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食パンくわえて走る少女にぼくがぶつからない理由を考えてみた

更新日:

はいどうも、カワウソだよ。

ツイッターをみていたら、あるブロガーさんが、体を張って面白い実験をしていたよ。

食パンを咥えて走れば、運命の相手に衝突するのか検証してみた。

 

漫画でよくある、遅刻して食パンをくわえた少女にぶつかるシーンを検証したんだね。

食パンを咥えて走っても結局ぶつかることはなかったという結論だったよ。

世の中には変わったことをする人もいるんだね。

 

さて、それへの便乗二次検証として、ぼくも検証していくよ。

とはいっても、ぼくは体力ないし走りたくないし、美少女でもない。

と、いうわけで、計算で、客観的に、食パンくわえて走れば人にぶつかるかどうか考えてみたよ。

以下、実際に食パンを加えて美少女にぶつかる確率を計算してみたよ

 

どこを食パンで走り回るか

豊島区で走り回ってみよう

今回は、日本一人口密度の高い市区町村、豊島区で走り回ることを考えてみるよ。

(あとから判明したけど、別に人口密度の高い場所を選ぶ必要はなかったよ。)

とはいえ、少なくとも東京に住んでいる美少女とぶつかる際には大いに参考になると思うから、このまますすめていくよ!

14万5000人が大移動

まず、豊島区のデータから。

人口:23.3万人

面積:13.0km^2

区の木:ソメイヨシノ

 

ただし、データはこれだけじゃ不十分だ。

なぜなら、豊島区は他の市区町村からも人が流入するからね。この部分も計算に入れなければいけない。

で、どのくらいの人が流入するか調べたところ、昼人口は37.8万人だった。

つまり、なんと毎日最低でも14.5万人が豊島区を行ったり来たりしているということになるよ。とてつもない数だね。

 

とはいえ、今回検証するのは、食パンを加えた美少女にぶつかる確率だ。

この14.5万人がいっせいに移動しているわけではないということを頭に入れなければならない。

豊島区に住んでいる人が仕事場へ行くケースも考慮に入れて、今回はその半分、7.25万人を、豊島区の道路にいる最大人数とするよ。

 

以下、豊島区に7.25万人が道路にいる、という仮定のもと話を進めていくよ。

豊島区に曲がり角は1400個

 

とりあえず、道路にいる人口は推定した。

あとは曲がり角だ。美少女とぶつかるのは曲がり角なんだからね。

しかし、ここが問題だ。どうやって豊島区にある曲がり角の数を数えればいいだろう。

 

正確な値を出すのは不可能だから、なるべく単純な形で計算していこう。

 

まず、豊島区を綺麗な正方形と考える

となると、豊島区は一辺の長さが3600mの正方形となる。

そして、100mごとに角があると考える。

そうすると、角の数は、タテ、ヨコともに36+1=37個。よって、角の数は37×37=1369。 1.37千個あるんだね。

 

勝手に正方形にして大丈夫なのかとお思いの方もいるだろう。というか僕自身そうだ。

正直言うと、こういう一般化は正確じゃない。だけれど、こう勝手においても、値のスケール、桁が違うほどの誤差はおこらないんだ。

つまり、豊島区の(そこそこ大きい)曲がり角の数は数千個程度ってことはほぼ間違いないよ。

曲がり角には、意外に人がいた

 

で、道路の幅を5mとしよう。このとき、豊島区の道路の面積は1.35km^2。

うち、角の面積は合計で3.42×10^-2km^2

つまり、豊島区の道において、角の占める割合は2.54%

 

ということは、角にいる人数は

7.25万×0.0254=1840人

 

1つの角あたり1.34人、一角に1人以上いる計算になるよ。

もちろん、ここまで均等にはならないけれど、豊島区で走れば、曲がり角に人がいる可能性は高いことがいえるね。

『食パン加えた美少女』という条件を外して、誰かにぶつかる確率でいえば、かなり速く走れば確率は100%に近い値が出ると思うよ。

 

人口密度の高さは関係なかった

走ると靴が鳴る

 

しかし、ここまで計算してはたと気が付いた。

ここまでの仮定はあくまでも電卓ではじき出した答えでしかない。

実際豊島区で走っても、人とぶつかることはそう多くないけれど、なぜだろうか。

 

その答えが見つかった。

走ると靴が鳴るから

だ。

 

走ると、音がなるよね。呼吸音もするし、風を切る音もするかもしれない。

なにより、このシチュエーションなら『いけな〜い、チコクチコク!』と言いながら走ることが不文律となっている。

人間の聴覚反応は約0.15秒。視覚反応(0.20秒)よりはやい。

さらに、曲がり角ではお互いがぶつかる直前まで相手が見えないのに対し、足音はぶつかる前に聞こえる。

 

ということは、『いけな~い、遅刻遅刻』と言いながら食パンをくわえて走れば、相手がほぼ間違いなく気付くその結果、走ってぶつかる可能性はゼロといっていいという結論になったよ。

もちろん、靴の質等によって、現実にはぶつかることもあるだろうけれど、とにかく、

『いっけな〜い、チコクチコク!』

とパンを咥えて走ってぶつかろうとするのは非効率だと結論づけるよ。

 

それでもぶつかりたいのなら

もし、それでもぶつかりたいと思うのなら、音の出ないクッション付きの靴を履き、音を立てずに、陸上選手並みの速さで走ることをおすすめするよ。

ここまで引っ張っておいて、道路も人口も関係なかったよ。

 

でも、人口が多ければぶつかるというわけではないということがわかっていただけたらうれしいよ(^●ω●^)

 

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