、そうじゃない。

帰宅後、折り目のついたページを熟読するんだ。

そこで必要なのは、ノート

折り目のついた箇所を熟読して、本の内容を1ページにまとめる。

そうすれば、本の内容がコンパクトにまとめられるね。

3.小説の『邪道』読書法

3.1.邪道ポイント『感動しない』

まず、感動する必要はない。

「え、何いってんのこのカワウソ」

どんな名作でも、全人を感動させるのは不可能だよ。

だから、感動しようと思って読まないこと。

川端康成のように、シーン一つ一つに深い意味を含む作品もあるけれど、それで感動できなくても、それは川端康成が合ってなかったってだけ。

深読みしたところで作者の意図と合致しているかどうかわからないし、

小説に慣れてない人は、まず字面だけ追うといいんじゃないかな。

深読みしたり感動ポイントを見つけようとせず、読みたいように読むのが一番だと思うよ。

3.2.知らない語彙を捜そう

「じゃあ、ほとんどの小説って無駄なんじゃない?」

確かにね。合理的なメリットは見つからないかもしれない。

じゃあ、どうするか。

合理的なメリットを見つければいい。

特に小説で目立つのは、語彙力と表現力。これを探しながら読むのはどうだろう?

「?」

ぼくは洋書を読む時、知らない単語や意味のわからない文法があれば、下に線を引き、後で単語帳に記している。

同じことを日本語の小説でやればいいんだ。

具体例を示そう。

例えば、三島由紀夫の『音楽』という作品には、BGという言葉がでてくる。

その隣に傍線を引き、ページに折り目をつける。

あとで調べて、ビジネスガールの意味と知る。

それを、ノートや単語帳に書くんだ。

同じことを他の作品でやっていけば、優れた語彙力をもつことになるね。

「でもさ、今、語彙力の本でてるじゃん。」

ああいう本は確かに役には立つよ。

ただ、他の人も買っているだろうから、ハウツー本だけでは差別化できないね。

変わって、三島由紀夫の音楽を読んでる20代30代はそう多くないし、ましてやその中にある高度な単語をすべて知っている人はもっと少ない。

ライバルと差別化するのなら、小説が一番じゃないかな。

本日はここまでだよ。

いろいろ試して、ぜひ読書家になってみてね(^●ω●^)

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